スリムな形状でスマホと一緒に持てると評判のAnker PowerCore III 10000。スタンドとしても使えて便利と高く評価される一方で、「充電速度が遅い」「重い」といった気になる口コミもみられ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、Anker PowerCore III 10000を含むワイヤレスモバイルバッテリー全21商品を実際に使ってみて、容量の実測値・充電スピード・Qi充電可能距離・持ち運びやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
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すべての検証は
マイベストが行っています
AnkerのPowerCore III 10000は、充電スピードにこだわる人におすすめです。
実際にスマホを充電してみると、約19分で20%まで到達しました。全商品のなかでも、とくにすばやく充電できます。また容量の実測値においても記載容量に対して約65%の6,493mAhを記録。iPhone12を約2回フル充電でき、変換ロスは少ない印象です。
さらに本体はやや縦長のためポケットには入れられないものの、横幅や厚みは気になりません。片手でも持ちやすさを感じました。重さは約244gと軽く、カバンでの持ち運びもしやすい印象です。
Qi充電可能距離も約7mmあり、ある程度厚みのあるケースでも装着したまま充電できます。充電性能・使いやすさをバランスよく備えたアイテムといえるでしょう。
Ankerは、充電器やスピーカーなどスマホ・タブレット関連商品を幅広く取り扱っています。
今回ご紹介するPowerCore III 10000は、10,000mAhと大容量のモバイルバッテリーです。
ワイヤレス充電では、最大10Wの出力が可能。さらにケーブルによる急速充電ができるよう、最大出力18WとなるUSB-A・Tyoe-Cポートを搭載しています。
ワイヤレス・ケーブルの両方を使用することで、スマホ2台を同時に充電できますよ。
加えてパススルー充電も行えるため、スマホを充電しながらバッテリー本体の充電も可能です。
別売りのPowerDelivery対応のACアダプターを使用すれば、約4.5時間でフル充電が完了します。
またスマホスタンドを内蔵しており、動画を視聴する際にも便利です。
サイズは、縦106×横68×厚さ19mm。持ち運びがしやすいよう、トラベルポーチが付属しているのもうれしいですね。
今回は、Anker PowerCore III 10000を含むワイヤレスモバイルバッテリー全21商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1~5点の評価をつけています。
まずは、容量の実測値の検証です。
フル充電状態のモバイルバッテリーを電子負荷装置にセットし、バッテリーが空になるまで電流を流し続けます。その間に流れた電流をバッテリー実容量チェッカーで計測し、パッケージに記載されている容量に対する割合を算出しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
容量の実測値の検証では、4.0点と比較的高評価に。
実際に計測してみると、記載容量10,000mAhの約65%あたる6,493mAhを記録しました。iPhone12であれば、約2回の充電が行える容量です。実測値が30%台となった商品もあったなか、バッテリーとして十分な性能を備えています。
続いて、充電スピードの検証です。
実際にワイヤレスモバイルバッテリーを使用し、充電残量が0%のiPhoneSE(第二世代)を充電します。充電が20%に達するまでの時間を計測し、スピードを評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
スタートから約19分ほどで20%まで充電でき、5.0点と満点評価を獲得。
検証で使用した多くの商品が20%に達するまでに20分以上かかったことを踏まえると、時間をかけずスピーディーに充電できます。
続いて、Qi充電可能距離の検証です。
各商品でワイヤレス充電を実際に行い、スマホとモバイルバッテリーの間に厚さ1mmのプラスチック板を挟んでいきます。何枚の板を挟めるかによって、距離をチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
Qi充電可能距離においては、4.0点と合格レベルの評価に。
スマホとバッテリーの間にプラスチック板を7mm分まで挟んでも、問題なく充電できました。メーカーが公称している充電可能なケースの厚みは約5mmまでであったことも含めると、多少厚みのあるケースでも付けたまま使用できるでしょう。
最後に、持ち運びやすさの検証です。
実際に各商品を使用し、厚み・重さを測定します。またスマホと一緒に持てるか・カバンに収納できるかも合わせて確認し、持ち運びやすさを評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
持ち運びやすさの検証では、3.2点と好成績を獲得。
本体の縦部分は約106mmと手から少しはみ出してしまうほど長さはありますが、モニターからは「幅は広くないため、片手でも持ちやすい」と好評でした。
ポケットには入らないものの、カバンでは大きく場所を取ることなく持ち運びやすいといえます。
AnkerのPowerCore III 10000は、充電スピード・容量の実測値において特に高評価でしたが、最後にほかの魅力的な商品もご紹介したいと思います。
藤本電業のワイヤレスモバイルバッテリーは、重さ約198gと軽量なのが好印象。スマホと同じくらいのサイズのため、重ねても持ちやすく、小さめのカバンにもさっと収納できます。さらに10,000mAhの記載容量に対して、実測値は6,233mAhと十分な数値を記録。充電もスピーディーに行えますよ。
より大容量モデルをお探しの人は、AUKEYのPB-WL03をチェック。記載容量は20,000mAhですが、検証での実測値は約71%にあたる約14,162mAhを記録しました。スマホを約5回充電できる容量を備えています。サイズは大きめですが、フラットだけでなくスタンド型としても使えるのは便利です。
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