ナリスアップ クレメ クレンジングクリームは、軽やかな使い心地は魅力ですが、クレンジング力はあまり見込めません。実際に人工皮膚に塗布したメイクに使用すると、20秒擦ってもマスカラはほぼ塗ったままの状態で残りました。比較した商品は洗浄力が穏やかなものが大半でしたが、なかにはベースメイクもアイメイクもすっきりオフできたものも。その点こちらは、濃いメイクを楽しんだ日はポイントメイクリムーバーの併用が必要になるでしょう。保湿成分の充実度もいまひとつの評価です。成分表を見た理系美容家は「低分子系の保湿成分が見当たらない」と、保湿成分の物足りなさを指摘しました。一方で、専門家は「敏感肌の負担となりうる防腐剤を含むものの、洗い流すためあまり気にならない」とも見解しています。とはいえ、心配な人は購入前に配合成分をよく確認してくださいね。乳液のような軽やかなテクスチャは、「柔らかくなめらかな質感で伸ばしやすい」「メイクなじみがよい」と使用したモニターから好印象でした。比較した多くの商品と同じく洗い上がりのつっぱり感も気になりにくく、乾燥肌の人にも向いています。「スルスルと顔に伸び広げられる」「保湿感のある洗い上がり」といった口コミがあるのにも納得でした。執筆時点の値段は税込1,480円(※公式サイト参照)と、比較したなかでも気軽に試しやすい価格帯。ほとんど無臭で好みを選びにくいのもメリットです。しかし、「するんとメイクを落とす」という謳い文句とは異なり、これ1本ではフィット力の高いメイクまでは落とし切れないでしょう。クレンジング力にこだわるなら、ほかの商品もチェックしてはいかがでしょうか。
ポーラのBAクレンジングクリームは、しっかりとメイクを落としつつ、肌の乾燥も防ぎたい人におすすめです。主成分にエステル油や炭化水素油を配合しており、クレンジング力は高め。実際の検証では、落としにくいポイントメイクまでしっかりとオフできました。濃いメイク派の人も満足のいく洗い上がりを実感できるでしょう。また、洗浄力が高いとさっぱりとした使用感になりがちですが、こちらはしっとりとした洗い上がりでした。乾燥肌の人でも比較的使いやすい印象です。加えて、テクスチャの伸びがよく、肌を擦らず洗えるのは大きな魅力。使用中は上品なフローラルの香りがするため、1日の終わりを少しリッチな時間にしてくれますよ。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
ユンス 生ビタミンCクレンジングクリームは、メイクを落としてしっとり洗い上げたい人におすすめです。ベース・ポイントメイクを塗布した人工皮膚に商品を使ったところ、20秒なじませただけで大半をオフできました。比較した商品にはポイントメイクを落とせたものが少なかったのに対し、「さっぱりとした洗い上がり」との口コミどおりです。理系美容家が全成分をチェックしたところ、充実した保湿成分が高く評価されました。うるおい成分のグリセリンを高配合しているうえ、専門家は「しっとり感の出る乳糖を配合している」ともコメントしています。ただし、敏感肌への刺激になりうる成分も含まれていたので、ビタミンC系のスキンケアで赤みが出た経験がある人は注意が必要です。実際にモニターが使ったところ、しっとり感の強い洗い上がりが好評でした。「突っ張り感がない」という口コミどおりの声があがったため、乾燥肌にもぴったりです。ややベタつきを感じた人もいましたが、クレンジング後に洗顔すれば違和感は残りにくいでしょう。「しっとり感のあるうるおい肌を目指す」との謳い文句にも納得です。とろみのあるクリームには、保湿成分としてビタミンカプセルが含まれているのが特徴。肌にのせるとツブツブが溶け出し、「伸びがよい」とモニターから評されました。比較したなかには固く伸ばしにくい商品もありましたが、こちらはとろけるような使用感です。使用中は柑橘系の甘酸っぱい香りが広がります。比較したなかにはクセのある商品もあったのに対し、モニターから「毎日使いしやすい」「とてもよい香り」とのポジティブな声が聞かれました。クレンジング力・使用感の両方に優れた商品です。乾燥しやすい秋・冬にぜひ試してみませんか。
チャコットのクレンジングウォーターは、クレンジング・スキンケアに時間をかけたくない人おすすめです。メイクを落としたあとの洗顔・化粧水は不要。忙しい日々の心強い味方になりますよ。もちろん、クレンジング力も優れています。ベースからアイメイクまでこれ1つでスルッとオフ!ほかのアイテムを併用する必要はないでしょう。ただし、肌への刺激性がやや懸念されます。敏感肌の人は、使用前に腕などでパッチテストをしておくといいですよ。一方、香料を使用せず、原料臭も強くないのは美点。ほぼ無臭なので好みを選びません。とても使い心地がよく、毎日使いにぴったりですよ。
MINON Amino Moist モイストミルキィ クレンジング
ミノン アミノモイスト モイストミルキィ クレンジングは、メイクをスッキリとオフしたい人におすすめです。洗浄成分には炭酸水素油と2種のシリコンオイルを使用。実際にベース・ポイントメイクを塗布した人工皮膚に商品を使うと、大部分をスルッとオフできました。比較した半数以上の商品がメイクを落としにくかったのに対し、クレンジング力は優秀な結果でした。比較したなかには保湿成分があまり含まれていない商品がありましたが、こちらはエステル油・アミノ酸といった保湿成分が充実しています。さらに成分表を確認した理系美容家のかおりさんからは、「敏感肌への刺激になりうる成分は少ない」との意見が。敏感肌向けなブランドなだけあって、肌質問わず使いやすいでしょう。商品を使ったモニターからは、さっぱり感のある洗い上がりが好評です。比較した結果、多くの商品がクリーム特有の油膜感が残りやすかったのに対し、「すすぎやすく、ベタつきにくい」という口コミどおりの洗い上がりでした。モニターからは「つっぱり感がほとんどない」「しっとり感がほどよくある」との声も聞かれました。乳液のような柔らかな質感で伸ばしやすく、モニターからは「メイクとなじませやすい」「少量でも顔全体に伸ばせた」との声が。使用中の香りはほぼ無臭です。比較したなかにはクセのある香りの商品もありましたが、こちらは好みを選びにくいでしょう。「メイクが落ちにくい」という口コミとは異なり、クレンジング力に優れた一品です。「しっかりメイクや毛穴の汚れをスッキリ落とす」と謳うだけあり、ナチュラルメイクなら時間をかけずにオフできます。洗い上がりはスッキリ感があってベタつきが苦手な人でも使いやすいので、ぜひチェックしてみてください。
ルナソル ポイントメイクオフNは、肌質問わず使いやすい点は魅力ですが、濃いメイクをサッと落としたい人には向いていません。実際に、人毛つけまつ毛にウォータープルーフのマスカラを塗布し、商品を含ませたコットンで6回拭き取ったところ、スルッとはオフできず。比較した商品にはほとんどきれいに落とせるものもあったなか、こちらは根元や太い束にマスカラが残りました。アイライナーを落とす力もいまひとつです。アイライナーを塗布した人工皮膚に、商品を染み込ませたコットンと200gの分銅を乗せてスライドすると、落としきるまでの拭き取り回数は平均4.8回でした。比較した商品のなかでは回数が少なく端まで落ちやすかったとはいえ、スピーディとはいえません。一方、グリッターライナーの落としやすさは高評価に。グリッターライナーを塗った人工皮膚に、商品を染み込ませたコットンと200gの分銅を乗せスライドさせたところ、平均2.8回こするだけできれいにオフできました。比較したなかには6回こすっても落とせない商品があったことを思うと優秀な結果です。普段のクレンジングだけだとラメ残りしやすい人にはぴったりでしょう。容器の使い勝手も悪くありません。「持ち運びに便利」という口コミどおり、実際に試したモニターにも「軽い」「コンパクトでよい」と好印象。比較した商品にはフタが硬いものもあったなか、こちらは力を入れずに開閉できました。一部、「一度にたくさんの量が出る」という意見はありましたが、慣れれば気になるほどではないでしょう。デリケートな肌に使いやすい成分構成もメリット。成分表をチェックした理系美容家は、敏感肌の刺激になりうるエタノールの配合量は少なめと予測しました。「落ちにくいメイクをすっきり落とす」という謳い文句には疑問が残りますが、ナチュラルメイクを好む敏感肌の人には候補の1つになるでしょう。ぜひ検討してみてください。<おすすめな人>ナチュラルメイク派の敏感肌の人<おすすめできない人>濃いアイメイクを好む人マツエクをしている人