BLUEDOT BMB-Qi10をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
そこで今回は、BLUEDOT BMB-Qi10を含むワイヤレスモバイルバッテリー全21商品を実際に使ってみて、容量の実測値・充電スピード・Qi充電可能距離・持ち運びやすさを比較してレビューしたいと思います。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね！
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すべての検証は
マイベストが行っています
【総評】充電スピードはいまひとつだが、変換ロスが少なく持ち運びもしやすい
BLUEDOTのBMB-Qi10は、充電スピードがいまひとつ。検証ではiPhoneSEの充電が20%まで達するのに約30分とやや時間がかかってしまいました。
20分程度でできた上位商品があったことを踏まえると、すばやく充電を終わらせたい方には不向きといえます。
しかし容量の実測値は記載の約64.4%と、比較した商品の平均を約12%も上回りました。さらにQi充電可能距離は8mmとなり、ある程度厚みのあるケースでも装着したまま充電が可能です。スマホと同じくらいのサイズ感かつ軽量のため、持ち運びやすさにおいても高評価となりました。
携行性・変換ロスが少ないのは魅力ですが、スピーディーに充電できる商品をお探しの方はほかの商品も検討してみてください。
BLUEDOT BMB-Qi10とは
BLUEDOTは、タブレットやポータブルDVDプレーヤーなどを手がける国内メーカーです。
今回ご紹介するBMB-Qi10は、10,000mAhのバッテリーを備え、Qi規格によるワイヤレス充電では最大10Wの出力ができます。
さらに、急速充電であるPower Deliveryに対応したType-C、Quick Chargeに対応したUSB-Aと2つのポートを搭載。有線では、最大18Wの出力が可能です。
本体の充電にはType-Cもしくは、micro USBケーブルを使用します。付属品としてType-Cケーブルが同封されているので、購入後はすぐに使い始められますよ。
また、サイドには4つのLEDランプを内蔵しており、点灯数に応じてバッテリー残量をひと目で把握できます。
本体表面にはラバー加工が施されているため、スマホやタブレットを置いた際に滑りにくいのも魅力です。
カラーはホワイト・ブラックの2色が販売されているので、好みに合わせて選べるのもうれしいポイントですね。
実際に使ってみてわかったBLUEDOT BMB-Qi10の本当の実力！
今回は、BLUEDOT BMB-Qi10を含むワイヤレスモバイルバッテリー全21商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1〜5点の評価をつけています。
検証①：容量の実測値
検証②：充電スピード
検証③：Qi充電可能距離
検証④：持ち運びやすさ
検証① 容量の実測値
まずは、容量の実測値の検証です。
各商品をフル充電状態にし、バッテリーが空になるまで電子負荷装置に電流を流し続けます。流れた電流量から、パッケージに記載されている容量に対する実測値を算出しました。
この検証での評価は、下記のようにつけています。
- 30%
- 40%
- 50%
- 60%
- 70%
実測値は6,440mAhと平均値を12%も上回る。変換ロスは少ない
容量の実測値においては、4.0点と好成績を獲得。
検証での実測値は6,440mAhと、記載容量10,000mAhの約64.4%となりました。今回比較した商品の平均を約12%も上回る数値を記録し、iPhone12であれば約2回フル充電ができる容量です。変換ロスが少なく、実際に使える容量は十分です。
検証② 充電スピード
次に、充電スピードを検証します。
iPhoneSE（第二世代）を各商品で実際に充電し、充電残量が0%から20%に到達するまでにかかった時間を計測しました。
この検証での評価は、下記のようにつけています。
- 20%まで35分以上
- 20%まで30~35分
- 20%まで25~30分
- 20%まで20~25分
- 20%まで~20分
充電スピードはいまひとつ。充電に約30分とやや時間がかかる
検証した全商品の平均よりも充電に少し時間がかかり、3.0点と評価は伸び悩む結果に。
iPhoneSEを20%まで充電するのにかかった時間は、約30分となりました。20分以内で充電できた上位商品と比べると、スピードに物足りなさを感じます。短時間で充電を済ませたい方には、不向きな印象です。
検証③ Qi充電可能距離
続いて、Qi充電可能距離を検証します。
厚さ1mmのプラスチック板をスマホとモバイルバッテリーの間に枚数を重ねて挟み、ワイヤレス充電においてどの程度の距離まで通電できるかをチェックしました。
この検証での評価は、下記のようにつけています。
- 0mm～2mm未満
- 2mm～4mm未満
- 4mm～6mm未満
- 6mm～8mm未満
- 8mm以上
充電可能距離は8mmと優秀。厚みのあるケースでも充電に支障はなし
Qi充電可能距離の検証では、5.0点と満点評価となりました。
本体とスマホの間に8枚の板を挟め、距離は約8mmを記録。ある程度厚みのあるケースでも取り外すことなく、充電できるでしょう。
検証④ 持ち運びやすさ
最後に、持ち運びやすさの検証です。
それぞれのモバイルバッテリーの重さ・厚みを計測します。また同時にスマホと一緒に持てるか・カバンに入れられるかといった2点をチェックし、総合的に評価しました。
この検証での評価は、下記のようにつけています。
- とても持ち運びにくい
- 持ち運びにくい
- 持ち運びにくくはない
- 持ち運びやすい
- とても持ち運びやすい
スマホと同程度のサイズで持ち運びやすい。重さも気にならない
スマホと一緒に持つのは難しいものの、サイズはiPhone11よりもひと回り小さく設計されています。さらに重さは約231gと比較的軽量のため、片手でもギリギリ持てました。
長さがあるためポケットに入れると少しかさばりますが、歩いていても違和感は感じません。
加えて角に丸みのある形状により、カバンにも収納しやすく、ほかの荷物と一緒に入れても傷が付かなそうと検証に参加したコンテンツ制作チーム員からは好評でした。
手持ち・カバンどちらでも、持ち運びやすいといえます。
充電スピード・変換ロスの少なさにこだわる方には、こちらもおすすめ
BLUEDOT BMB-Qi10は、充電スピードにおいて惜しい結果となりました。そこで、最後にほかのおすすめ商品をご紹介したいと思います。
すばやく充電を済ませたい方には、藤本電業のワイヤレスモバイルバッテリーがおすすめです。20%の充電にかかった時間は約18分と、1分あたり1%以上もの充電ができます。加えて10000mAhの記載容量に対して、実測値は約62%と十分。スマホと一緒に持て、小さなカバンにも収納しやすいですよ。
またAUKEYのPB-WL03は、20,000mAhと容量の大きさが魅力です。検証での実測値も素晴らしく、記載の約71%にあたる14,162mAhを記録しました。さらに20%まで約23分で充電でき、スピードも申し分ありません。スマホスタンドとしても使えるため、動画の視聴にも便利です。
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