クリアで立体感ある音を楽しめると人気の、beyerdynamic(ベイヤーダイナミック) DT990PRO。「自然な音がきれいに響く」といった高評価な口コミがある一方で、「ドンシャリで音のバランスがイマイチ」「コードがわずらわしい」といった気になる評判もみられ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、beyerdynamic DT990PROを含むモニターヘッドホン全13商品を実際に使って、音質・使いやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて、オーディオ機器を提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
beyerdynamicのDT990PROは、音の抜け感や立体感を重視したい人におすすめです。
検証では、ぼやけのないサウンドと、自然な広がりを再現できていたのが好印象。低音は弱めですが、高音はまずまず出ており解像度も良好でした。開放型のため、大きな音が多い場所よりも、静かな環境下でのモニタリングに適しています。
また、イヤーパッドの心地よいフィット感も好評です。柔らかいクッション素材が使用されており、安定性も感じられました。本体が大きく側圧は強めなので、まずは短時間にするなど様子を見ながら使うのがよいでしょう。
開放型ならではの音の広がりは、一度試してみる価値ありです。クラシックやジャスなどをモニタリングすることが多いなら、ぜひ検討してみてくださいね。
Beyerdynamicは、ドイツに拠点を置くオーディオメーカー。ヘッドホンやマイクといったさまざまなオーディオ機器が、世界各国のレコーディングスタジオで活躍しています。
今回は、モニターヘッドホンシリーズのなかでも人気の高いDT990PROをピックアップ。プロのミキシングやマスタリングに適した、パワフルなサウンドが特徴です。
ハウジング部分は、広がりのある音が魅力の開放型。音源の位置のわずかな変化まで認識し、マイルドで正確な低音と、シャープでキレのある高音を実現すると謳われています。
インピーダンスは高めの250オームでノイズを低減。周波数は5~35,000Hzに対応しています。
大きなイヤーパッドにはベロア素材を使用しています。一般的にはレザーが採用されることが多いですが、ベロアはレザー異常に耳への当たりが柔らかいのが魅力。
ヘッドバンドは柔軟性が高いバネ鋼製です。頭の大きさを問わずフィットしやすいでしょう。
ケーブルは絡まりにくい片面タイプで、装着したまま動きやすいのもメリットです。カールコードで伸縮しやすく、持ち運びや収納もスムーズに行えます。
ケーブルを抜いた本体重量は250g。付属品として、アダプターと収納ポーチがついてきます。
ヘッドバンド・イヤーパッド・ケーブルは取り替え可能なのもうれしいところ。傷んだ部分だけを交換できるので、長く使い続けたい人にもおすすめです。
今回は、beyerdynamic DT990PROを含むモニターヘッドホン全13商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:音質
検証②:使いやすさ
まずは、音質の検証です。
group_inouのトラックメイカー・imaiさんに参加してもらい、比較検証に必要な要素のそろった楽曲を異なる4ジャンルから選別。高音・低音・解像度をチェックし、ヘッドホンのよしあしを評価しました。
検証に使用した素材の条件は以下のとおりです。
<再生機器>
PIONEER - CDJ-2000NXS2
<試聴曲>
実際に聴いてみたところ、抜け感のあるサウンドが好評です。音のぼやけもなく、解像度はまずまずといえます。
ただ、低音が弱めなのは気になるところ。ベース音は出ているものの、バスドラムの迫力にやや欠ける印象です。imaiさんからも、「四つ打ちを聞いたときにキックの物足りなさを感じた」という声が聞かれました。
一方、開放型のためか、音漏れしてしまうのがネックです。街中や電車の中など、うるさい環境下よりも静かな場所での作業がよいでしょう。
次に、使いやすさを検証します。
実際にモニターヘッドホンを装着し、側圧・安定感・重さをチェックしました。長時間の使用にも耐えうるつけ心地か・ずれないか・重さはないか、の3つのポイントに注目して評価しています。
イヤーパッドにはクッション素材が使われており、耳当たりや安定感は良好です。
一方で、ハウジングが大きく重量もあるため、側圧が強いのはネック。頬骨のあたりを押されるような感覚もあり、長時間使用すると疲れてしまう可能性もあるでしょう。
また、LとRの表記が分かりにくく、装着にやや手間取ってしまったのも惜しいところです。
最後にほかのおすすめ商品もご紹介したいと思います。
SONYのMDR-CD900STは、やさしく軽やかなつけ心地が魅力。ヘッドホンの重みや側圧はほとんどなく、ずっとつけていられるほど快適でした。安定感もあるので、ストレスなく作業を進められますよ。バランスの取れたマイルドな音質で、ありのままのサウンドを再現できるのも長所です。
包み込まれるような装着感を重視するなら、TAGO STUDIO TAKASAKIのT3-01がぴったり。本体の大きさに反して軽やかなつけ心地で、非常に柔らかく圧迫感もありません。解像度も高く、どのジャンルでもバランスのよい純粋な音が聴けますよ。木目調のおしゃれなデザインも注目ポイントです。
装着方式 | オーバーイヤー |
---|---|
構造 | 密閉型 |
接続タイプ | 有線 |
イヤホン形状 | 不明 |
ドライバー構成 | ダイナミック型 |
プラグ形状 | ステレオ標準プラグ |
音圧感度 | 106dB |
充電端子 | 不明 |
防塵防水性能 | 不明 |
重量 | 約200g(コード含まず) |
幅 | 不明 |
奥行 | 不明 |
高さ | 不明 |
マイク付き | 不明 |
ノイズキャンセリング機能 | 不明 |
外音取り込み機能 | |
急速充電対応 | 不明 |
リケーブル対応 | |
ハイレゾ対応 | 不明 |
製造国 | 不明 |
SONY MDR-CD900STをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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