VANGUARD VEO 3GO 265HCBをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

カメラ本体に衝撃を加えて写真を撮っても、全体はほとんどブレていませんでした。写真を拡大すると回転方向の小さなブレは感じられましたが、気になるほどではありません。

比較したなかには揺れが収まるのにも時間がかかった商品もあったのに対し、すぐにブレが収まったのもポイント。比較した商品ではパイプ径が25mm以上ある、ナットロック式が安定性に優れる傾向があり、本商品も同様でした。重りを吊るしてブレを抑えるエンドフックもあり、安定して撮影しやすいですよ。

一方、脚に衝撃を加えて撮影した写真は、ややブレが目立ちました。写真を拡大してみても、ブレは気になります。

比較した商品では、段数が少ないもの・ねじれ剛性が高いものは脚への衝撃でもブレにくい傾向がありました。本商品は脚への衝撃でブレたうえ段数も4段と多いため、上位商品ほどねじれ剛性は高くないでしょう。

とはいえ、比較したなかにはもっとブレていた商品もあり、ある程度はブレが抑えられていました。

脚の伸縮・調整とも非常になめらかとまではいかないものの、問題なく操作できました。比較した商品には伸縮時に脚が引っかかりやすかったものもあったなか、スムーズにセッティングできます。

雲台は目一杯ノブを緩めた際はなめらか。少し締めていくと引っかかる場合がありますが、不満に感じるほどではありません。雲台のロックも簡単です。

しかし、ロックした際にズレが少しあったのは気になりました。厳密な構図が必要な風景や建造物ではズレが生じる可能性がありそうです。

ナットロック式なうえ段数が多く、非常にコンパクトです。縮長は41cmとカメラバッグの脇にも入るほど。重量も1.42kgとそこまで重くはありません。

比較したなかには縮長50cm・重量1.5kgを超えた商品もあったのに対し、携帯性のよさを売りしているとの説明どおりです。持ち運びやすさで選びたい人は、有力候補となるでしょう。