「iPadの快適な操作が可能」と謳う、ダイソーの静電容量式充電タッチペン for iPad。「遅延はあまり感じず、とてもスムーズ」と評判です。一方で「イラスト製作には向かない」との口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
書き心地のよさ
反応のよさ
使い勝手のよさ
イラスト向け機能の豊富さ
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のiPad用タッチペンとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。iPad用タッチペン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ダイソー 静電容量式充電タッチペン for iPadは、書きやすく使いやすい手頃なものをお探しの人におすすめです。Appleの純正品が1万円を上回るのに対し、本品は1,100円(※2024年10月時点・公式サイト参照)と低価格で購入できるのが最大の魅力。総合的な評価が高く、お試しで使いたい人にもぴったりです。
反応精度も非常に優秀。ペン先は直接電気を流すアクティブタイプかつ、ボールペンのように先が尖ったスタイラス型です。イラストソフトを起動したタブレットに自動筆記マシーンで線を引くと、20回すべてに正確に反応。数回分を検知できない・まったく反応しないといった一部商品とは異なり、線が途切れることなくスムーズに書き進められるでしょう。
なめらかな使用感で、思いどおりに書きやすいのも利点。実際に使用したモニターからは「引っかかりやブレがなくスムーズ」などプラスの声が挙がりました。重さのバランスもちょうどよく、違和感なく握れます。ペン先の傾き加減で線幅が変わる傾き検知機能も備え、簡単なイラスト制作にも使えますよ。
タブレットに強力にくっつく仕様で、紛失の心配が少ないのもうれしい点。バッテリー残量を表す4つのランプがあり、充電のタイミングもひと目でわかります。一方で、充電ケーブルや替え芯が付属していない点には要注意。替え芯は別売り品もないので、長期的な使用にはあまり向かないでしょう。
圧のかけ具合で線の濃さや幅を変化させられる、筆圧検知機能もありません。リーズナブルながら思いどおりに書きやすいのは魅力ですが、本格的なイラスト制作には不向きです。鉛筆のように線の濃さや幅に細かな変化をつけたいなら、筆圧検知・傾き検知の両方を備えた商品を検討してみてください。
実際にダイソー 静電容量式充電タッチペン for iPadと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのiPad用タッチペンと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
ダイソー 静電容量式充電タッチペン for iPadの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイのアイテムを見つけてみてくださいね!
iPad用タッチペンは、iPadをフル活用するうえで欠かせないアイテム。PCやペンタブをそろえるより安く済むうえ、指だけではできない操作が可能になり、使い道の幅が広がります。イラストを描く際にはもちろん、ノートにメモを書き留めておく際にも便利ですよ。
今回ご紹介する静電容量式充電タッチペン for iPadは、100円均一ショップのダイソーが手がけたiPad専用のタッチペン。1,100円(※2024年10月時点・公式サイト参照)で購入できる、価格の安さが魅力です。ペン先から静電気を発生させるアクティブタイプで、正確かつ快適な操作性にこだわっています。
パームリジェクション機能に対応しているのも便利。ペン先のみを認識する機能で、画面に手が触れても誤動作しないつくりです。充電はUSB Type-Cケーブルで行い、約30分の充電で約4時間の使用が可能ですよ。
今回はダイソー 静電容量式充電タッチペン for iPadを含む、人気のiPad用タッチペンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
書き心地のよさ
反応のよさ
使い勝手のよさ
イラスト向け機能の豊富さ
人気のiPad用タッチペンを比較検証したところ、ダイソー 静電容量式充電タッチペン for iPadには5つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
まずペンの反応を確認したところ、非常に正確で高評価を獲得。イラストソフトを起動させたタブレットに、自動筆記マシーンで線を描写したところ、20回すべてに反応しました。書いている最中に、反応しなくて線が途切れることはほぼないでしょう。
ペン先には、電気を流すアクティブタイプを採用しています。比較した商品内でもアクティブタイプのものは、静電気量の変化により位置を検知するパッシブタイプより正確に書ける傾向がありました。
またペン先の形状は、ボールペンのように先が尖ったスタイラス型。指よりも狭い範囲に静電気を送れるので、より正確な位置に反応させられます。一部の商品は20回すべてに反応しなかった点を思うと、すべてに反応した本品は手書きメモなども快適でしょう。
書き心地も高評価。普段からタブレットを使用する20~40代の男女モニターに使ってもらうと、11人中10人が「ペン先の反応の正確さに満足」と回答しました。同じスタイラス型の商品でも、反応が悪いものは描き心地の評価も低い傾向が。本品は力の入れ具合を問わず正確に反応し、「遅延はあまり感じず、とてもスムーズ」との口コミ同様の結果です。
なめらかな使用感にも11人中9人が満足。滑りがよくてグラつきもなく、安定して使えました。一部「曲線が少しズレる」「ペン先の質感ゆえか意図した位置で止めるのに苦戦した」との声があったものの、総合的な満足度は高めです。
握りやすさも11人中9人から高評価を獲得。重さや重心の位置がちょうどよく、違和感なく握れました。「太さと長さはApple Pencilとさほど違いを感じない」との声もあり、純正品と遜色ない握り心地で使えるでしょう。
<書き心地についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
使い勝手も優秀です。マグネットでタブレットの側面にしっかりくっつき、タッチペンホルダーがなくてもペンをなくす心配が少ないのが利点。バッテリー残量は4つのランプで知らせるため、充電のタイミングも把握しやすいですよ。
ただ充電用のケーブルは付属しておらず、別途Type-Cケーブルを用意する必要があります。替え芯も用意されていないので、長く使いたい人にはあまり向かないでしょう。
Apple Pencil(第2世代)のように、ワンタッチでペンと消しゴムを入れ替えられるジェスチャー機能もありません。とはいえ比較したほとんどの商品に備わっていないので、大きなデメリットにはならないといえます。
イラスト向け機能として、傾き検知機能を搭載しているのもうれしいポイント。ペン先の傾きに応じて線幅に変化をつけられるので、鉛筆のような表現力のあるタッチが可能です。比較した半数以上の商品は非対応だったのに対し、本品は簡単なイラスト制作も楽しめますよ。
価格が1,100円(※2024年10月時点・公式サイト参照)と安いのも大きな魅力です。比較した商品内には2,000〜5,000円台のものが多く、Appleの純正品は1~2万円台と高価格でした。
安価ながら、書き心地・反応精度・使い勝手のどの項目も高評価。コスパのよいタッチペンをお探しの人や、試しに使ってみたい人にはうってつけでしょう。
筆圧検知機能がないのは惜しいポイント。圧のかけ具合で線の濃さや幅を変化させることができず、アナログで描写したような本格的なイラスト制作には不向きです。「イラスト製作には向かない」との口コミは否定できない結果でした。
なお、比較したなかでも筆圧検知に対応していたのは、Apple Pencil (第2世代)のみ(※2024年10月時点)。とはいえ本品は、メモ書きや簡単なスケッチを描く程度なら申し分ない性能ですよ。
ペンのタイプ | アクティブタイプ |
---|---|
ペン先の形 | スタイラス型 |
良い
気になる
直径 | 約9~10mm |
---|---|
全長 | 167mm |
重量 | 13g |
筆圧検知機能 | |
傾き検知機能 | |
パームリジェクション機能 | |
ジェスチャー機能 | |
マグネット式 |
Apple Pencil(第2世代)は、機能性の高さにこだわる人におすすめ。比較した商品のなかでも数少ない、筆圧検知・傾き検知の両方を備えている点が強みです。まるでアナログで描いたような表現ができ、作品の幅を広げられるでしょう。
書き心地もトップクラスで、ペン先のどのような動きにも正確に反応。モニター全員から大好評で、「誤差がなくとても正確に書ける」「長時間使用していても疲れにくい」などプラスの声が多数挙がりました。
ペン先の精度もよく、検証では20回のタッチすべてに正確に反応。タブレットの側面につけられてペンの紛失を防げるうえ、くっつけるだけでバッテリー残量の表示・充電ができて便利です。
ただ、価格は1万円以上と高価。古い世代のiPadでは使えないことも多いので、購入前にiPadの世代を確認するようにしましょう。とはいえ、本格的なイラスト製作を行う人はぜひ検討してみてください。
HATOKUのタッチペン ID732は、コスパのよいものを探している人におすすめ。ECサイトで2,000円前後(※2024年10月時点)と安価ながら、簡単なイラストを描いたりメモを取ったりする用途には十分な性能です。
ペン先は思いどおりの位置でしっかり反応し、線が途切れることも少ないでしょう。実際に商品を使用したモニターからも、「ちょうどよい摩擦感で使いやすかった」「握りやすい太さでブレずに描けた」と好評。精度も高く、20回のタッチすべて正確に反応しました。
iPadの側面にマグネットでぴったりくっつき、持ち運び時にも便利。Type-Cケーブルや替え芯などの付属品も豊富です。筆圧検知機能はないものの、傾き検知機能には対応し、ノートメインなら十分に使いやすい一品ですよ。
ダイソー 静電容量式充電タッチペン for iPadは、ダイソーの公式オンラインショップで購入可能。ただ2024年10月時点では、1本売り・まとめ売りともに売り切れの状態です。ダイソーの店舗で手に入れられる可能性もあるので、興味がある人は最寄りの店舗で確認してみてくださいね。
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