アクアリード ロングライフ浄水器をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
カルキ臭が抑えられ味がまろやかになると評判の、アクアリード ロングライフ浄水器。ネット上では「この浄水を使うと、コーヒーや料理がおいしくなる」と好評ですが、中には「味の違いを感じられない」といった声もあり、購入をためらっている方も多いのではないでしょうか？
そこで今回は、アクアリードのロングライフ浄水器を含む据置型浄水器全7商品を実際に使ってみて、ろ過後のおいしさ・使いやすさ・ランニングコストを比較してレビューしたいと思います。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね！
唎酒師・焼酎唎酒師・アクアソムリエの資格保持者。マイベストでは、酒・水担当として日本酒・ビール・ウイスキーなど200種類以上のお酒を比較検証している。プライベートでも週に4回以上お酒を嗜み、トレンドや消費者の嗜好を日々アップデートしている酒愛好家。普段あまりお酒を飲まない初心者から、あらゆる品種を飲み比べてきた酒愛好家まで幅広く楽しめるような価値あるコンテンツの提供を目指し、酒商材の魅力を最大限に引き出すコンテンツ作り・情報発信に励んでいる。
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【総評】使い勝手が悪く、ランニングコストも高い
今回検証したロングライフ浄水器は、経済的負担が大きいのでおすすめできません。
除去しにくい物質を基準にコスト計算すると、1Lあたり4.5円と他商品の何倍もの金額に。遊離残留塩素だけなら3年間交換不要ですが、それ以外の物質も含むとカートリッジをもう少し早い頻度で交換しなければなりません。
また、使いやすさの評価もイマイチでした。本体はコンパクトなのにホースが太いため、設置場所によっては邪魔になります。
本体が丸洗いできる点や浄水のおいしさは評価できるので、コストと使いにくさが残念でした。もう少しコストを抑えられる、使いやすい浄水器を検討しましょう。
アクアリード ロングライフ浄水器とは
国産・日本製にこだわり、浄水器を製造しているアクアリード。据置型だけでも4種類を販売しています。ロングライフ浄水器は、その中でも初期費用・ランニングコストを抑えた商品です。
約1万円と初期費用がリーズナブルでありながら、1台で2Lのペットボトル約2万本を浄水可能。カートリッジの寿命も3年と長いので、面倒な交換の手間を省けます。
NSF認定を取得した活性炭を搭載した独自の浄水システムも魅力の1つ。水道水残留塩素など17項目の不純物を除去し、天然鉱石によってミネラルだけを残してくれます。
濾過された浄水は水道法・食品衛生法の基準をクリアしているので、安心感にこだわる方にも◎です。
水流は3段階で切り替えでき、50℃のお湯まで使うことができます。冷え込む季節の洗い物時でも、温かいお湯が使えるのは嬉しいですね。
また専用の固定具が同梱しており、泡沫水栓・丸形蛇口であれば取り付け可能です。また、もし家の蛇口が対応しているか不安な場合は、LINEで相談するのがおすすめ。写真を送付すると、対応しているか回答してもらえます。
実際に使ってみてわかったアクアリード ロングライフ浄水器の本当の実力！
今回はアクアリード ロングライフ浄水器を含む据置型浄水器全7商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1～5点の評価をつけています。
検証①：ろ過後のおいしさ
検証②：使いやすさ
検証③：ランニングコスト
検証① ろ過後のおいしさ
まずは、ろ過後のおいしさの検証です。
常温でろ過した水のミネラル含有量・後味・甘味・塩味などの味のバランスを、アクアソムリエの江口慶太さんに評価してもらいました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
- 雑味があり、喉にひっかっかる
- やや雑味があり、とがりが感じられる
- 普通
- おいしい
- 雑味がなく、まろやかで非常におししい
他商品よりおいしい。純水に近いが塩味・甘味もある
ろ過後のおいしさは、平均を上回る3.5点という結果に。純水に近い味わいで、ほんのりとした塩味と甘味が感じられました。
飲んだ後にほんの少し科学臭がしますが、気になるほどではないでしょう。十分おいしいと感じられそうです。
検証② 使いやすさ
実際に蛇口に浄水器を取り付け、本体のサイズ感・設置の簡単さ・切り替えのしやすさ・手入れの方法・カートリッジ交換時期がわかりやすいかを確認しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
- 使いにくい
- やや使いにくさを感じる
- 普通。可もなく不可もなく
- 使いやすい
- 普段使いにぴったりで非常に使いやすい
ホースが太く少々邪魔になるが、本体が丸洗いできて衛生的
使いやすさでは、3.5点を獲得。本体サイズは小さめですが、ホースが太いので人によっては邪魔に感じてしまいそうです。
ただし手入れは簡単にできるので、衛生面が気になる方にはおすすめ。本体を定期的に丸洗いすれば、水垢が溜まるのを防ぐことができます。
検証③ ランニングコスト
フィルターの単価（円）をろ材使用限界量（L）で割り出し、1Lあたりの平均価格を全商品と比較しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
- 浄水1Lあたり4.5円以上
- 浄水1Lあたり1.7円以上4.4円以下
- 浄水1Lあたり1.63円
- 浄水1Lあたり1円以上1.62円以下
- 浄水1Lあたり0.93円以下
1Lあたり4.5円とコストが高い。他商品の3～4倍の価格
ランニングコストは、残念ながら1.0点と低評価でした。遊離残留塩素のみを除去するのであれば、公式サイトの通りカートリッジは3年間交換不要です。
しかし検証では「最も除去しにくい物質」を基準としているため、1Lあたりの平均コストは4.5円と高額に。全体平均を大幅に上回るので、低コストとは言えません。
低コストで選ぶなら、こちらがおすすめ
クリンスイの浄水器は、低コストなのが特徴。1Lあたり約0.93円とトップレベルのコスパなので、長く使い続けたい人におすすめです。味はほぼ純水ですが、まろやかさも感じられますよ。ノズルや先端キャップの自由度が高く、鍋やポットに浄水を注ぎやすいのも魅力です。
ゼンケンの浄水器も、比較的低コストな商品。検証では、1Lあたり約1.3円と平均を上回る結果になりました。除去できる物質は9つと少なめですが、のど越しのよいなめらかな浄水になります。機能面はそれほど充実していないものの、水のおいしさとコストで選ぶならおすすめです。
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