デロンギ スフォルナトゥット・クラシック コンベクションオーブン EO14902J-WNをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

唐揚げは片栗粉が多い部分が少し白くなったものの、内側までしっかり火が通り、ジューシーな仕上がりです。実食した風間さんからは「外側はカリッとしていて、香ばしい風味が口のなかに広がる」と好評でした。

「肉がパサパサになる」との口コミに反して、肉汁は適度に残っています。1万円程度と値段が手ごろな日立の「HMO-F100」も外側のカリッとした食感は楽しめたものの、本商品ほどのジューシーさは感じられず。ノンフライでも揚げ物をおいしく仕上げたい人にぴったりです。

比較したところ、庫内天井がドーム型の商品は熱効率がよく食材がぱさつきにくい傾向がありました。本商品もドーム型を採用しており、スクエア型の商品よりもおいしく仕上がっています。「均一かつパワフルに加熱できる」という謳い文句どおりです。

カップケーキの仕上がりも上々。奥に置いた2個は底面が少し生焼けだったものの、6個ともしっかり火が通り、焼き色のムラはほとんどありません。比較したほかの商品には生焼けの部分があったり、一部が焦げたりと、庫内のどこに置くかによって大きくムラが生じたものもありました。

対してこちらは、場所を問わずしっかり火が行き届いています。ホールケーキや大きなグラタンなど、幅広い料理に挑戦しやすいでしょう。

慣れは必要ですが、操作性も申し分ありません。本体には3つのダイヤルがあり、記載は数字やイラストのみと非常にシンプルな設計。調理モードの切り替えや火加減の調整は、最初は説明書を見ながら使ったほうがよいでしょう。

食材の取り出しはスムーズで、角皿を半分引き出した状態でもぐらつかないほど安定感がありました。ドアは完全には開かないため、下段の料理はやや取り出しにくいものの、庫内の有効寸法は幅30.5×奥行30.0×高さ14.0cmと十分な広さ。大きめのお皿なども入れやすいサイズです。

オートメニューはありませんが、比較した全商品の8割がオートメニューなしだったので、大きなデメリットではないでしょう。レシピ本には48種類の料理が掲載されており、さまざまな料理に挑戦できます。

手入れのしやすさも高評価を獲得。庫内の部品はヒーター以外すべて取り外せます。パンくずトレー・網ともに細部まで掃除でき、衛生的です。

網の形状は、比較した全商品の半分近くがメッシュタイプだったなか、こちらは線タイプ。油などの汚れがこびりつきにくく、ラクに洗えますよ。

ただし、パンくずトレーは少し取り出しにくいと感じました。パンくずが溜まっているときは、こぼさないように気をつけて取り出しましょう。