タニタ デジタル温湿度計 TT-559を検証レビュー！温湿度計の選び方も紹介

タニタの「デジタル温湿度計 TT-559」は、玄関先や冷蔵庫などに設置して、家族で使うシーンにおすすめです。温湿度から出した快適レベルをイラストで表示する仕様で、風邪予防などに役立てやすいのが魅力。置き型・マグネット式として使えるため、玄関先や冷蔵庫といった家族みんなが使う場所に置きやすいでしょう。

温度の正確性は高評価で、設定温度との誤差の平均はわずか±0.6℃でした。高温多湿の状態だと最大1.2℃の誤差が生じたものの、問題ないレベルといえます。

湿度の正確性も優秀で、設定湿度との誤差の平均はわずか±1.0%と大きな誤差が見られませんでした。肝心の温度・湿度の計測精度が非常に高く、細かく温湿度を管理したい人にもってこいでしょう。

ほかの商品にはあまり見られない、時計・アラーム機能があるのも魅力。目覚まし時計としても活用でき、多様なシーンで活躍するでしょう。ただし、バックライトはなく暗所では視認性がいまひとつ。暗い場所で画面表示を確認するには、別の明かりが必要になりそうです。また、垂直に設置する仕様のため、角度によってはやや見えにくいのも気になる点。モニターからは「立った状態と上からだと反射して見えない」との声があがっており、設置場所は選ぶ必要があるでしょう。

とはいえ、肝心の計測精度は温度・湿度ともに優れており、イラストで室内環境を感覚的に把握できるのは大きな魅力。玄関や冷蔵庫といったよく使うところに設置して、日常的に温度や湿度を管理したい人にぴったりです。