今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のテスコムや浅草アートブラシなどの毛玉取りとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、毛玉取り選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
グリーナー 洋服ブラシは、広範囲の毛玉を処理できるのが魅力です。ブラシは横に広く、実際にニットに使うと、大きな毛玉をカミソリで削ぐように一気にカットできました。ただ衣服との摩擦が少なかった同じブラシタイプの「浅草アートブラシ かんたん毛玉取りブラシ・匠」と並ぶと、生地がやや毛羽立つため使う衣服を選ぶといえます。
機能性もいまひとつ。シンプルなブラシタイプのため、回転スピードなどを調整できる風合いガードや、タイツの毛玉を履いたまま取れるデリケートガードは非搭載です。毛玉の量にあわせて使える3種類のエッジつきなのは利点ですが、衣服の種類ごとに交換しなければならず、人によっては手間に感じるかもしれません。
ゴミ処理のしやすさも評価が伸び悩む結果に。ブラシタイプながら植毛されていないため、毛玉をうまくためられません。「ゴミが散らばる」との口コミどおり、本体を動かしていると取った毛玉が周囲に散らばりました。掃除ブラシもが付属していないのもネックです。
一方、手動で扱うブラシタイプで、使用中の音が気にならないのはメリット。動作音の騒音値が95.6dBと大きかった電動タイプの「テスコム 毛玉トレタ 1台で家じゅうキレイ」に比べると、夜間でも使いやすいでしょう。全長は19cmと大きめですが、重量は94gと軽量で長く使用しても疲れにくいですよ。
一度に毛玉を広く取り除けるのは便利ですが、衣服が毛羽立ちやすいうえに、取った毛玉が散らばりやすいのは気になります。上位商品には、より仕上がりがよくゴミ処理が簡単なものもありました。表面をなめらかにしたい・使いやすさで選びたい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
今回ご紹介するグリーナー 洋服ブラシは、アメリカなどで特許を取得した電気・刃を使用しない設計が特徴です。ブラシタイプながら広範囲の毛玉をとれるよう考えられており、衣服にもやさしいと謳っています。
つけ替え可能な3種類のエッジが付属しているのも魅力。毛玉の大きさにあわせて使い分けられるため、セーターからスカーフなどの繊細な生地まで対応できます。エッジの反対側には仕上げ用のリントブラシがついており、衣服のケアまでできるのもうれしいですね。
本体サイズは幅12×奥行19×高さ4.5cm・重量は94g。替え用のエッジが付属しているため、交換すれば長く使い続けられます。保管に便利な収納袋もセットに含まれていますよ。
今回は、グリーナー 洋服ブラシを含む毛玉取り全36商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、仕上がりのよさの検証です。毛玉ができたレーヨン50%・ポリエステル30%・ナイロン20%のニットを用意し、各商品を20秒間かけます。毛玉をどれだけ取れたか・毛玉をすばやく取り切れるかをチェックしました。
その結果、大きな毛玉はほぼ残さずカット。ブラシタイプながら横幅が広めなため、カミソリで削ぎ落としたかのように広範囲の毛玉を取り除けました。
しかし、使用後のニット表面が少し毛羽だったのは気になります。比較した同じブラシタイプの「浅草アートブラシ」は衣服との摩擦が小さく衣服に配慮した設計だったことをふまえると、大切な衣服への使用は避けたほうがよいでしょう。
次は、取り回しのよさ・ゴミ処理のしやすさの検証です。
各商品を握り、手に収まるやすい大きさか・持ちやすいかなどをチェック。使用後のゴミ処理手順も確認し、ゴミポケットの開けやすさ・毛玉の散らばらなさを評価しました。
実際に使用したところ、持ち手はグリップがしっかり効いており、クローゼットに収納した衣服にもサッとかけられました。比較した商品内では重量200g以下だと手が疲れにくい傾向がありましたが、本品は94gとかなり軽量。動かしやすく連続での作業もしやすいですよ。
ただ、手への収まりはよいものの全長19cmと長めなのは惜しいところ。衣服の種類ごとにヘッドをつけ替えなければならず、人によっては手間に感じる可能性があります。
ゴミ処理のしやすさはいまひとつ。実際に使った中サイズの毛玉に対応したエッジは、ブラシタイプながら植毛されておらず、ヤスリのような見た目をしています。「ゴミが散らばる」との口コミどおり、使用中でもとった毛玉がかなり散らばりました。
掃除ブラシが付属していないのも気になります。比較した商品内では電動タイプかつスライド式のゴミポケットがついているものだと、たまった毛玉を楽に捨てられる傾向がありました。ゴミ処理の手間を減らしたい人には不向きでしょう。
続いて、機能性の検証です。あると便利な機能の有無を調べたところ、チェックした3項目すべてなく、機能性は物足りず。
比較した電動タイプの商品には、回転スピードなどを調整できる風合いガードや、タイツの毛玉を履いたまま取れるデリケートガードを備えているものもありました。本品はシンプルなブラシタイプで、目立った機能はついていません。詳しい結果は以下のとおりです。
しかし、大・中・小と毛玉の量ごとに先端のエッジを交換できるのは魅力。比較した同じブラシタイプの商品のなかで、ヘッドの交換ができるものは少なかった(※執筆時点)ことから、衣服にあわせた使い方ができますよ。
最後は、静音性の検証です。実際に使用時の音を騒音計で調べたところ、ブラシタイプのため音はほぼ出ませんでした。
比較した電動タイプ全商品の騒音値は平均81.28dB(※執筆時点)を記録。電動タイプはパワフルで毛玉を取りやすい傾向がありますが、動作音がうるさいものが多めです(※執筆時点)。本品は静かに使えるため、夜間など時間帯を気にせず使いたい人に向いています。
グリーナー 洋服ブラシは、楽天市場・ Yahoo!ショッピングといったECサイトにて購入可能です。替え用のエッジのみも販売されています。検証結果を参考にぜひ検討してみてください。
グリーナー 洋服ブラシを使う際は、まず生地に合ったエッジを選び、本体にカチッと音がするまではめ込みましょう。
衣服を平らな場所に置き、織り目と同じ方向へやさしく動かします。毛玉が取れるとエッジにゴミがたまるため、適宜掃除することも忘れずに。使用後は、反対側のリントブラシで仕上げてくださいね。
衣服を長持ちさせたいなら、毛玉を作らないようにするのもポイントです。毛玉取りは生地の一部を切り取って表面をなめらかにするため、繰り返し使うと衣服の傷みにつながる可能性も。
とくにウール素材な毛玉ができやすい衣服は、こまめにブラッシングを行い、繊維を整えるようにしましょう。
最後に、ほかの特徴をもった商品をご紹介します。
細かな毛玉まで処理したい人には、TORRAS 毛玉取りがおすすめです。実際に使用したニットは、毛玉をすべて取り切れ、きれいな仕上がりでした。回転スピードを3段階に調整できる風合いガードを搭載しており、衣服にあわせた使い方が可能です。持ち手もフィットし、取り回しやすいですよ。
MIITOの毛玉取りは、楽にゴミ処理できるのが魅力。ゴミポケットはスライドさせるだけで開き、たまった毛玉を捨てる際には周囲に散らばりません。掃除ブラシも付属し、内部に張りついた毛玉も掻き出せました。最大180分まで連続使用ができるため、焦らず複数の衣服をケアができるでしょう。
タイプ | 電動 |
---|---|
電源タイプ | 充電式 |
アタッチメント付き | |
高さ調節段階数 | 1段階 |
良い
気になる
幅 | 6.5cm |
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奥行 | 7.3cm |
高さ | 17.8cm |
刃の直径 | 50mm |
本体素材 | ステンレス鋼 |
消費電力 | 5.0W |
掃除用ブラシあり | |
海外使用可能 | 不明 |
フローティングブレード |
TORRAS 毛玉取りをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 電動 |
---|---|
幅 | 7.4cm |
奥行 | 11.3cm |
高さ | 18.2cm |
重量 | 282g |
刃の直径 | 不明 |
本体素材 | 不明 |
毛の素材 | 不明 |
電源タイプ | 交流式、充電式 |
ブラシタイプ | 不明 |
消費電力 | 5W |
充電時間 | 3時間 |
連続使用可能時間 | 120~180分 |
掃除用ブラシあり | |
ゴミポケット | 不明 |
海外使用可能 | 不明 |
アタッチメント使い分け可能 | |
風合いガードあり | |
アタッチメント付き | |
騒音値(実測値) | 76.6dB |
騒音値(公称値) | 不明 |
保証期間 | 不明 |
水洗い可能 | 不明 |
MIITO 毛玉取りをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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