寒冷地用エアコンのおすすめ人気ランキング【2025年11月】

エアコンの室内機は、取り付け作業・メンテナンス・放熱のために上部・左右に最低5cm以上のスペースが必要です。機種によっては上部に10cm以上必要な場合もあります。周囲にカーテンレールなどの障害物がないか確認しましょう。

室外機の場合、上部・正面・左右どちらかの3方向は障害物を置かずに開放する必要があります。上部は完全に開放し、正面は20cm以上・左右は10cm以上開けましょう。特に風が吹き出す正面を塞ぐと、暖房効率・省エネ性能が低下することも。また、風を吸い込む背面も5cm以上確保しましょう。

室外機への雪の吹き込みを防止する防雪フードを取り付ける場合は、室外機背面・側面に16cm以上のスペースの確保が必要です。一度設置した室外機の位置をずらすのは難しいため、室外機設置と同じタイミングで取り付けましょう。

エアコンのプラグ・コンセントの形状が一致しているかは要チェック。プラグ・コンセントの形状は、それぞれの対応電圧を表しています。家庭用コンセントは縦線2本の100Vが一般的。寒冷地用エアコンの電圧はダイキン・日立の一部機種以外ほとんど200Vのため、100Vコンセントと形状が異なります。

北海道の約半数の家庭は100Vしか使えない単相2線式のため、200Vの電線引き込み工事が必要です。本州以南とは異なり、エアコン本体よりも工事費用が高くなるケースも多いため注意しましょう。電柱からの距離・環境で工事費用は変動します。古い住宅の場合、最低でも予算10万円以上が目安です。

自宅が200Vの電圧に対応しているかどうかは、分電盤内のブレーカー上に出ている電線の本数で確認可能。電線が2本の場合は100Vしか使えない単相2線式、3本あれば200Vが使える単相3線式です。単相3線式でも、エアコン用コンセントの形状が100Vの場合はコンセント交換工事の必要があります。

安定した暖房性能を求めるなら、凍結・霜付きを抑える室外機設計が特徴のダイキン工業「スゴ暖シリーズ」がぴったりです。外気温が6℃を下回った場合に自動で作動するドレンパンヒーターにより、結露したドレン水の凍結を防止します。

また、外出時など運転停止中も、外気温0℃を下回ると自動で室外機のファンが回り、着雪を防止するのも特徴です。室外機最下部の配管に温度が高めの冷媒を循環させることで、熱交換器への霜付きも抑制。室外機の凍結・霜付きで暖房運転が停止するリスクを軽減可能です。

ダイキン工業のエアコンについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。ぜひ商品選びの参考にしてください。

起床・帰宅時も寒い部屋をすぐに暖めたいなら、三菱電機「ズバ暖 霧ヶ峰」がおすすめです。外気温-10℃・室温5℃の環境で、設定温度30℃で自動運転を開始した場合、15分で室温20℃まで暖められるとされています。

室外機の熱交換器を上下に分けることで、霜取り中も暖房運転が止まらないのも魅力です。熱交換器が半分になっても、大容量のコンプレッサーにより吹き出し温度を維持します。通常の霜取り動作時でも、霜取り前に室温を上昇させて室温のキープが可能です。

三菱電機のエアコンについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。ぜひ商品選びの参考にしてみてください。

手軽に快適な温度で過ごしたい・温度設定が面倒な人には、自動運転AIが搭載されたパナソニック「フル暖エオリア」がうってつけ。人・日射・住宅の気密・断熱性・外気温などに基づいて快適な温度をキープするのが特徴です。

毎日の起床時間・帰宅時間が決まっている人には、「すぐでる暖房（AIチャージ）」機能が役立ちます。暖房をつける時間帯を24時間・曜日ごとにAIが学習して予熱を行い、暖房運転開始後すぐに温風の吹き出しが可能です。

パナソニックのエアコンについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。ぜひ商品選びの参考にしてみてください。

暖房効率を保ちたいなら、熱交換器を自動で掃除する凍結洗浄が搭載された、日立「メガ暖白くまくん」がベターです。熱交換器が汚れていると、暖房効率に加えて省エネ性能が低下することも。メーカーなど専門業者でないと掃除できない熱交換器の汚れを自動で掃除するのがうれしいポイントです。

過去に-30℃以下が観測されたことのある北海道地域の人には、最上位モデルのXKシリーズがおすすめ（参考：気象庁）。XKシリーズは外気温-30℃でも暖房運転可能と謳われています。ただし、部屋が暖まらない場合はほかの暖房器具と併用しましょう。

日立のエアコンについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ商品選びの参考にしてみてください。

リモートワークなど在宅時間が長い人には、外気温-15℃でも6時間の長時間暖房を謳っている東芝「暖太郎」がうってつけ。デスクワーク・家事をしていると冷えがちな足元も、約30℃の暖かさをキープするのが魅力です。

「プレホット除霜」搭載で、霜取り運転前に室温を上げることで霜取り運転中の室温の低下を軽減。さらに上下風向ルーバーの制御で、霜取りによる部屋への冷気漏れを最小限に抑えられるのも特徴です。

東芝のエアコンについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。ぜひ商品選びの参考にしてみてください。