ハードな環境でも撮影できると謳う防水カメラ、OM SYSTEM Tough TG-6。インターネット上では「まるで一眼レフで写したような画質」と評判です。しかし、「グローブなどをしていると操作しにくい」「解像度がよくない」などの口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、OM SYSTEM Tough TG-6を含む防水カメラ全8商品を実際に使って、防水性能・画質のよさ・オートフォーカスの優秀さ・使いやすさ・機能性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
OM SYSTEM Tough TG-6は、高性能な防水カメラをお探しのすべての人におすすめ。実際に撮った写真は水中・陸上ともに目を引くほどの鮮やかな発色で、比較したほかの商品を圧倒する表現力でした。モニターからは「どの写真もくっきり見える」と好評。人の肌や水の色も美しくシャープに写し出しており、「解像度がよくない」という口コミは払拭しました。
比較した商品には水中だとぼんやりとした写りになるものもあったなか、水中でも魚の細部まではっきり写せます。拡大しても解像感が保たれており、モニターから「水中で撮ったとは思えないレベル」と絶賛されるほど。鮮やかすぎて赤やオレンジ色が潰れたように見えた人もいましたが、気になる場合は彩度を抑えるモードに切り替えるとよいでしょう。
マクロ撮影の性能も特筆ものです。顕微鏡モードが搭載されており、モニターから「ここまで寄れるのは素晴らしい」と驚きの声が挙がるほど被写体に接近できます。比較した商品には解像感を保つのに苦戦していたものが多かったのに対し、寄っても粗さがほとんど気になりません。昆虫や魚などの観察にも活用でき、楽しみが増えそうですね。
防水性能は、レジャーで使うのに十分な水深15mまで対応できます。本格的なダイビングをする人でなければとくに問題なく使える性能です。オートフォーカス精度も優秀で、ピントが合うまでの速度はわずか4.64秒。高評価の基準とした7秒を大きく下回り、動いている魚にも素早くフォーカスできるでしょう。
「グローブなどをしていると操作がしにくい」との口コミに反し、手袋をした状態でもシャッターボタンやズームレバーの操作が簡単に行えました。撮影モードの切り替えもダイヤルで直感的に操作でき、比較したほかの商品のように硬くて回しにくいということもありません。背面モニターが見やすいうえ、本体も握りやすく確実な操作ができます。
公式サイトでの値段は執筆時点で66,000円と高級ですが、専用アクセサリーがかなり充実しており、各種コンバージョンレンズやカメラケースが複数販売されています。水深45mに対応したハウジングケースや水中専用フラッシュなど、本格的な水中撮影にも対応可能。高画質・高性能なだけでなくカスタマイズ性にも優れた万能な防水カメラを、ぜひ使ってみてくださいね。
そもそも防水カメラとは、防水性に優れたコンパクトデジタルカメラのこと。砂ぼこりや衝撃にも強い商品も多く、アウトドアやレジャーの思い出づくりにぴったりなアイテムです。
今回紹介するのは、世界初の防水カメラを誕生させたOM SYSTEMが2019年の7月に発売したOM SYSTEM Tough TG-6。過酷な環境でも高画質に撮れると謳うタフシリーズのハイエンドモデルとして位置づけられた商品です。なお、OM SYSTEMは、2021年10月にオリンパスから改名しています。
暗い場所でも素早いシャッター速度でブレなく撮影できるF2.0の明るいレンズを搭載。4倍光学ズームとデジタルテレコンの併用により、最大8倍(35mm判換算25~200mm)のズーム撮影に対応しています。風景全体を写す広角撮影から、遠くのものを大きく写せる望遠撮影まで幅広いシーンで活躍するでしょう。
低ノイズ・解像感に優れた、高精度な「Hi-speed裏面照射型CMOSイメージセンサー」を採用。加えて、同メーカーのプロモデル一眼カメラと同じ画像処理エンジン「TruePic VIII」を搭載することで、より高画質な写真を撮影できると謳っています。
イメージセンサー上のガラスの両面には反射防止膜をコーティングし、写真が白っぽくなるゴーストやフレアを防ぐ工夫もされています。イメージセンサーを動かすことでブレを抑えるセンサーシフト式の手ぶれ補正も搭載されており、どんな環境でも手ぶれを気にせず撮影に集中できるでしょう。
水中撮影に特化した5種類のモードを搭載している点も魅力です。小さな被写体を鮮明に写せるマクロや顕微鏡モード、薄暗い水中でもきれいな発色で撮れるモードなどが用意されています。5つのモードの詳細は以下のとおりです。
<水中モード>
カラーは、ブラックとレッドの2色展開。サイズは幅113× 奥行32.4×高さ66mm、重量は約253gと手の平に収まるほどコンパクトです。持ち運ぶ際も邪魔になりにくいでしょう。モニターサイズは、広めの3.0型です。
記録メディアは、SDカード・SDHCカード・SDXCカードに対応。付属のUSBケーブルを利用すれば、パソコンと接続してパソコン内に画像を保存することも可能です。
最大4台までスマホと接続できるWi-Fi機能も搭載。撮った写真をその場で友達や家族とシェアして楽しめるでしょう。スマホでのカメラ操作もできるため、集合写真や自撮りをしたいときも便利です。ただし、水中ではWi-Fiの電波が飛ばないのでご注意ください。
今回はOM SYSTEM Tough TG-6を含む、防水カメラ全8商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、防水性能の検証です。
水深何mまで対応しているか取扱説明書や公式サイトの情報をチェックしました。
防水性能は、プールやシュノーケリングなどのレジャーで使うのに十分な水深15mまで対応可能。比較した商品のなかには水深30mに対応している商品がありましたが、水深12m以上はライセンスがなければ潜れません。本格的なダイビングをする人でなければ、問題なく使えるでしょう。
さらに、防塵・耐衝撃2.1m・耐荷重100kgf・耐低温-10℃・耐結露と、タフネス性能を豊富に備えている点も魅力です。使用後は水道水でサッと流せるので汚れを気にせず使えますよ。メーカーの謳い文句どおり、マリンスポーツやウィンタースポーツ、汚れやすいガーデニングなど幅広いシーンで活躍します。
次は、画質のよさの検証です。
コンテンツ作成チームの男女6人が防水カメラで撮った写真を見て、発色・カラーモードの美しさ・解像感をチェック。また、水中やマクロ撮影でも高い画質を保てるか検証しました。
陸上で撮った写真は、目を引くような鮮やかな発色に。モニターからも「非常にビビッドできれい」と好評でした。比較した商品のなかで細部まで鮮明に写せる傾向があった、F 2.0〜4.9の明るいレンズが搭載されているため、人の肌の質感もしっかり再現できています。
色空間を変更できるカラーモードはsRGB、Adobe RGBの2種類から選択可能。写真の印象を変えるピクチャーモードは、25種類も搭載されています。一部のモニターからは「もっと赤が鮮やかだとよかった」「鮮やかすぎて不自然」などという声が上がっていますが、モードを変更すれば好みの彩度に調整できますよ。
<発色やカラーモードについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
「解像度がよくない」という口コミに反して、解像度も優秀。画像をみても糸の表面が鮮明に写し出されているのがわかり、モニターからは「どの写真もくっきり見える」と好評です。接近撮影や高い位置から見下ろした撮影でも、高い解像感を保てました。
<解像感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
水中でも、魚の細部まではっきりとわかるほど高い解像感でした。モニターからも「シーラカンスは水中で撮ったとは思えないレベル」と好評です。陰影のバランスもちょうどよく、ぼんやりとした感じもありません。陸上と変わらない高画質な写真を撮影できました。
発色は色彩がはっきりしており、とくに水の色が美しく表現されていました。比較したほかの商品のように、水中でも鮮やかさに欠けることはありません。しかし、鮮やかな色ゆえに、赤系の色はベタ塗りのように見える色飽和が起こりやすい傾向です。気になる場合は彩度を抑えるモードを選ぶとよいでしょう。
<水中での画質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
マクロ撮影時の画質は、全員のモニターが満足と回答。比較した商品の多くがマクロ撮影では解像感を保つのに苦戦していましたが、寄っても粗さがほとんどなく、繊細な画質で写せました。モニターからも「異次元のマクロ性能」「撮影の楽しみが増えそう」と絶賛されています。
また、顕微鏡モードが搭載されていて、被写体にかなり寄れるのもうれしいポイントです。モニターからも「ここまで撮れるのは素晴らしい」「こんなに寄れるのかと驚いた」との声が寄せられるほど。昆虫や魚、植物などを観察したいときも活用できるでしょう。
<マクロ撮影時の画質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、オートフォーカスの優秀さの検証です。
2つの被写体を前後に設置し、片方の被写体からもう片方の被写体にカメラを向けてピントが合うまでの時間を測定。複数測定し、総合的な時間で評価しました。
ピントが合うまでの時間は、平均してわずか4.64秒。高評価の基準とした7秒も、比較した商品の平均7.66秒(※執筆時点)も下回り、優秀なオートフォーカス性能といえます。水中でも敏感かつ俊敏にピントが合わせられるので、動きのある魚も難なくとらえられるでしょう。
オートフォーカス以外にも、手動でピントを合わせられるマニュアルフォーカスも選択可能。そのほか、動きのあるものを撮るのが得意なスポーツモード・キッズモードも搭載されています。
最後は、使いやすさ・機能性の検証です。
実際にカメラを水中と陸上で使用して、背面モニターの見やすさやボタンの押しやすさ、手袋をしていても操作しやすいかなどをチェック。同時に、カメラの機能性や専用のアクセサリーがあるかなども確認しました。
実際に試すと、手袋をした状態でもシャッターボタンやズームレバーの操作が簡単に行えました。シャッターボタンはしっかりと半押しでき、ズームも軽い力で微調整が可能。「グローブなどをしていると操作しにくい」という口コミとは異なる結果です。
撮影モードの切り替えも、ダイヤル式で直感的に操作できます。比較したほかの商品のように動作が硬いといったこともなく、手袋のままでもスムーズに回転しました。グリップも握りやすいので、安定した操作ができますよ。
背面モニターの見やすさも良好。カバーガラスとモニターに一体感があるため、どの角度からモニターを覗いても見え方に違和感がありません。加えて、明るい状況下でも反射しにくいため、夏の海やよく晴れた日でも画像を確認しやすいでしょう。
また、全周⿂眼撮影が可能なフィッシュアイコンバーターレンズや、水中をワイドに写しだせるフィッシュアイコンバーターなど、水中撮影に対応したアクセサリーが多いのも魅力のひとつ。カメラ本体にはフラッシュに加えてLEDタイトも搭載されており、暗い場所を照らしながら快適な撮影ができるでしょう。
センサーサイズ | 1/2.33型 |
---|---|
有効画素数 | 1200万画素 |
F値 | F2-4.9 |
良い
気になる
総画素数 | 約1271万画素 |
---|---|
ISO感度 | ISO100〜12800 |
シャッタースピード | 1/2000〜4秒 |
マニュアルフォーカス | |
手ブレ補正機構 | 光学式 |
ファインダー方式 | |
記録形式 | JPEG、RAW |
記録メディア | SDカード、SDHCカード、SDXCカード |
内蔵メモリ | |
液晶モニターサイズ | 3.0型 |
タッチパネル | |
動画記録方式 | MOV(MPEG-4AVC/H.264) |
Bluetooth機能 | |
GPS機能 |
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OM SYSTEM Tough TG-6は、楽天市場やAmazon、yahooショッピングなどの大手ECサイトで購入できます。
公式サイトでの価格は、執筆時点で税込66,000円です。ECサイトでは取扱店舗によって値段にバラつきがあるため、購入前にお得に買えるところをチェックしてみるとよいでしょう。中古品を販売している店舗もあるので、商品情報をしっかりご確認ください。
最後に、カメラ1台で深い場所の水圧にも耐えられる防水性能が高い商品をご紹介します。
プロライセンスが必要な水深20mmまで対応しているのは、リコーのWG-7。水中の写真は一部鮮やかすぎるところもありますが、コントラストが高くクリアに撮影できます。接近撮影もできるため、様々な場面で活躍するでしょう。ボタンも押しやすく、ダイヤル式でモードの切り換えも簡単です。
ニコンのCOOLPIX W300は、比較したなかで防水性能がトップクラス。本格的なダイビングにも申し分ない、水深30mまで対応しています。LEDライトや高度計・気圧計など、アウトドアに便利な機能も満載。接近撮影の解像感は高くないものの、自然な発色で陸上と水中どちらも不満なく使えます。
センサーサイズ | 1/2.3型 |
---|---|
有効画素数 | 約2000万画素 |
F値 | F3.5-5.5 |
良い
気になる
総画素数 | |
---|---|
ISO感度 | ISO125〜6400 |
シャッタースピード | 1/4000〜4秒 |
マニュアルフォーカス | |
手ブレ補正機構 | 電子式 |
ファインダー方式 | |
記録形式 | JPEG |
記録メディア | SD、SDHC、SDXC |
内蔵メモリ | |
液晶モニターサイズ | 3.0型 |
タッチパネル | |
動画記録方式 | MPEG-4 AVC/H.264 |
Bluetooth機能 | |
GPS機能 |
リコー WG-7をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
センサーサイズ | 1/2.3型 |
---|---|
有効画素数 | 1605万画素 |
F値 | F2.8-4.9 |
良い
気になる
総画素数 | 1679万画素 |
---|---|
ISO感度 | ISO125〜6400 |
シャッタースピード | 1/4000〜25秒 |
マニュアルフォーカス | |
手ブレ補正機構 | 光学式+電子式併用 |
ファインダー方式 | |
記録形式 | JPEG |
記録メディア | SDカード、SDHCカード、SDXCカード |
内蔵メモリ | |
液晶モニターサイズ | 3.0型 |
タッチパネル | |
動画記録方式 | MP4(映像:H.264/MPEG-4 AVC、音声:AACステレオ) |
Bluetooth機能 | |
GPS機能 |
ニコン COOLPIX W300をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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