事業資金の範囲内なら自由な用途に使える、AGビジネスサポート ビジネスローン。しかし口コミが少なく評判がわからないため、利用を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証しました。
さらに、主要なビジネスローンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。利用の流れや返済方法もリサーチしたので、ビジネスローン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
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目次
良い
気になる
AGビジネスサポート ビジネスローンは金利が高いうえ、スピーディに利用できるとはいえません。上限金利は年18.0%と高めの設定。比較した全サービスの平均16.0%を大きく上回る結果です。比較した消費者金融の上限金利はAGビジネスサポート ビジネスローンを含めてほぼ年18.0%だったので、返済負担を抑えたいなら銀行系の金融機関を検討したほうがよいでしょう。
提出書類の多さもネックです。直近2期分の確定申告書・決算書の提出が求められます。個人事業主は所定の事業内容確認書も必要。1期分の確定申告書のみでOKのビジネスローンがほとんどだったことを考えると、こちらは書類の準備に手間がかかるサービスといえます。
一方、比較した多くのサービスと同様に24時間365日申し込め、Web完結で契約できる点は便利です。連帯保証人が必要なのは法人のみ。口座開設なし・無担保での借り入れが可能な点もメリットといえるでしょう。
申し込みから融資までのスピードも、比較した消費者金融・信販会社と同様に最短即日と早めでした。しかし、書類準備の手間がかかることを考えると、即日融資が必要な人にも不向きです。金利が高いこともあり、他社を含めて検討することをおすすめします。
<おすすめできない人>
AGビジネスサポート ビジネスローンと比較検証を行った各サービスのなかで、総合評価1位を獲得したビジネスローンと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
AGビジネスサポート ビジネスローンの利用を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってベストなビジネスローンを見つけてみてくださいね!
AGビジネスサポートのビジネスローンは、来店不要のローン商品。WEBと郵送だけで手続きが完了します。年会費・保証料は無料。個人事業主向けの場合、保証人・担保も原則必要ありません。
AGビジネスサポートは聞き馴染みがないと感じる人が多いためか、ネット上では「やばい」という言葉を見かけます。しかし、アイフルのグループ会社であり、国に正式登録された貸金業者です。大手グループ会社として一定の信頼はおけるでしょう。とはいえ、返済計画のない無理な借り入れはどの業者でも危険なので注意してください。
<基本情報>
ビジネスローンとファクタリングは、どちらも事業の資金が足りないときに使う資金調達法です。ビジネスローンは銀行や金融機関から「お金を借りる」方法、ファクタリングは「まだ入っていない売上金を、先に現金に変える」方法です。
売上の予定がまだない場合や、すぐに大きなお金が必要なときは、ビジネスローンが向いています。利息はかかるものの、まとまった資金をスピーディーに調達可能です。
一方、ファクタリングは、「取引先からの入金が1か月後だが、今すぐお金が必要」というときに便利。業者がその売上金を買い取り、手数料を引いた分を先に支払ってくれます。借金ではないので、返済の必要はありません。それぞれの特徴を理解して、上手に使い分けましょう。
今回はAGビジネスサポート ビジネスローンを含む、人気のビジネスローンを集めて比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
AGビジネスサポート ビジネスローンについて調べた結果、気になる点が2つありました。利用する前に、自分の現状に合っているかをしっかり確認しておきましょう。
AGビジネスサポート ビジネスローンの契約利率(実質年率)は、年3.1〜18.0%。上限金利が年18.0%と高めに設定されているのがネックです。
比較した全サービスについて上限金利を調べたところ、平均は16.0%。AGビジネスサポート ビジネスローンは平均を上回っており、借り入れ金額が大きくなるほど返済負担ががふくらむため注意が必要です。
比較によると、AGビジネスサポート ビジネスローンを含む消費者金融や、信販会社は上限金利が高い傾向がありました。少しでも返済負担を抑えたいなら、上限金利が年14.0%など低い傾向があるネット銀行のビジネスローンを選ぶとよいでしょう。
提出書類が多い点もネックです。契約時は、本人確認書類に加えて直近2期分の確定申告書・決算書の提出が必要。個人事業主の場合は、所定の事業内容確認書も求められます。比較によると、1期分の確定申告書のみでOKのビジネスローンがほとんどでした。こちらは書類準備に手間がかかるといえます。
一方、比較した多くのサービスと同様に24時間365日申し込めて、Web完結で契約できる点は便利。無担保で契約できる点も、他社と同様です。法人の場合を除き連帯保証人も不要。ネット銀行と違って、口座開設の必要もありません。
なお、返済期間は、事業者向けビジネスローンなら最長5年、事業者向けカードローンなら最長8年4か月に設定されています。利用する際は、返済計画を立ててから借りることが大切ですよ。
上限金利の高さが気がかりなAGビジネスサポート ビジネスローンですが、メリットも1つありました。自分のビジネスにプラスとなるか、チェックしてみてください。
申し込みから融資までは最短即日で、素早い融資が見込めます。比較したほかの消費者金融・信販会社と同様、融資スピードは早めです。
一方、ネット銀行では数日、地方銀行では2週間以上かかる傾向がありました。融資スピードには大きな違いがあります。融資スピード重視なら、AGビジネスサポート ビジネスローンなどの消費者金融や、信販会社のビジネスローンを視野に入れてください。
利用対象者 | 法人(75歳まで)、個人事業主(69歳まで) |
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下限金利 | 年3.1% |
上限金利 | 年18.0% |
即日融資可能 |
良い
気になる
金融機関タイプ | 消費者金融 |
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金利形態 | 固定金利 |
商品のタイプ | 証書貸付 |
借入下限金額 | 50万円 |
必要書類 | 法人:本人確認書類、2期分の決算書類/個人事業主:本人確認書類、2年分の確定申告書、当社所定の事業内容確認書(*1) |
申し込み方法 | Web申し込み・契約はWeb、郵送、店頭、訪問 |
借入上限金額 | 1,000万円 |
資金使途 | 自由 |
業務実績2年未満の申し込み可能 | |
担保・保証人不要 | |
借入できる地域 | 全国 |
本注釈においては事業者からの情報提供を含みます
1.申し込み:公式サイトより申し込みフォームへ必要事項を入力のうえ、送信
2.仮審査:申し込み内容に基づいた仮審査の結果を待つ3.必要書類の提出:必要書類をメール・FAXもしくは郵送にて提出5.契約・融資:取引スタート
AGビジネスサポートのビジネスローン・カードローンの違いについてもチェックしておきましょう。
ビジネスローンは、年3.1~18.0%と比較的低金利で利用可能。とくに最低金利で借りられればコストを抑えてまとまった資金を調達できます。借り入れ可能額は50万〜1,000万円と大きく、設備投資や事業拡大など一時的に多額の資金が必要な場面に適しています。
一方、カードローンは1万円から利用可能。必要なときに必要な分だけATMなどから引き出せる手軽さが魅力です。返済もリボルビング方式で柔軟に行えるため、日常的な資金繰りや急な出費への対応に便利。最大1,000万円まで借り入れ可能ですが、新規契約時は上限が500万円である点には注意が必要です。
元利均等返済は毎月の返済額が一定。計画的に返済を進めやすいのがメリットです。元金一括返済は毎月は利息のみを支払い、最終の返済日に元金を一括して支払うシステム。まとめて返済したい人に適しています。
ビジネスローンの審査に通らない要因としては、信用情報・事業計画・財務状況の3つが主にあげられます。
信用情報とは、これまでの借り入れや返済の履歴のこと。延滞などの記録は返済能力に不安ありと判断される材料となり、審査において大きな影響を及ぼす可能性があります。
また、提出を求められることがある事業計画書の内容が不十分な場合、将来の収益性が疑問視されることも。あわせて、売上や利益が安定していないと経営が不安定と見なされ、審査を通過しにくくなることがあります。
審査に落ちた場合は、一般のカードローンが選択肢となるでしょう。ビジネスローンは事業用としてしか利用できませんが、一般のカードローンならそれ以外の用途に利用できます。
たとえば、生活費はカードローンでまかない、事業のために保有している資金を使うといった運用方法も可能です。
以下のコンテンツでは、即日融資が可能なカードローンをご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
最後に、AGビジネスサポート ビジネスローンのデメリットをカバーできるサービスをご紹介します。
即日融資の必要がなく、返済負担をおさえたい法人は、GMOあおぞらネット銀行 融資枠型ビジネスローン あんしんワイドをチェック。上限金利は年14.0%と、全サービスの平均年16.0%よりも低い設定です。審査は最短2営業日とほかの銀行に比べて早め。24時間365日で申し込めて、Web完結で契約可能です。
金利の低さを重視する個人事業主には、PayPay銀行 ビジネスローン(個人事業主向け)がおすすめ。上限金利が年13.8%と、比較したなかでトップクラスの低さでした。事業実態証明が、1期分の確定申告書などの提出で済むのも便利。口座新規開設の場合、融資まで最短5営業日とスピードも遅くありません。
即日融資が必要な法人はドコモ・ファイナンスのビジネスローンが選択肢になるでしょう。上限金利は年17.8%で、即日融資できるビジネスローンのなかでは低めです。
利用対象者 | 法人 |
---|---|
下限金利 | 年0.9% |
上限金利 | 年14.0% |
即日融資可能 |
良い
気になる
金融機関タイプ | ネット銀行 |
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金利形態 | 固定金利 |
商品のタイプ | 当座貸越 |
借入下限金額 | 10万円 |
必要書類 | 事業に利用している銀行口座の通帳コピーなど、事業内容確認書類(口座開設時) |
申し込み方法 | Web完結 |
借入上限金額 | 初回契約時:1,000万円/期限更新以降:1,500万円 |
資金使途 | 事業性資金 |
業務実績2年未満の申し込み可能 | |
担保・保証人不要 | |
借入できる地域 | 全国 |
GMOあおぞらネット銀行 融資枠型ビジネスローン あんしんワイドを検証レビュー!ビジネスローンの選び方も紹介
利用対象者 | 個人事業主 |
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下限金利 | 年1.8% |
上限金利 | 年13.8% |
即日融資可能 |
良い
気になる
金融機関タイプ | ネット銀行 |
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金利形態 | 変動金利 |
商品のタイプ | 当座貸越 |
借入下限金額 | 10万円 |
必要書類 | 本人確認書類・事業実態確認資料(個人事業の開業等届出、公的機関が発行する各種営業許可証、所得税及び復興特別所得税の確定申告書のいずれか) |
申し込み方法 | Web申し込み・契約はWebまたは電話 |
借入上限金額 | 1,000万円 |
資金使途 | 事業性資金 |
業務実績2年未満の申し込み可能 | |
担保・保証人不要 | |
借入できる地域 | 全国 |
PayPay銀行 ビジネスローン(個人事業主向け)を検証レビュー!ビジネスローンの選び方も紹介
利用対象者 | 法人、個人事業主 |
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下限金利 | 年5.0%(カードローン型) |
上限金利 | 年17.8%(カードローン型) |
即日融資可能 |
良い
気になる
金融機関タイプ | 信販会社 |
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金利形態 | 変動金利 |
商品のタイプ | 当座貸越、証書貸付 |
借入下限金額 | 10万円 |
必要書類 | 本人確認書類・年収を確認できる書類(源泉徴収票、給与明細書、課税証明書、確定申告書のいずれか) |
申し込み方法 | Web完結 |
借入上限金額 | 1,000万円 |
資金使途 | 自由 |
業務実績2年未満の申し込み可能 | |
担保・保証人不要 | |
借入できる地域 | 全国 |
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