「素早くしっかり落とす」と謳うアイメイクリムーバー、クレ・ド・ポー ボーテ デマキアンYL M。「マツエクにも使える」などの口コミを見かけますが、実際のところ評判どおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のアイメイクリムーバーとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、アイメイクリムーバー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
すべての検証は
マイベストが行っています
「アレルギーテスト済み」は、すべての人にアレルギーが起きないということではありません。「パッチテスト済み」は、すべての人に皮膚トラブルが起こらないということではありません。
目次
良い
気になる
クレ・ド・ポー ボーテ デマキアンYL Mは、マツエクに対応している点は魅力ですが、敏感肌の人には不向きです。理系美容家が成分表を確認したところ、デリケートな肌には負担となりうる収れん効果のある成分が含まれていました。比較したなかには肌質を問わず使いやすい組成の商品もありましたが、こちらは肌がゆらいでいるときは避けたほうが無難でしょう。
濃いメイクを好む人にも向いていません。人毛つけまつ毛にマスカラ塗って商品を含ませたコットンで6回拭き取ったところ、根元や太い束にマスカラが残り完全には落としきれず。人工皮膚に塗布したアイライナーも、オフするのに平均4.6回拭き取る必要がありました。比較したなかでマスカラ・アイライナーをスピーディに落とせた商品は少なく、こちらも時間がかかります。
一方、グリッターライナーの落としやすさは比較したなかでもトップクラスの高評価を獲得。グリッターライナーを塗布した人工皮膚に商品を染み込ませたコットンと分銅を乗せたところ、平均2回なでるだけでオフできました。比較した商品には6回こすっても落とせないものもあったなか、こちらは大粒のラメアイテムをよく使う人やラメ残りが気になっている人にぴったりです。
容器の使い勝手も悪くありません。容器はスリムな筒状で、試したモニターに「手になじむ」と好印象。回転式のフタはやや硬いものの、中央がゆるやかにカーブしていて掴みやすい形状です。しっかり閉まるので、持ち運んでも液漏れもしづらいでしょう。ただし、使ったあとに液が口周りにつきやすいので、気になるときは拭き取ってください。
総じて、「メイクアップを素早くしっかり落とす」という謳い文句に反し、濃いメイクをサッと落とすのには物足りない本商品。とはいえ、口コミどおり「マツエクにも使える」ところは大きなメリットです。マツエクをしていてナチュラルなアイメイクを落としたい、普通肌の人には選択肢になるでしょう。ぜひこの機会に検討してみてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
クレ・ド・ポー ボーテ デマキアンYL Mは、目元・口元用のポイントメイクアップリムーバー。二層式のテクスチャがメイクとスッとなじみ、「ウォータープルーフや落ちにくいタイプのメイクアップを素早くしっかり落とす」と謳っています。
保湿成分としてアルガンオイルやヒアルロン酸Naを配合しているのも特徴。繊細な目元や口元をうるおいで満たし、なめらかな肌に導く設計です。まつ毛を守るため、毛髪保護成分のツバキオイルも配合しています。香りは、天然ローズオイルなどを調香した香りを採用。ニキビのもとになりにくい処方(※)で、アレルギーテスト済みです。
すべての人にニキビができないというわけではありません。
クレ・ド・ポー ボーテは、大手化粧品メーカーの資生堂から1982年に誕生したラグジュアリーブランドです。独自の肌サイエンス研究をもとに商品を開発。「洗顔から、スキンケアを変える。」というキャッチコピーを掲げ、うるおいをキープしながら使えるメイク落としや洗顔フォームを展開しています。
今回は、クレ・ド・ポー ボーテ デマキアンYL Mを含む、人気のアイメイクリムーバーを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
比較した商品には6回こすっても落とせないものもありましたが、こちらは大粒のラメもスムーズに落とせるでしょう。涙袋やアイホールなどにラメアイテムを使った華やかなメイクが好きな人にうってつけです。
回転式のフタも中央がカーブしており、掴みやすい形状です。一部モニターから「開けるときにやや力が必要」という声もありましたが、慣れれば気になるほどではないでしょう。しっかり閉まるので持ち運んでも液漏れを防げそうです。
ただし、液を出したあとに口周りが汚れるのはネック。そのままにしておくと液垂れする可能性があるので、気になる場合はその都度拭き取ってください。
<容器の使いやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較したなかには肌質を問いにくい成分構成の商品もありましたが、こちらは敏感肌の人には刺激になる可能性が。肌がデリケートなときは様子を見ながら使いましょう。
比較したなかで5回以内で落とせた商品はほとんどなかったことを思うと、健闘しています。力が入りにくい端のほうまできれいに落ちました。とはいえ、スピーディとはいえず。疲れて帰った夜に短時間でサッとオフしたい人には不満が残りそうです。
総じて、「ウォータープルーフや落ちにくいタイプのメイクアップを素早くしっかり落とす」と謳っているものの、マスカラやアイライナーをすんなり落とせるとはいい難いでしょう。濃いメイクを好む人には不向きといえます。
オイル成分の種類 | シリコーン、炭化水素油 |
---|---|
まつエク対応 |
良い
気になる
タイプ | リキッド |
---|---|
分類 | 化粧品 |
キャップの形状 | 回転式 |
内容量. | 125mL(g) |
アルコールフリー | |
香料フリー | |
アレルギーテスト済み | |
パッチテスト済み | 不明 |
二層式 |
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ここでは、クレ・ド・ポー ボーテ デマキアンYL Mとは異なる特徴がある商品をご紹介します。あわせて検討してみてはいかがでしょうか。
ウォータープルーフマスカラやアイライナーは落としにくかったものの、グリッターライナーはスムーズにオフできました。容器はコンパクトで軽く、「フタも開けやすい」と試したモニターに好印象。120mL入りで1,320円(※2024年11月時点・公式サイト参照)と比較的試しやすい価格もうれしいポイントです。
クレ・ド・ポー ボーテ デマキアンYL Mは、全国の百貨店やコスメ専門店などで購入可能。取扱店舗は公式サイトで調べられます。
インターネット上なら、資生堂の公式オンラインストアが便利。値段は125mLで5,280円(※2024年11月時点・公式サイト参照)です。ほかにAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトでも販売を確認できたので、あわせてチェックしてみてください。
本品は2層タイプなので、キャップを閉めた状態でよく振って混ぜてから使います。目元・口元それぞれ、10円玉硬貨大を目安にコットンに取って、数秒なじませてからやさしく拭き取りましょう。
マツエクをしている人は、まつげを横にこすらないよう注意が必要。アイメイクや口紅を落としたら、顔全体用のクレンジングや洗顔料で洗ってください。
(引用:資生堂公式オンラインストア)
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