財務コンサルティングも受けられるファクタリング会社、べストファクター。口コミでは「手数料が安く、細かい融通も利いている」と評判です。しかし、5ちゃんねるには「契約書とかも揃っていないと審査に通らない」といった書き込みもあり、利用を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証しました。
さらに、手数料を安く抑えて手間なく資金調達できる人気のファクタリング会社とも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説します。利用の流れや利用できないケースについても調査したので、利用を検討している人はぜひ参考にしてください。
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
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ベストファクターは、即日資金調達したい人には候補になりますが、申し込みに手間をかけず手数料も抑えたい場合は不向きです。2社間取引の手数料は10~15%で設定。比較した半数以上の会社が下限を10%以下にしているなか、割高でした。審査次第では公式サイトで謳っている最安水準の手数料になる可能性もありますが、手数料が高くつくことも想定しておいたほうがよいでしょう。
審査の申し込みはオンライン上で可能。しかし、契約時は対面での面談を必須としているのは難点です。オフィスは東京・大阪・福岡の3か所のため、遠方の人は利用しにくいでしょう。比較した大半の会社がオンライン契約可であることをふまえても、手続き上の大きな手間になります。
5chには「契約書とかも揃っていないと審査に通らない」との声があり、実際に審査時に、二期分の決算書が必要でした。比較した半数以上の会社が決算書・残高試算表ともに不要としているなか、必要書類が多いといわざるを得ません。
入金までは最短24時間を謳っています。審査次第では当日中に入金される可能性があり、業界内では一般的な水準です。急ぎの資金需要にも対応できるため、スピード重視の人には選択肢になるでしょう。売掛債権の売買で終わらず、付帯サービスとしてキャッシュフロー改善に向けた財務コンサルティングを受けられるのも特徴的です。
とはいえ、比較したなかには手数料を1~10%程度に抑えている会社も多く、入金までに最短30分から数時間を謳っている会社もあります。手間をかけずにできるだけ資金を目減りさせたくない人は、ほかのファクタリング会社も検討してください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
ベストファクターのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
ベストファクターは、資金・投資・経営コンサルティングも手掛けるアレシアが運営するファクタリング会社。最短24時間のスピード資金調達で、資金繰りの改善ができるとしています。
電話・WEB・出張訪問での申し込みを受け付けており、審査通過率92.25%を実現する柔軟な審査をアピールしています。売掛債権買取額は30万円以上から、売掛先1社につき1億円まで可能(※)です。
条件によってはそれ以上の金額も取り扱い可能。詳しくは問い合わせて確認
個人事業主・中小企業向けの資金調達方法としては、ほかにも手形割引・銀行融資・ビジネスローンといった方法が挙げられるでしょう。ただし、それぞれ利用シーンには向き不向きがあり、状況に合った方法を選ぶ必要があります。
上記の手段と比べ、ファクタリングは最短即日でスピーディに現金が用意できるほか、前述のように業績や与信情報にかかわらず利用できるのが特徴。少額の資金調達にも向いています。一方、手数料は割高な傾向があり、資金が目減りする可能性があるのは注意点です。
今回の検証では手数料の安さも調査しているので、コストをかけずに資金調達したい人はぜひ参考にしてくださいね。
今回はベストファクターを含む人気のファクタリング会社を実際に調査して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
公式サイトでは「業界最低手数料2%~」と謳っているベストファクターですが、実際の手数料はどのくらいなのか、手続き中にどのくらい書類が必要なのか気になりますよね。
ここでは、ベストファクターの気になる点を1つずつ解説します。
2社間取引での手数料は下限が10%、上限を15%としており、比較したなかでも高めの設定でした。約半数の会社が上限を10%以下としているなか、割高感があります。
公式サイトでは「業界最低手数料の2%~」と謳っていますが、調査の結果、10~15%かかることがあるとわかりました。売掛債権の条件によっては、手数料がかさむ可能性があると留意しておきましょう。
なお、3社間取引での手数料は非公表でした。具体的な金額を知りたい場合は公式サイトの「資金調達シミュレーター」の利用や、電話・メールフォームからの問い合わせで事前に確認してください。
契約時に対面での面談が必須なのも気になる点。申し込みはオンラインでもできますが、審査後の契約はベストファクターのオフィスまたは出張訪問によって行われます。比較したファクタリング会社の大半がオンラインでの契約を可能としているなか、大きな手間といえるでしょう。
なお、ベストファクターのオフィスは以下の3か所。本社・支社が近くにない場合は手続きまで日数がかかることも考慮したほうがよさそうです。
「契約書とかも揃っていないと審査に通らない」といった評判に違わず、必要書類も多めでした。実際に調査した結果、審査時には二期分の決算書も必要とのこと。比較した半数以上の会社が決算書・残高試算表だったのに対し、準備に手間がかかります。
なお、ファクタリング会社のリスク対策とされる債権譲渡登記は審査次第とされており、必須ではありません。償還請求権もないため、売掛先の事情で回収できない場合の弁済義務が発生しないのは利点です。
手数料が割高で、契約までの手間が気になるベストファクターですが、調査したところよい点も主に2つありました。
ここでは、入金スピードや無料で受けられる財務コンサルティングなど、ベストファクターのよい点をチェックしましょう。
「最短24時間のスピード調達」を謳っているとおり、最短即日の入金スピードはファクタリング業界での一般的な水準といえます。比較したなかでは入金までに数日かかる会社は少数で、ほとんどが最短即日入金可能でした。
最短数十分~数時間での振り込みをを約束している会社にはおよびませんが、必要なときに当日中に資金調達できる可能性があるのは魅力です。
ファクタリング利用者向けの付帯サービスとして、財務コンサルティングが無料で受けられるのが特徴。資金計画や財務コンサルティングによって、悪化したキャッシュフローを改善に導くヒントが得られる可能性があります。
財務コンサルを利用したい場合は、電話またはメールフォームから問い合わせてくださいね。
入金スピード | 最短1日 |
---|---|
手数料(2社間) | 2〜15% |
売掛金の買取可能金額 | 30万〜1億円(相談可能) |
良い
気になる
取扱ファクタリング | 2社間、3社間 |
---|---|
対応業界 | 業界の指定なし |
手数料(3社間) | 2〜15% |
契約方法 | 出張、来店 |
AI審査に対応 | |
対応エリア | 全国 |
法人の利用可能 | |
個人事業主の利用可能 | |
フリーランスの利用可能 | |
注文書の買取可能 | |
決算書の提出必要なし | |
確定申告書の提出必要なし | |
残高試算表の提出必要なし | |
必要書類 | 請求書、通帳、本人確認書類 |
償還請求権なし | |
債権譲渡登記不要 | |
営業時間 | 10:00〜19:00 |
定休日 | 土曜日、日曜日、祝日 |
上場企業 |
ベストファクターは最短即日で資金調達でき、財務コンサルが受けられるなど独自の特徴がありました。しかし、手数料の高さや契約までの手間がかかる点は気がかりです。
ここでは、できるだけコストをかけずに手間なく手続きできるおすすめのファクタリング会社をご紹介します。
入金スピードが最短30分と、比較したなかでもトップクラスの速さなのも魅力です。最短即日を謳う会社は多いものの、とにかく急いで資金調達したいケースに向いています。契約はオンラインで完了するため、対面の手間がありません。
昨年度分の決算書一式が必要なのはやや惜しい点といえますが、残高試算表は不要。債権譲渡登記も審査次第で必須ではありません。コストを最小限に抑えつつ、スピード・手間のなさなど使い勝手のよさが光るファクタリング会社といえます。
手数料は2社間・3社間ともに1.5~10%と割安な水準。比較した2社間取引の下限の平均値は約4%だったため、審査結果次第ではありますが手数料を抑えたい人にも向いているでしょう。
契約はオンライン対応可能。入金スピードは最短3時間としており、比較したなかでも素早い対応が期待できるといえます。審査次第で債権譲渡登記が求められることはありますが、最低限の手間でスピーディに資金調達するならチェックしておきたい会社です。
ベストファクターを利用するまでの流れは以下のとおりです。なお、事前に買取手数料を見積もりたい場合は、公式サイトの「資金調達シミュレーター」を利用しましょう。質問に回答するだけで簡単に診断できますよ。
1. 相談・問い合わせ
電話またはメールフォームで受付
2. スピード審査
審査は無料。金額や調達希望日などのヒアリング
3. 本審査・契約
契約後に請求書を発行することで、最短即日で指定口座に振り込まれます。
<利用できるケース>
<利用できないケース>
ファクタリングの審査では、売掛金が回収できるかが重視されるポイントです。そのため、支払い能力の高い大手企業や国などの売掛金なら審査にとおりやすくなるといえます。
支払期日にも注目しましょう。支払予定日が迫っている売掛金は回収確率が高まるため、回収しやすい売掛金と判断されやすくなります。手数料が安くなり、入金までのスピードも短縮される可能性があるため、売掛金の条件によって買取対象を決めるのもおすすめです。
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