コスパのよさで話題のドライヤー、ドン・キホーテ 速攻速乾ドライヤー ソクドラ PHD-R950。「素早く髪を乾かせる」と評判です。しかし、「子どもには重い」など気になる口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のドライヤーとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ドライヤー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
すべての検証は
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目次
良い
気になる
ドン・キホーテ 速攻速乾ドライヤー ソクドラ PHD-R950は、ダメージを抑えつつ素早く乾かせる低価格帯の商品をお探しの人におすすめです。実際に毛束を乾かしてみると、120秒で4.33gも水分を飛ばし、名前どおりの速乾性を発揮しました。比較した全商品の平均値3.20g(※2024年10月時点)を上回り、「素早く乾かせる」との口コミや「とにかくすばやく速乾を実現」との謳い文句にも納得の結果です。
熱と摩擦によるダメージを抑えられるのも利点。乾かした毛束の表面温度は平均48.50℃と低く、髪の主成分であるタンパク質が変性しはじめる60℃を下回りました。マイナスイオン量を測ると−306vと高い数値を記録し、熱ダメージの受けにくさ・摩擦ダメージの起きにくさの両方の検証で高評価を獲得。カラーやパーマによるダメージが気になる人にも向いているといえます。
使用後の髪の仕上がりも好評。自然乾燥させた毛束に比べ、商品使用後の毛束は乾燥による広がりを約26%も抑えられました。比較したなかには5%ほどしか変化がなかったものもあったのに対し、優秀な結果です。ドライ後の毛束のくし通りを毛髪多目的計で測定しても16.47Jと引っかかりの数値は少なく、とても満足できる基準とした20.00Jを下回りました。サラサラな髪を目指せるでしょう。
本体はやや大きめですが、折りたためるため収納にはあまり困りません。スライド式のボタンで電源のオン・オフ、風量や温度の2段階調整ができ、操作も簡単。はじめてでも直感的に扱いやすいでしょう。ただし、本体は「子どもには重い」という口コミどおり568gと重め。稼動音も比較した全商品の平均値55.83dBを上回る(※2024年10月時点)、60.10dBを記録し、音が大きめな点も気になりました。
とはいえ、サイズや稼動音の大きさを除けば欠点が見当たらず、毛質や髪型を問わず使いやすい一品。5,000円台(※2024年10月点)とお手頃価格でありながら、高級ドライヤーに負けない実力を見せつけました。身近なドン・キホーテの店舗で気軽に購入できるので、コスパの高さを重視するならぜひチェックしてみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
全国に店舗を展開する総合ディスカウントストア、ドン・キホーテ。食品・日用品のほか、雑貨・インテリア・家電など幅広い商品を取り扱っており、なかでも独自ブランドの情熱価格の商品は価格の安さ・品質のよさで話題を集めています。
今回紹介するのは、そんなドン・キホーテの情熱価格と家電製品を取り扱うKOIZUMIが共同して開発したドン・キホーテ 速攻速乾ドライヤー ソクドラ PHD-R950。最大風量3.0m3/分の力強い風が自慢で、「とにかくすばやく速乾を実現」と謳っています。
髪へのダメージに配慮し、ツインマイナスイオン機能を備えているのも特徴。着脱式吸込口カバーつきでお手入れがしやすいよう工夫されています。カラー展開はブラック・ゴールドの2種類です。
速乾性
名前に「速攻速乾」という言葉が入っているだけに、速乾性が高いのが魅力。実際に毛束を乾かしてみると、120秒で4.33gもの水分を飛ばしました。比較したドライヤーのなかで4g以上水分を飛ばせたのは2割以下だったのに対し(※2024年10月時点)、こちらは「とにかくすばやく速乾を実現」との謳い文句にも頷けます。
ドライ時間を大幅に短縮できるので、ロングヘアや毛量が多い人にもぴったり。「素早く乾かせる」という口コミにも納得です。
髪の表面温度が高温になりすぎないのもメリット。濡れた毛束を商品で乾かしたあとに表面温度を3回測定すると、平均48.50℃と低い数値でした。髪の主成分であるタンパク質が変性しはじめる60℃を大きく下回り、パサつきや切れ毛の原因になりにくいといえます。
比較した商品内ではほとんどが60℃を下回り熱ダメージを受けにくいとされましたが、こちらも例外ではありませんでした。
髪のキューティクルを保護して摩擦を減少させる効果が期待できるマイナスイオンが、髪にしっかりと付着していたのもポイント。乾いた毛束のマイナスイオン量を3回測ったところ、平均−306vと比較したなかでトップクラスでした。
比較した全商品の平均値が−153vだったとこをふまえても優秀な結果です(※2024年10月時点)。カラーやパーマで髪のダメージが気になる人の使用にも向いているでしょう。
商品で乾かした毛束は、乾燥による広がりを抑えたするんとまとまり感のある仕上がりでした。
自然乾燥させた毛束の幅を100%とし、ドライヤーで乾かしたあとの毛束の幅と比較する検証を3回実施。すると、商品使用後の毛束の幅は平均73.70%になりました。比較した全商品の平均値84.99%よりも優れた結果で(※2024年10月時点)、髪のまとまりやすさは申し分なし。自然乾燥時に比べドライヤー後の毛束の幅は約26%も減少し、乾燥によって広がりやすい髪にもぴったりといえます。
ドライ後の毛束は指通りもなめらかです。商品で乾かした毛束をコームに通す試験では、16.47Jの力しかかからず、引っかかりの数値は少ないという結果に。比較した全商品の平均値21.23Jや(※2024年10月時点)、とても満足できる基準とした20.00Jを下回り、高評価を獲得しました。
5,000円台で買える低価格帯の商品ですが(※2024年10月時点)、比較した30,000円以上の高級ドライヤーに劣らない美しい仕上がりを目指せるでしょう。予算を抑えながらうるツヤ髪を目指したい人の有力な候補といえます。
折りたたみに対応し、収納にも場所を取りません。比較した商品内には折りたためないものもあったのに対し、こちらはコンパクトにしまえます。使用時のサイズは幅186×奥行88×高さ274mm(※コードを含む)と大きめですが、折りたためば高さ137×幅230mm(※コードを含む)まで小さくなりました。フックを使えば、吊り下げ収納も可能です。
ただし、コード留め・スタンド・ケースなどの付属品がないのは惜しいところ。持ち運んで使いたい人は別途購入し、コードが絡まないように工夫をしてくださいね。
シンプルな操作方法で迷いにくいのもうれしいところ。比較した多くの商品と同様にボタンの動作内容が表記され、直感的に使用できます。風が出るまでの工程もワンステップ。比較したなかには工程が多く手間に感じるものがありましたが、本商品はスムーズに扱いやすいでしょう。
しかし、本体は568gあり(※コードを含む)重みを感じやすいのは気がかり。比較したなかに700g以上のものもあったことをふまえると重すぎるわけではないものの、全商品の平均値である約554gは上回りました(※2024年10月時点)。「子どもには重い」という口コミどおり、力に自信がない人は使いづらさを感じることがありそうです。
そのうえ、持ち手から吹き出し口までの長さも107mmと長め。比較した商品内では持ち手から吹き出し口までが50mm未満のものが使用時に疲れにくい傾向があったなか、こちらは乾かすときに腕を伸ばして持つ必要があります。コードも1.7mとあまり長さがなく、特段取り回しがよいとはいえませんでした。
静音性の検証では評価が伸び悩みました。
ドライヤーの風の吸い込み口から4m離れた位置で、ドライヤーの音量を3回測定したところ、平均60.10dBと高めの数値を記録。比較した全商品の平均値55.83dBを上回り(※2024年10月時点)、音が大きいことがわかりました。30m3/分の強い風量を加味すれば許容範囲内ではあるものの、早朝・深夜に使用する場合には注意が必要です。
搭載されている機能はシンプルです。商品を確認したところ、温度・風量はスライド式のボタンでそれぞれ2段階ずつ調整できるようになっていました。スカルプ機能も搭載していて、頭皮ケアでも活躍するでしょう。
しかし、自動温冷切換えなどのプラスαの機能は搭載されていません。比較した商品内には髪の長さやスタイルによって変えられるノズルが5種付属しているものもあったのに対し、こちらのノズルは1種類のみ。普段髪を乾かすだけなら十分な機能を備えていますが、より念入りにケアをしたい人や、ヘアセットで使用する際に物足りなさを感じる場合もありそうです。
搭載モード | スカルプモード |
---|---|
温冷自動切り替え機能 |
良い
気になる
幅(実測値) | 18.6cm |
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奥行(実測値) | 8.8cm |
高さ(実測値) | 27.4cm |
電源コードの長さ(実測値) | 170cm |
風速(実測値) | 10.30m/s |
騒音レベル(実測値) | 60.1dB |
遠赤外線機能 | |
スカルプ機能 | |
折りたたみ可能 | |
海外対応 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ドン・キホーテ 速攻速乾ドライヤー ソクドラ PHD-R950は髪のダメージを抑えつつ素早く髪を乾かせる商品ですが、静音性の評価が伸び悩みました。ここでは、より静音性が高いうえ、ソクドラとは異なる魅力を持つ商品をご紹介します。
毛束を乾かしてみると、120秒で毛束の水分を約4.83gも飛ばすパワフルな速乾性を発揮。比較した全商品の平均値3.20g(※2024年10月時点)を大きく上回りました。それでいて、ドライヤー後の髪が高温になりにくいのが利点。髪へのダメージを抑えつつ、素早く髪を乾かせるでしょう。
使用後の髪の仕上がりも好評。髪のまとまりやすさや指通りのよさの検証でも高評価を獲得しており、美しい髪を維持したい人にもうってつけといえます。使用時の稼動音は平均54.40dBと控えめなのもうれしいポイント。本体は527gと重すぎず、扱いやすいでしょう。
10,000円以下(※)で買える低価格帯ながら、デザイン・速乾性・使用感のすべてにおいておすすめできる一品です。髪のダメージが気になっている人もぜひチェックしてみてください。
価格は2024年10月時点、公式サイト参照
5,000円以下で速乾性とダメージレスを両立しているのがパナソニックのEH-NE4J。ノズルが横に広がり、広範囲を効率的に乾かせるのが魅力です。実際に毛束を乾かすと、120秒で4.90gもの水分を飛ばせました。比較したうち、本商品の半分程度の水分しか飛ばせないものもあったなか、ロングヘアも素早く乾かせるでしょう。
価格は2024年10月時点、公式サイト参照
熱と摩擦のダメージを抑えられるのも利点です。乾かした毛束の表面温度は平均40℃以下と低め。髪の主成分のタンパク質が変性し始める60℃を大きく下回り、切れ毛や枝毛の原因になりにくい仕様です。静電気を防ぐ効果が期待できるマイナスイオンも付着しやすく、ダメージヘアをいたわりながら乾かせるでしょう。
毛髪多目的計でくし通りを測定すると、惜しくも引っかかりの数値が高い結果に。指通りがいいとはいえません。一方、まとまりのよさは比較したなかでトップクラス。乾燥による髪の広がりを防ぎやすく、ボリュームが気になる人にも向いています。
騒音レベルは平均50.17dBに抑えられているのもメリット。早朝・深夜にも比較的使いやすいといえます。毎日使いに向いているので、コスパ重視の人はぜひ候補に入れてください。
ドン・キホーテ 速攻速乾ドライヤー ソクドラ PHD-R950は、ドン・キホーテで販売されています。ドン・キホーテの公式サイトでは、住所や駅名など入力するだけで店舗検索が可能です。気になる人は住んでいる場所の近くに店舗があるかチェックしてみてくださいね。
ただし、必ずどの店舗でも取り扱いがあるとは限りません。確実に購入したい場合は、一度店舗に在庫確認をしてから来店することをおすすめします。
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