ロリポップのライトプランは遅い？性能は十分？料金やプラン変更方法など徹底調査

サイト運営コストを抑えられるのは大きな魅力です。初期費用や独自ドメインの取得費用を含めて1年間のサイト運営費用を計算したところ、ロリポップ ライトプランは7,171円。比較したレンタルサーバー全体の平均額である11,220円を大幅に下回り、「料金がマジ安い」との口コミどおりといえます。

ライトプランの月額料金は契約期間が長いほど安く、36か月契約の場合は月264円とかなり低価格。「ドメインずっと無料」の対象外なためドメイン費用1,243円がかかりますが、それでも比較したなかで安価です。ハイスピードプランと比較して容量や独自ドメイン数などは少ないものの、お得にサイト運営をしたいなら要チェックです。

＜ライトプラン契約期間別の料金一例＞

1. 3か月：2,848円（月額費用539円×3+ドメイン取得費用1,231円）
2. 12か月：7,171円（月額費用495円×12+ドメイン取得費用1,231円）
3. 36か月：10,735円（月額費用264円×36+ドメイン取得費用1,231円）

容量も、350GBとサイトを運営するには十分なレベルです。レンタルサーバーの容量とはテキスト・画像・動画などのデータを保管しておくスペースのこと。容量が少ないと正常に表示できなくなるなどのデメリットがあります。350GBあれば、画像やページ数が多くなければ十分運営できるでしょう。

比較したなかには10GB未満の容量しかなく、サイト運営にはあまり向かないレンタルサーバーもありました。アフィリエイト目的など多彩なジャンルを取り扱うならば、視野に入れて検討してほしいサービスです。

Wordpressの簡単インストールがあるのも見逃せないポイントです。WordpressをインストールするにはデータベースのセッティングやCMSのインストールなど工程が多く、難しく感じる場合も。簡単インストール機能を使えばサイト名・ID・パスワードなど数項目入力するだけでインストールできるので、サイト運営初心者にはありがたい機能です。

比較したレンタルサーバーのなかには、Wordpress簡単インストール機能がないものもありました。Wordpressのインストールでつまずきたくない人は、視野にいれて検討してみてくださいね。

ライトプランからハイスピードプランへの変更も可能で、サイトを拡大したい時に便利です。契約期間が1か月以上ある場合、差額分を支払うことでハイスピードプランへ変更できます。比較したなかには1プランしかなく、ステップアップができないサービスも。こちらは小規模サイトから始めていずれは規模を拡大していきたい人に向いています。

ハイスピードプランへの変更で、最大50だったデータベース数は無制限へとアップ。別のサーバーと契約せずに、複数サイトを運営しやすいでしょう。

なお、マルチドメイン・FTP接続・Webフォントサービスの「ロリポップ！スタジオ」の利用はライトプランでも利用可能です（※）。マルチドメインは1つのドメインで複数のドメインを利用できる機能。データベースと組み合わせることで複数Webサイト運営が可能です。

「ロリポップ！スタジオ」は別途料金がかかります

FTP接続利用により、画像やテキストなどのデータアップロードが容易に。Webフォントでサイトにぴったりの文体を選択でき、クオリティの高いサイトを作りこめるでしょう。

ロリポップのライトプランは表示速度が遅めな点がネックに。Wordpressで全く同じ構成のサイトを作り、SEOツールの「Lighthouse」を使って表示速度を調査したところ、モバイルでの表示速度が4.9秒にとどまりました。「Lighthouse」で高速とされていた基準3.4秒を大幅に下回る結果です。

「WordPressを表示するには遅すぎる」との口コミどおり、表示速度の遅さがサイト離脱の原因になる可能性も否めません。

ロリポップのハイスピードプランは、モバイル表示速度が3.3秒とライトプランよりも1秒以上早い速度でした。高速表示を狙うならハイスピードプランを視野にいれて検討しましょう。

＜ロリポップ表示速度＞

1. モバイル：4.9秒
2. デスクトップ：2.0秒

サポートがチャットとメールだけなのも惜しい点です。

ロリポップのサポートはチャット・メール・電話の3種類ありますが、ライトプランは電話サポートが非対応。質問がある場合には、チャットかメールで問い合わせをする必要があります。メールはスタッフが返信をしてくれますが、最大48時間返信がこない場合もあり、ストレスを感じることもあるでしょう。

なお、ハイスピードプランでは電話でのサポートがあるうえ、メール返信を「数時間～原則24時間以内」と設定しています。手厚いサポートを求める人は、他サービスやハイスピードプランを検討してみてください。