フロア型スピーカーのおすすめ人気ランキング【2025年】

音楽をよりよい音で楽しみたいならハイレゾ対応の商品を選びましょう。ハイレゾとは情報量の多い音源のこと。情報量の限られるCDなどでは省略されている空気感や繊細な息づかいなども収録できます。生歌・生演奏に近い状態の音を聴けるので、音質にこだわりたい人におすすめです。

ハイレゾ対応スピーカーの特徴は繊細な音の表現力。とくに高音域の再現力を高めています。フロア型スピーカーは低音の表現力が高いため、高音・低音ともによい音質で再生可能。ハイレゾと相性のよいスピーカーといえるでしょう。

ハイレゾ音源をよい音で聴くためには、スピーカー以外の接続機器もハイレゾに対応したものを選びましょう。とくにデジタル音源をアナログに変換するDACを使う場合、非対応のものを接続すると音が出ないこともあります。ハイレゾ対応は、ロゴや商品名でチェックできますよ。

ホームシアター用のスピーカーには、5.1ch・7.1chなどのマルチチャンネルモデルがおすすめです。マルチチャンネルは複数のスピーカーで立体感のある音を表現するシステム。映画などで音がする方向までわかるので、臨場感のある視聴を楽しめます。

マルチチャンネルのシステムは、設置スペースに合わせて選択しましょう。それぞれのスピーカーはモニターを見る人の位置に合わせ前後左右に設置します。スピーカー間はある程度距離を空けないと音がばらばらになりやすいため、8畳以上の空間に設置するのが向いていますよ。

低音域を重厚にしたいなど、好みの音が決まっている場合はユニットの種類から商品を選ぶのがおすすめです。ユニットとは電気信号を音に変える部分のこと。形状や音を鳴らす方法が種類によって違うため、得意な音域や指向性などがそれぞれ異なります。

強調したい音域が低音ならコーン型がおすすめ。低音の響きが重要なロックなどの再生に向いています。ポップスなどの中音域メインの音楽を楽しむならホーン型やドーム型を選びましょう。クラシックなどで高音域をしっかり聞きたいならリボン型が適していますよ。

音の鳴り方に重点を置いてユニットを選ぶのも選択肢のひとつ。スピーカーの正面で音を聞くことが多い場合は、指向性の高いホーン型を選びましょう。逆に広い範囲に音を届けたい場合は、ドーム型が向いています。

複数のユニットを内蔵した2WAY以上のスピーカーで雑味のない音を聞きたい場合は、バイワイヤリング接続の商品を選びましょう。バイワイヤリングはウーファーとツイーターそれぞれに信号を送る方式のこと。1つの信号で両方を鳴らすよりも音質を高められますよ。

原曲の再現度やクリアな音質にこだわるなら、ヤマハ製のスピーカーが向いています。ヤマハのスピーカーは楽器メーカーとしての経験を活かした音質の高さが特徴。さまざまなジャンルの音楽鑑賞はもちろん、テレビ・映画用としてもおすすめです。

代表的な商品は独自技術のウェーブガイドホーンを搭載したNS-F350や、ピュアな音が特徴のハイレゾ対応モデルNS-F901など。ウェーブガイドホーンは壁などによる反射で発生するノイズを抑える技術で、クリアな音質を楽しめますよ。

力強い低音が聞きたい人は、アメリカの老舗メーカーであるJBL製のスピーカーを選びましょう。同社のスピーカーは個性的な響きがあるパワフルなサウンドが特徴。音楽ジャンルでは低音を響かせるロックやジャズなどの再生に向いています。

代表的な商品は、伝統的なユニット構成に最新技術を搭載したS4700など。また、スタジオ用スピーカーとして開発されたJBL 4367も魅力的です。もちろんスタジオ以外での使用も可能。パワーがあるので、広めのリビングや喫茶店などのBGM用としても適していますよ。

スピーカーでクラシックをよく聴く人には、タンノイ製の商品がおすすめ。材質にこだわったエンクロージャーや、独自開発の同軸2WAY構造などを搭載した高級モデルを販売しています。やわらかく自然な音が特徴で、とくにクラシック愛好家にファンが多いメーカーです。

代表的な商品は、メーカーを代表する名機といわれるAutographなど。クラシックスタイルと現代の技術を融合させたレガシーシリーズなども注目です。また、クラシカルな見た目のもの以外に、プラチナムシリーズなどのスタイリッシュなモデルも販売していますよ。