日立 電子レンジ HMR-TR221をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

ほかの商品と比較して、全体的にあたためムラが目立ちました。冷凍チャーハンは中心だけが加熱され、端は冷たい状態のまま。混ぜて軽くあたため直すなど工夫が必要です。

幕の内弁当は、パッケージ記載の加熱時間だと加熱不足でした。モニターからは「ハンバーグやちくわなど、厚みのあるおかずは中が冷たい」「漬物やひじきだけ熱々」という意見も。チャーハン同様に温度にムラが見られました。

冷凍の豚薄切り肉は、解凍すると部分的にやけてしまいました。解凍後は水分が多くべちゃべちゃの状態だったので、キッチンペーパーで拭くなど対応が必要です。

中心部に置いて加熱するためか、牛乳は66.1℃と熱めでした。表面に膜もはっていて、加熱しすぎている印象です。猫舌の人は、加熱時間を短めにするのがおすすめです。

全体的に評価は伸び悩みましたが、何度も使用するうちに時間や温度設定のコツは掴めるでしょう。大きめの食材は長め、中央に置ける小さめのものは短めと、うまく調整して使用してみてください。

モニター検証では、自動で加熱がはじまるシンプルさが好評でした。出力（W)と加熱時間の2つのダイヤルを回すだけなので、「感覚的に操作できる」と高評価。10分未満は10秒間隔での細かな時間調整もでき、使い勝手は良好です。

一方で、加熱を止める操作は少し戸惑う人も。時間のダイヤルを回して、残り時間をゼロにすると加熱が止まるタイプです。ボタン操作ではないため、「直感的にわからない」との声が聞かれています。

フラットタイプと比べると、手入れは少し手間がかかる印象でした。ターンテーブルを取り出さずに掃除しようとすると、ガタガタと動いてしまいます。頑固な汚れを落とすなら、取り出すほうが早いですよ。

取り出せば、汚れはスムーズに落とせます。モニターからは「ガラス製だから掃除がしやすい」と好評でした。庫内は少し凹凸がありますが、市販のお掃除シートがあれば問題なし。ターンテーブル式に慣れているなら、それほど手間だとは感じないでしょう。