シーンにあわせて多彩な使い方ができるように開発された、Fotopro X-go Chameleon。インターネット上には口コミが少なく、評判がわからないので「使いやすいのか」「安定して撮影できるのか」などが不安で、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、Fotopro X-go Chameleonを含むアルミ三脚全23商品を実際に試してみて、安定性・使いやすさ・持ち運びのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
Fotopro X-go Chameleonは、ブレがなくきれいな写真を撮影したい人におすすめの商品です。安定性の検証では全商品のうちトップクラスの評価を獲得。拡大してようやく輪郭がやや甘くなっていることに気がつくぐらいで、ブレがほとんど気になりませんでした。
比較した商品には十字・一定方向へのブレが目立ったものがあったなか、カメラ・脚部のどちらに衝撃を加えても微小なブレにとどめられています。脚部のブレはすぐに収まらなかったものの、かなり時間がかかった商品もあったことを考えると気にならないレベルでしょう。
脚・雲台などのパーツがスムーズに動かせるのもうれしいポイント。比較した商品には脚・パイプの引っかかりが気になったものがあったなか、脚部のパイプは一気に伸ばせるうえ、自由雲台は異音・ゴミもなくなめらかに角度調整が可能です。
しかし、センターポールを固定する際には小さいネジを使う必要があり、セッティングに手間取ることから、使いやすさの検証では比較したほかの上位機種に一歩届かない結果でした。
本体の重さは1.61kg、大きさは43cmで、比較した商品のなかでは平均的。脚の段数は4段で、5段の商品に比べるとコンパクトにはならないものの、専用のバッグが付属しているので持ち運びには困りにくいでしょう。
販売価格は執筆時点で18,000~29,000円前後。比較した商品のなかでは中価格帯の商品です。きれいに写真撮影をしたい人にはぜひ試してほしい商品ですが、使いやすさ・持ち運びのしやすさを重視するのであれば、そのほかの商品を検討してみてください。
「Fotopro(フォトプロ)」は、写真と一緒によりよい生活をつくることをキャッチコピーとしている撮影機材メーカー。卓上用・スマホ用をはじめとした三脚や、狭い場所での撮影に特化した一脚などといった初心者にも扱いやすい機材を開発・販売しています。
今回ご紹介するFotopro X-go Chameleonは、自然のなかにも自然になじむサファリカラーがおしゃれなアルミ三脚。脚部は取り外しが可能で、シーンにあわせて使える三脚・一脚の2WAY仕様です。
全高は157.5cmで、最低高は43.2cm。高さ調整は4段階からできるので、撮影者や被写体の身長・距離にあわせてスムーズに高さの変更が可能です。脚部はロックナット式で、ロックナットを軽く回すだけでスムーズに脚を伸縮できると謳っています。
センターポールをつけ替えれば、ローアングルにも対応できます。さまざまなスタイルでの撮影を楽しみたいときにぴったりですよ。
ゴムグリップつきの三脚の先には金属製のスパイクがついているので、足元の悪い場所でも安定して撮影できます。
コンパクトな三脚ですが耐荷重は3.5kgで、さまざまな大きさのカメラ・レンズを使った撮影にも対応しやすい点もうれしいポイントです。
今回は、Fotopro X-go Chameleonを含むアルミ三脚全23商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証の内容は以下のとおりです。
まずは、ブレなくきれいに撮影するために重要な安定性の検証です。
各商品にミラーレス一眼カメラ・超望遠レンズを載せた状態で長秒撮影を行い、撮影中のカメラ・三脚に輪ゴムで衝撃を加えます。衝撃が加わった際に撮影した写真をチェックし、ブレにくさ・ブレの収まりやすさの2つの観点から総合的に評価しました。
撮影中のカメラに衝撃を与えても、ブレはほとんど目立っていませんでした。比較した商品には、拡大しなくても十字・一定方向へのブレが目立ったものがあったなか、本商品は拡大してようやく微細なブレに気がつく程度の微細なブレにとどまっています。
ブレの収まりもよく、二重像のような仕上がりになることもありません。比較した商品では脚パイプが26mm以上の商品が高評価を獲得する傾向があるなか、本商品のパイプ径は25mmとスリムではあるものの、カメラに衝撃が加わった際でもブレなく安定して撮影ができました。
脚部に衝撃が加わった際でも、ブレが小さい印象です。比較した商品には、振動しているようなブレが出てしまったものがあったなか、本商品のブレは大きく目立つことはありませんでした。
ブレ自体は微小ですが、撮影環境によっては十字が重なるように被写体が二重に見えることもあります。しかし、比較した商品のなかにはブレが収まるまでにかなりの時間がかかったものがあったことから、本商品のブレの収まりには大きな不満はないレベルといえるでしょう。
次に、使いやすさの検証です。簡単に操作しやすい三脚であれば、思いどおりに撮影ができるので、でき栄えのよい写真に仕上がるでしょう。
そこで、一眼カメラをセッティングしてみて、脚は伸ばしやすいか・調節しやすいか・雲台はなめらかに動くか・ロックしやすいかを総合的に評価しました。
実際にカメラをセッティングしてみたところ、各パーツの動かしやすさは優秀。比較した商品には脚部の引っかかりが気になったものが多いなか、脚部のパイプが一気に伸ばせるようになっており、とてもスムーズに動かせました。
また、比較した商品のうち自由雲台タイプは、カメラを手で持っているような感覚で動かせた傾向があったなか、同じく自由雲台タイプの本商品もスムーズに向き・角度を設定できました。セッティング時に異音・ゴミも出ないので、外出時にも使いやすいでしょう。
しかし、センターポールを固定する際には小さいネジを使う必要があります。ロックノブを操作しても上手く固定できず、セッティングに手間がかかりました。雲台をロックする際にも構図が少しずれやすい点もあって、比較したほかの上位機種に一歩届かない結果です。
最後に、持ち運びのしやすさの検証です。撮影に便利な三脚ですが、持ち運びが大変だと扱いにくいですよね。
そこで各商品の三脚の重さ・大きさをチェック。重さの基準を一般的な一眼レフ用三脚の重さである1.5kgに、大きさの基準は一般的なカメラバッグに収まる45cmとし、それより小さいものほど高評価としました。
重さは1.61kg、大きさは43cmで、比較した全商品には大きさが40cm代のものが多かったことから、平均的な結果といえます。
比較した商品では、脚の段数が多いものほどコンパクトで持ち運びやすい傾向があるなか、本商品の脚は4段。5段タイプの商品に比べると大きいものの、専用のバッグも用意されているので、持ち運びにはそこまで困らないでしょう。
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19,800円
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(93件)
最後にスムーズに使えて、持ち運びやすいアルミ三脚をご紹介します。
扱いやすさで選びたいなら、VANGUARDのVEO 3GO 265HABがおすすめ。使いやすさの検証では各パーツの完成度が高く評価されました。雲台・脚が軽い力でスムーズに操作できるうえ、ロックの際にも構図のズレがほどんとないため、三脚の扱いに慣れていない人でも扱いやすいでしょう。
持ち運びのしやすさを重視したいなら、befreeアドバンス アルミニウムT三脚キットがおすすめ。なめらかに動く雲台が特徴で、構図を微調整したいときにも活躍します。本体の縮長は40cmとコンパクトで、三脚ケースもついているので、外出時にも携帯しやすいでしょう。
三脚タイプ | トラベル三脚 |
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耐荷重 | 5kg |
全高 | 166.5cm |
縮長 | 41cm |
重量 | 1.66kg |
ロック方式 | ナットロック式 |
パイプ素材 | アルミニウム |
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全高(センターポール除く). | 126cm |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり |
VANGUARD VEO 3GO 265HABをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
三脚タイプ | トラベル三脚 |
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耐荷重 | 8kg |
全高 | 150cm |
縮長 | 40cm |
重量 | 1.49kg |
ロック方式 | ナットロック式 |
パイプ素材 | アルミニウム |
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全高(センターポール除く). | 127cm |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり |
マンフロット befreeアドバンス アルミニウムT三脚キット MKBFRTA4BK-BHをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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