待ち時間がたったの35秒だと謳うスティックスチームクリーナー、ケルヒャー スチームクリーナー SC 3 EasyFix。インターネット上では「長年の汚れがよく落ちる」「思ったよりも軽い」と評判ですが、実際のところ口コミどおりなのか気になりますよね?
そこで今回は、ケルヒャー スチームクリーナー SC 3 EasyFixを含むスティックスチームクリーナー全15商品を実際に使って、洗浄力・温度管理機能・使い勝手のよさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ケルヒャー スチームクリーナー SC 3 EasyFixは、スティックスチームクリーナーをお探しのすべての人におすすめ。実際に試したところ、圧倒的な洗浄力でフローリングや畳のカレー・クレヨン・コーヒー汚れを素早くきれいにできました。比較した商品にはフローリングでも汚れをこすらないと落ちないものもあったのに対し、跡もほとんど残りません。
比較した多くの商品が苦戦したじゅうたんでは一部汚れ残りがあったものの、コーヒーのシミは跡を残さずきれいに落とせました。「長年の汚れがよく落ちる」という口コミや、「手早くすっきりきれいに」という謳い文句にも納得の洗浄力です。
「思ったよりも軽い」という口コミどおり、使い勝手も良好。実際に使用したモニター5人からは「片手で扱える」と好評でした。アタッチメントも取りつけやすく、組み立ては各パーツをはめるだけと簡単です。モニターからも「説明書がなくてもできそう」との声が聞かれました。
「35秒でヒートアップする」という謳い文句どおり、温度管理機能も優秀でした。スチームが出始めてからわずか10秒で57.7℃に到達し、その後も60℃の高温をキープ。比較した商品には40℃に達するのに60秒以上かかったものもあったのに対し、時間がないときも手早く使用できるでしょう。
サーモカメラで撮影すると、ヘッド全体にムラなく熱が伝わっているのが確認できました。比較した商品には熱ムラが目立つものもありましたが、広範囲の汚れにもしっかりと高温スチームを当てられますよ。掃除の途中で水を追加でき、長時間連続使用できるのも魅力です。
公式サイトでの値段は執筆時点で税込36,300 円と高級ですが、比較した低価格帯の商品よりも洗浄力・使い勝手ともに優秀でした。とくにフローリングの汚れ落としが得意なので、2LDKなどの広い部屋を手早く掃除したい人にぴったり。この機会にぜひ、購入を検討してみてくださいね。
そもそもスティックスチームクリーナーとは、高温スチームで汚れを浮かし落とす製品のこと。取り回しやすく、フローリングなどの床掃除に活躍します。床を汚しやすいペットや赤ちゃんがいる家庭におすすめの商品です。
今回紹介するスチームクリーナー SC 3 EasyFixは、洗剤を使用せずに除菌できるアイテム。清掃・洗浄システムの販売を手掛ける海外ブランド、ケルヒャーの製品です。わずか35秒でヒートアップするため「簡単にすぐ使える」と謳っています。
給水ボトルには蓋がないため手軽に水を注げて、掃除の途中でも給水可能です。カートリッジは取り出す際に水垢の成分を入り口で取り除く仕組みのため、内部ボイラーの洗浄も不要。お手入れのしやすさにも工夫が見られる商品です。
こびりついた汚れにはブラシがおすすめ。水垢やカビ汚れもゴシゴシこすれます。黒と黄色の2色セットで、掃除する箇所によって色分けできるのもうれしいですね。
アタッチメントは別売りで販売されており、壊れても買い替えが可能です。さらに、窓用ノズルやビッグブラシなども用意されているため、必要ならセットで購入してみてくださいね。
サイズは長さ360×幅236×高さ253mmで、カラーはイエローのみ。落ち着いた色味ではありませんが、シンプルなデザインで持ち運びやすい取っ手つきです。
本体には収納ホルダーがついていて、各アタッチメントを紛失しにくいのもうれしいポイント。サッとつけ替えられるよう工夫されています。
今回はケルヒャー スチームクリーナー SC 3 EasyFixを含む、スティックスチームクリーナー全15商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、洗浄力の検証です。じゅうたん・畳・フローリングに汚れをつけて1日放置。その後、商品を使って洗浄し、汚れの落ち具合を評価しました。汚れとして使用したのはカレー・コーヒー・クレヨンです。
検証結果は、非常に優秀。比較したなかでも苦戦した商品が多かったじゅうたんの汚れは一部落としきれなかったものの、フローリングと畳はほとんど跡を残さず洗浄できました。「長年の汚れが良く落ちる」という口コミも頷けます。
カレーはシミになり、クレヨンも色が広がってしまいましたが、じゅうたんについたコーヒーの汚れはおおむねきれいに落とせました。
比較した多くの商品が苦戦したじゅうたんですが、ここまで健闘したのはさすが大手メーカーといえるでしょう。なかには汚れをひとつも落としきれない商品もあったのに対し、こちらは申し分ない洗浄力です。
クレヨンがうっすら残ったものの、よく見ないとわからない程度なので許容範囲でしょう。ペットや子どもが頻繁に汚してしまっても、素早く汚れを取り除けますよ。
畳ではクレヨンを落とすまでに3分かかったものの、ほとんど跡を残さず洗浄できました。比較したほかの商品にはカレーが畳の目に入ってしまったものもあるなか、こちらはしっかり取り除けています。
ただし、掃除中は畳が水浸しになるため、長時間当て続けて畳を傷めないように気をつけましょう。
続いて、温度管理機能の検証です。
スチームボタンを押して温度を測定。スチームが出てからも1分間温度を測り、最高温度をチェックしました。さらにサーモカメラを使って全体的な熱の伝わりやすさも評価しています。
サーモカメラで熱の伝わりやすさを撮影すると、全体が明るく、まんべんなく熱が伝わっているのがわかりました。比較した一部商品で見られた大きな熱ムラはありません。広範囲の汚れにも、しっかりと高温スチームを当てられるでしょう。
35秒でヒートアップするという謳い文句どおり、比較したほかの商品を圧倒する温度上昇です。比較した商品には60秒で40℃までしか上がらないものもあったなか、わずか10秒で57.7℃まで上昇し、それ以降は60℃台の高温をキープしました。
あまり掃除に時間をかけられない人でも、手早くお掃除ができる優秀な商品です。時短重視の人はとくにうってつけでしょう。
最後は、使い勝手のよさの検証です。モニター5人の協力のもと、実際に使用して組み立てやすいか・片手で操作しやすいかなどをチェックしました。
その結果、「思ったよりも軽い」という口コミどおり、使用したモニターからは「片手で扱える」と好評。取っ手つきで持ち運びやすく、アタッチメントの取り換えも簡単な点が高評価につながりました。
組み立ては各パーツをはめるだけ。スケール除去カートリッジも差し込むだけで取りつけが完了します。実際に組み立てたモニターからは、「説明書がなくてもできそう」「構造が簡単」と支持されました。
比較した商品には装着のしづらさを感じるものもありましたが、パーツの取りつけ時には「カチッと音がして、はまったことがわかりやすい」という意見も。組み立てに手間取ることはないでしょう。
実際に使用したモニターからは「軽くて滑らせやすい」と好評でした。比較した商品には2kg以下のものが多く、重量自体は3.1kgと重めの設計です。しかし、モニターからは「思ったよりも軽い」という口コミ同様の意見が複数聞かれました。ホースはやや長めながら、取っ手や車輪がついていて持ち運びもスムーズです。
スティック部分も軽量で、片手でも楽に扱えました。マイクロファイバーはマジックテープで取りつけるだけなので、取り替えも簡単です。付属のクロスも厚手で、使用したあともへたりませんでした。
<使い勝手のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
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最後に、できるだけコストを抑えたい人向けの商品を紹介します。
ケルヒャーのSC 2 EasyFixは、小さな子どもがいる家庭におすすめ。実際に使ったところ、とくにじゅうたんについたクレヨンの汚れがよく落ちました。スチームの最高温度も68.5℃と、比較したなかではかなり高温です。執筆時点で2万円ほどで購入できるため、ぜひ候補に入れてみてください。
SteamGoのスチームゴー モップタイプは、油汚れに強い商品。じゅうたんのカレー汚れはほとんど落としきり、フローリングもぴかぴかに洗浄しました。重量1.8kgと軽く、扱いやすいのもうれしいポイント。執筆時点で1万円程度と低価格ながら、楽に掃除ができる1台です。
ケルヒャー スチームクリーナー SC 2 EasyFixをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | スティック |
---|---|
タンク容量 | 450mL |
加熱方式 | 不明 |
コードレス対応 | |
集じん方式 | |
ヒートアップタイム | 不明 |
スチーム最高温度 | 140℃ |
操作方法 | ボタン |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 約20分 |
1分あたりの水量 | 83mL |
チャイルドロック機能 | |
空焚き防止機能 | |
スチームロック機能 | |
セーフティーキャップ機能 | |
ヘッド種類 | 不明 |
温度ヒューズ | |
充電時間(公称値) | |
騒音値(公称値) | 不明 |
標準モードの運転音 | 不明 |
最強モードの運転音 | 不明 |
コードの長さ | 約5m |
集じん容積 | |
消費電力 | 不明 |
吸込仕事率 | 不明 |
ダストステーション付き | |
充電スタンド付き | |
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ヘッドライト付き | |
水拭き対応 | |
ゴミセンサー付き | |
静音モード搭載 | |
節電モード搭載 | |
10cmの隙間に差し込める | 不明 |
付属品 | 専用マイクロファイバー(1枚)、給水カップ、専用トレイ |
本体重量 | 約1.8kg |
本体幅(公称値) | 267mm |
本体奥行(公称値) | 130mm |
本体高さ(公称値) | 1200mm |
スチームゴー モップタイプ S5をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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