サイベックス レモ バウンサーをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

おもちゃ・音楽・バイブレーションなど、赤ちゃんをあやすのに役立つ機能はついていません。

今回比較したなかでは、電動タイプのもののほうがあやし機能が充実している傾向があり、評価が伸びませんでした。

ほかの商品のなかには、揺れを大きくすると本体ごと動いてしまうものもあったことを考えると、安定感はおおむね問題ありません。

新生児用インナークッションの下には、メッシュ素材が使われています。シートを電気あんかであたためると、平均で10.95℃温度が上がりました。

15℃以上も温度が上昇したほかの商品もあったので、熱のこもりにくさは申し分なし。汗をかいてもムレにくく、赤ちゃんが快適に過ごしやすいでしょう。

重量は3.5kgで、比較したなかでは軽めです。奥行きが80cmを超えるほかの商品が多かったのに対し、こちらは奥行きが61cmと大きすぎないのも魅力といえます。

しかし、コンパクトに折りたたむことはできません。収納しにくく、使わないときは邪魔になってしまう可能性があります。

座面は十分な広さがあるうえに、お尻部分が少し深めになっており、乗せる位置がわかりやすいのもよい点。モニター全員が「乗せやすい」「赤ちゃんの体を合わせやすい」とコメントしました。

ベルトは、3点式・5点式のどちらでも使えます。3点式を試してみると操作が簡単で、「煩わしさはとくにない」との意見も。しかし5点式はベルトをカバーから抜き差しする必要があるため、「時間と手間がかかる」と感じた人が多くいました。

5点式でのベルトの着脱はやや複雑ですが、それ以外に気になる点はなく、総合的に見ると今回比較したなかでトップレベルの評価です。赤ちゃんを楽に乗せられるものがほしい人にも向いています。

カバーやインナークッションなどを洗濯機で丸洗いできるのはよい点です。メーカーの説明書では、洗濯ネットに入れて単独で洗うのが推奨されています。

一方で、カバー類を外すのに手間がかかるのは惜しいところ。肩ベルトやヘッドクッションを裏面から引き抜いてインナークッションを取り、スナップボタンを11個外すなど工程が複雑です。また、着脱の際に力が必要な部分があるのも気になりました。

ほかの商品のなかには簡単にカバー類が取れるものもあったので、特別手入れしやすいとはいえません。