マンフロット Elementトラベル三脚 スモール MKELES5BKBHをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

カメラに衝撃を与えたときの写真を見てみると、大きなブレはありませんが、拡大するとブレが目立ちます。

衝撃を与えたあとのカメラのブレがなかなか収まらないのも気になる点。しかし、そこまで大きく揺れていないので許容範囲といえるでしょう。

また、比較したなかでは脚の太さが26mm以上のものが安定性が高い傾向がありましたが、こちらは22mmとやや細め。

口コミには「安定感がない」という声があったように、超望遠レンズなど大きめのカメラは安定しにくい印象です。コンデジなど軽いカメラは問題なく使用できるでしょう。

脚に衝撃を与えたときの写真も、ぱっと見るとブレはありません。しかし、拡大するとやや解像度が落ちてブレているのがわかります。

また、比較した商品では脚の段数が少ないほど脚が太く安定感がある傾向に。こちらは5段と多く最下段の脚の先が細いため、安定しにくいのが難点です。

一方で、小さくたためるので、安定性より持ち運びやすさを重視したい人には向いているでしょう。

その結果、脚を伸ばして固定するまでスムーズに操作できました。脚のパイプの動きがなめらかで、ストレスなく高さ調整できるのもポイント。

比較した商品には、脚の伸縮に引っかかりがあるものもありましたが、こちらは軽い力でさっと操作できますよ。

雲台の動きも非常になめらか。比較したほかの商品と同様に、自由雲台を採用しているのものはカメラを手で持っているような感覚で撮影できるとわかりました。

思ったとおりに向きが変えられるので、被写体にカメラを向けたりピントを合わせたりするのもスムーズにできるでしょう。

また、雲台を固定するネジは回しやすくさっと固定できました。しかし、雲台のネジを締めたときに少し構図のズレがあったのは惜しい点。それほど大きくはないので、細かい調整が必要ないのなら問題ないでしょう。

本体の重さは1.15kgと軽量。口コミには「重い」という声がありましたが、比較した商品には2kg台のものもあったのに対し、軽く持ち運びやすいといえます。

収納時の大きさは32cmで、リュックにすっぽり入るサイズ感です。比較した商品には縮長が50cm以上のものもあったなか、かなりコンパクトに収納できるので、口コミどおり楽に持ち運びができますよ。