おいしい水が飲めると評判の日本ガイシ CW-101。インターネット上の口コミでは高評価が多い一方で、「サイズが大きい」「コスパが悪い」といった意見もあり、購入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、日本ガイシ CW-101を含む据置型浄水器7商品を実際に使って、ろ過後のおいしさ・使いやすさ・ランニングコストを比較してレビューしたいと思います。購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
唎酒師・焼酎唎酒師・アクアソムリエの資格保持者。マイベストでは、酒・水担当として日本酒・ビール・ウイスキーなど200種類以上のお酒を比較検証している。プライベートでも週に4回以上お酒を嗜み、トレンドや消費者の嗜好を日々アップデートしている酒愛好家。普段あまりお酒を飲まない初心者から、あらゆる品種を飲み比べてきた酒愛好家まで幅広く楽しめるような価値あるコンテンツの提供を目指し、酒商材の魅力を最大限に引き出すコンテンツ作り・情報発信に励んでいる。
すべての検証は
マイベストが行っています
今回検証した日本ガイシのCW-101は、肝心の使いやすさが今ひとつでした。
浄水と原水の切り替えレバーが硬く、使いやすさは検証した中で最低レベル。また本体が大きいので、設置する場所を選ぶ印象です。
ろ過後の水には柔らかさと甘味がありますが、他商品より格段においしいというわけではありません。ランニングコストも平均よりもやや高めなので、コスパ重視の方にも不向きな印象です。他商品と比べて価格が高い点も気になります。
より使いやすい商品も紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。
独自の水処理技術を生かした商品を発売している日本ガイシ。そんな日本ガイシの中でも、家庭用の浄水器として作られたのがC1シリーズです。
今回紹介するCW-101は、4人以上の家族に向けて作られた浄水器。2002年に発売されてから、現在まで販売され続けているロングセラー商品です。
ろ材にはセラミックフィルター・活性炭・不織綿を使用。ファインセラミックフィルターにより細菌を99.999%除去し、活性炭で塩素や化学物質を取り除いてくれます。
キッチンでの作業を楽にするため、浄水口を360度、本体は90度回転させられるのも特徴です。
1分あたり3.5Lの水をろ過してくれるので、蛇口からミネラルウォーターを出す感覚で使えます。
カートリッジ交換のタイミングも18ヶ月が目安。使い終わったカートリッジは、無料で回収してくれます。
カラーバリエーションは、ブラック・ネイビー・レッドの3種類。さらに本体がスリムになったタイプも発売されています。
浄水性能は変わらないままコンパクトになっているので、シンク周りのスペースに合わせて選んでくださいね。
今回は日本ガイシ CW-101を含む据置型浄水器全7商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証方法は以下のとおりです。それぞれの検証で、1〜5点の評価をつけています。
検証①:ろ過後のおいしさ
検証②:使いやすさ
検証③:ランニングコスト
まずはろ過後のおいしさを検証します。
ミネラル含有量・後味・甘味・塩味などのバランスをもとに、アクアソムリエの江口慶太さんに評価してもらいました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
検証した中ではおいしさの評価が高く、点数は3.5点です。
ほぼ純水のような味ですが、柔らかさと甘みがあるのは好印象でした。ただし、のどごしがあまりないため、物足りなさも感じます。とはいえ味にそこまでこだわらないなら、十分満足できるでしょう。
次に使いやすさの検証です。
本体サイズは大きすぎないか・設置は簡単か・浄水と原水の切り替えはしやすいか・手入れは簡単か・カートリッジ交換の目安はわかりやすいかの5点に注目して評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
使いやすさは2.7点と最低クラスの評価でした。本体が大きくて重いので、広いキッチンでないと邪魔に感じてしまいそうです。また、浄水と原水の切り替えレバーが硬いのも使いづらく感じました。一方、蛇口を360度動かせるのは便利でした。設置場所次第では検討してもいいでしょう。
カートリッジの仕様期間は、本体上部のLEDの点滅の仕方で教えてくれる仕組みになっています。数字で期限を表示してくれるような機能はないのでわかりにくい印象です。一方、カートリッジの交換タイミングは分かりやすく教えてくれるので、普段遣いには問題なさそうです。
最後にランニングコストの検証です。
フィルター単価をろ材使用限界量で割り、1Lあたりの平均コストを比較し評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
ランニングコストは安くありません。点数は2.5点です。
1Lあたりのコストは1.72円と、今回検証した商品の平均である1.6円よりも費用がかかってしまいます。蛇口に付けるタイプやポッド型に比べると安いですが、据置型の中では安いとは言えません。
日本ガイシ CW-101はやや使いづらさを感じたので、最後に他のおすすめ商品をご紹介します。
使いやすさを重視する方には、パナソニックの調理浄水器がおすすめ。水はねを軽減する工夫がされており、浄水ホースが自由に動かせるのが魅力です。ランニングコストは1L当たり1.8円と平均的ですが、甘さのあるおいしい水が好評でした。サイズはやや大きいですが、使いやすいのが魅力です。
クリンスイSuperSTX-SSX880も使いやすさに優れています。押しレバー式が採用されているので、料理中でも片手で浄水と原水の切り替えができます。さらに360度回転するノズルも使い勝手抜群。1Lあたり約0.93円と、ランニングコストの低さも魅力ですよ。
除去物質数 | 15項目 |
---|---|
浄水カートリッジ寿命 | 約1年(1日20L使用時) |
取り付け可能な蛇口の形 | 先のふくらんだ丸型蛇口、外ネジ泡沫水栓、内ネジ泡沫水栓、先がストレートなタイプ |
カートリッジ交換目安(メーカー推奨値) | 約1年(1日20L使用時) |
フィルターの種類 | 活性炭、中空糸膜、不織布、イオン交換繊維 |
浄水器適合マーク |
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。