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シルエットジャパン シルエットカメオ4 SILH-CAMEO-4の口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!

最高のカッティング体験を楽しめると謳うカッティングマシン、シルエットジャパン シルエットカメオ4。ネット上の口コミでは「きれいにカットできる」と評判ですが、「使い方がわかりづらい」「うるさい」といった声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?

今回はその実力を確かめるため、以下の10個の観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。


  • 仕上がりのよさ(ステッカーシート)
  • 仕上がりのよさ(アイロンシート)
  • 仕上がりのよさ(プラ板)
  • カット設定のしやすさ
  • 純正ソフトの使いやすさ
  • カットスピードの速さ
  • オプションの豊富さ
  • 初回セットアップのしやすさ
  • 静音性の高さ
  • スキャン機能・トレース機能の使いやすさ

さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のカッティングマシンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、カッティングマシン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
2025年05月23日更新
田丸大暉(Hiroki Tamaru)
ガイド
家電製品アドバイザー・家電製品エンジニア・元家電メーカー販売員/マイベスト 白物家電担当
田丸大暉(Hiroki Tamaru)

ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。

田丸大暉(Hiroki Tamaru)のプロフィール
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本コンテンツに記載の検証結果は2025年05月までの情報です

目次

【結論】大きめの素材を使った高クオリティなものづくりを楽しみたい人に!きれいに仕上がりオプションも豊富

シルエットジャパン
シルエットカメオ4SILH-CAMEO-4-WHT-J

34,980円

シルエットカメオ4

シルエットジャパン シルエットカメオ4は、大きめの素材を使ったものづくりを楽しみたい人におすすめです。収納式のロールフィーダーを搭載し、カッティング範囲の長さは最大3,000mm。比較した大半の商品が600mm前後だったなか、かなり長めです。オプションのロール紙を購入すれば、長いデザインを作ったり、一気に大量生産したりと、便利に使えます。またオプション品を使えば、合皮・レザーのカットも可能です。

実際にステッカー・アイロンシート・プラ板をカットしたところ、仕上がりも上々でした。比較したなかには線のブレや不安定さが気になるものもありましたが、こちらはモニターから「ズレや歪みを感じない」「元データ同様に再現されている」など、好意的な意見が多数。クオリティにこだわる人にぴったりです。

初回設定時には、純正ソフトをパソコンにダウンロードする手間がかかりますが、ソフトの操作性は優秀。各アイコンにカーソルを合わせれば文字や説明文が出てくる仕様で、使いやすいよう配慮されています。素材名を選べば刃の長さは自動調整され、スピーディにカットできた点も魅力です。

ただしモニターのなかには「使い方がわかりづらい」との口コミ同様の感想を抱いた人もいました。スキャン機能がないため、手書きのデザインなどは、専用の用紙やデザインをスマホで撮影し、パソコンの純正ソフトへ転送する必要が。トレースする際にも「何をしたらよいかわからない」と感じた人が複数名いたので、最初はメーカー公式の動画などを見て勉強しながら使うことになるかもしれません。

また、口コミに「うるさい」とあったとおり運転音は61.3dBと、全商品の平均である54.37dB(※執筆時点)を上回ったので、夜間使用は避けるのがベター。総合的に見ると、使いやすさなどに気になる点はあるものの、さまざまな素材をきれいにカットしやすい点は大きな魅力。ものづくりの幅を広げたい人は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

シルエットジャパン シルエットカメオ4とは?

シルエットジャパン シルエットカメオ4とは?

シルエットカメオ4は、A3サイズのメディアにも対応できる大型のカッティングマシンです。2.1Nの圧力で、フィルム・厚紙などさまざまな素材をカット。2ペンに対応しているので、刃を付け替える手間がかかりません。カットとペン書きを同時に行うことも可能です。

前面の引き出しには収納式のロールフィーダーがあり、ロール紙などのロールメディアも設置可能。最大カッティング範囲の長さは3,000mmです。背面には、スライド式カッターを装備しているため、長尺メディアのカットも簡単。パソコンとの接続はUSBとBluetoothに対応しているため、機械まわりでコードが散らばる心配もありません。

デザイン・カット・データ管理などを行えるデザインソフトウェアシルエットスタジオが付属しており、購入したらすぐに使い始められますよ。加えて、フリーデータ100点と、デザインストア1か月2,500円分のトライアルサブスクリプションつき。本体カラーはホワイト・ブラックの2色展開なので、好みに合わせて選んでくださいね。

スペック一覧

  1. 発売日|2020年3月
  2. 価格|35,970円
  3. 本体サイズ|幅570×奥行き195×高さ170mm
  4. 重さ|4.7kg
  5. 最大カッティング範囲幅|台紙あり:305×305mm・台紙なし:295×1,016mm
  6. カット可能な厚さ|0.1mm以下(フィルム)・157g/m2(ケント紙)・0.5mm(厚紙など)
  7. カット可能な素材|フィルム(高輝度反射フィルム除く・厚み0.1mm以下)・(メディアによっては切れない素材あり)・紙:ケント紙157g/m2・画用紙・はがき・スクラップブッキング用紙・ インクジェットフォト紙・バジル紙・0.5mm厚紙・布・合成皮革(カット可能な厚みは素材によって異なる)
  8. 装着可能なロール紙|A4(120mm)・12インチ(304.8mm)・LETTER(215.4mm)
  9. 最大カッティング範囲(紙送り方向)|3,000mm
  10. 最大カット速度|300mm/s
  11. 最大カット圧|ツール1:2.1 N(210gf)・ツール2:高さ制御
  12. 付属品|セットアップのご案内・保証書・安全にお使いいただくために・12inch台紙・刃先キャップ取り外しツール・オートブレード・ツール変換アダプタ4種・USBケーブル(1.5m)・電源アダプタ

検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!

検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!

今回は、シルエットジャパン シルエットカメオ4を含むカッティングマシン全6商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。

具体的な検証内容は以下のとおりです。

  1. 仕上がりのよさ(ステッカーシート)
  2. 仕上がりのよさ(アイロンシート)
  3. 仕上がりのよさ(プラ板)
  4. カット設定のしやすさ
  5. 純正ソフトの使いやすさ
  6. カットスピードの速さ
  7. オプションの豊富さ
  8. 初回セットアップのしやすさ
  9. 静音性の高さ
  10. スキャン機能・トレース機能の使いやすさ

シルエットジャパン シルエットカメオ4のよい点は8つ!

全6種類のカッティングマシンを比較したころ、シルエットジャパン シルエットカメオ4には8つのよいところがありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。

大きな素材をカットできるのが魅力!ものづくりの幅が広がる

大きな素材をカットできるのが魅力!ものづくりの幅が広がる
出典:silhouettejapan.jp
最大の特徴は、前面の引き出しに収納式のロールフィーダーを搭載しており、大きな素材に対応できること。比較した大半の商品が、カッティング範囲の長さは600mm前後だったなか、本商品は最大3,000mmとかなり長め。長いデザインのものづくりをしたい人にはうってつけです。

また、背面にはスライド式カッターを装備。ロール紙など長尺メディアのクロスカットを片手でも簡単に行えます。一度にたくさんものを作りたいときにはとくに便利でしょう。

ステッカーづくりを楽しみたい人に!直線・曲線ともになめらかな仕上がり

ステッカーづくりを楽しみたい人に!直線・曲線ともになめらかな仕上がり
実際に使用したところ、ステッカーシートは非常にきれいな仕上がりでした。仕上がりをチェックしたモニター12人からは「ズレや歪みを感じない」「きれいで見やすい」などプラスのコメントが相次ぐ結果に。曲線のカーブはなめらかで、星の頂点などの鋭角な部分もきれいに再現されています。

比較したなかには直線が不安定に歪んだり、漢字の「徹」「較」などの交点が太くなったりしたものもあったのに対し、こちらはほぼ違和感がありません。モニターからも「元のフォントよりも、角が多少丸くなっているように感じた」と指摘された程度。ステッカー作りを楽しみたい人におすすめです。

ステッカーシートの仕上がりについてのモニターコメント
  1. 「文字の重なりも直線もきれいで見やすい」
  2. 「元データの輪郭と同様に切り抜かれている。狭まっていくような部分や、造形が破綻する部分はない」
  3. 「英字の角など、鋭角な部分がきれいに再現されている。「徹底比較」の細かい角も潰れずに再現されていてよかった」
コメントは一部抜粋

アイロンシートも元データどおりほぼ正確にカットできた。クオリティにこだわる人に!

アイロンシートも元データどおりほぼ正確にカットできた。クオリティにこだわる人に!
アイロンシートの仕上がりも上々モニターからは「切り口がとてもきれいで、どこにも毛羽立ちが見当たらない」「元データ同様に再現されている」と絶賛されました。星マークの頂点や文字の先端も、明瞭に再現できています。トートバッグやTシャツへロゴや模様をつけたい人におすすめです。

比較したなかには直線の不安定さなどを指摘された商品がありましたが、本商品への不満は非常に少なめ。一部モニターから「細かな曲線には少しカクつきがある」との声があがったものの、よほどじっくり見ない限りは気づかないでしょう。クオリティにこだわったものづくりを楽しめますよ。

アイロンシートの仕上がりについてのモニターコメント
  1. 「まっすぐな直線でとてもきれい」
  2. 「曲線もおおむね元データと同様に再現されている。箇所によって捲れている箇所が存在する」
  3. 「星の先やeやyの先がきれいでよかったです。めくれなどもありませんでした」
コメントは一部抜粋

プラ板加工も比較的得意。手で切り離しやすく、細かなパーツまできれいに仕上がった

プラ板加工も比較的得意。手で切り離しやすく、細かなパーツまできれいに仕上がった
プラ板の仕上がりも高評価です。比較したなかにはプラ板を切り離しにくく、「かなり力をいれないと切り離せない」との指摘が相次いだものもありましたが、こちらはさほど力を入れなくても簡単に切り離せました。星マークの頂点部分は鋭角で、潰れなどはありません。

ただしアルファベットの「b」など小さなパーツの穴はくり抜きにくい傾向が。モニター13人のうち3人が切り離す際に破れたため、細かなデザインのものを作るときは爪楊枝などを使ったほうがよいでしょう。

直線はまっすぐに切れており、曲線もカクつきや歪みなどが目立ちません。「少し毛羽立ちがあった」「表面が盛り上がっている」との指摘は多少ありましたが、ヤスリがけで十分対応できるレベル。プラ板アクセサリー作りを楽しみたい人にもおすすめです。

プラ板の仕上がりについてのモニターコメント
  1. 「力があまり必要なく、切り取りやすい。数ミリ程度のパーツなど、細かい部分を手だけで切り取るのは難しいが、大まかな部分は簡単」
  2. 「細かい部分を切り離すのに力が要り、漢字の棒が飛び出ている部分が破れた。ただ、シンプルな形の輪郭を切り離す、といった用途ならば問題なくできる。直線より曲線の方が切り離しやすく感じた」
  3. 「直線はまっすぐで、元データと比較してもきれいに感じた。しかしバリが残りやすく、大きなパーツでもバリが残ってしまうことがあった」
  4. 「曲線も歪みなくきれいに切れている。曲線の多いmを切り離して元データと重ねてみたが、ぴったり合っていた。切り口の盛り上がりもない」
  5. 「先端の鋭い部分も潰れなくきちんと切れている。切り離した星マークの頂点の部分を指で触ってみたが、少しちくちくするくらいには鋭く切れている」
コメントは一部抜粋

厚紙・合皮に対応し、さまざまなものづくりを楽しめる。ペン書きも可能

厚紙・合皮に対応し、さまざまなものづくりを楽しめる。ペン書きも可能
オプション品が充実しており、さまざまなものづくりに挑戦できるのもうれしいところ。布や厚紙は厚さや種類によるものの、カット可能です。別売りの水性ペンをセットしてペン書きを楽しんだり、ロール紙を購入して長いデザインのものを作ったりすることもできます。

合皮・レザーをカットできるオプションパーツも販売されているので、レザークラフトを楽しみたい人にもぴったり。ただし、箔押し・エンボス加工はできません。比較したなかでは、同社のシルエットポートレート4・カメオ5が箔押し・エンボス加工に対応できるため、こだわりがある人はそちらをチェックしたほうがよいでしょう。

カット設定は簡単!データは無線で転送でき、刃の長さは自動調整される

カット設定は簡単!データは無線で転送でき、刃の長さは自動調整される
カット設定する際の手間が少ない点も特徴的。カットしたいデータは、無線・有線のどちらでも転送できます。続いて本体へカットしたい素材を挿入したら、素材名を選択しましょう。素材名の一覧には「カーボンファイバーのカッティングフィルム」や「艶消ししたカッティングフィルム」など似たような素材名が多いので、間違えないように注意が必要です。

素材名を選択すると、付属のオートブレードによって刃の長さは自動調整されます。比較したなかにはオートブレードがなく、毎回素材をセットする前に刃を外して、付属の早見表から刃の出し具合とカット圧を手動で調整しなければならないものも。こちらは手間が少ない分、慣れればスピーディに使えるでしょう。

パソコンからデータ転送すると即切り始め、カット速度もスピーディ

パソコンからデータ転送すると即切り始め、カット速度もスピーディ
一度にたくさんのものづくりをする人にとって重要なカットスピードも、上々です。実際に幅810mmのデータを送信したところ、5分27秒後にはカットが完了しました。比較したなかにはスタートボタンを押さないと切り始めないものもあったなか、こちらはパソコンからデータ転送するとすぐに切り始めるため、手間も省けます。

ソフトのレイアウトは一般的なデザインソフト同様。サイズや位置調整は直感的に行えて使いやすい

ソフトのレイアウトは一般的なデザインソフト同様。サイズや位置調整は直感的に行えて使いやすい
カッティングマシンを使ううえで欠かせない純正ソフトの操作性も優秀です。画面内にある図形をクリックすると、図形周辺や上部に図形の寸法(幅・高さ)や位置が表示され、数字を入力すれば任意のサイズや位置に変更可能。実際にモニター10人が使用したところ、「サイズ変更がしやすかった」と好評でした。

複製する際には、パソコンのショートカットキーで行う「コピー&ペースト」と同様の操作で行えます。図形とテキストなどが重なっていても、目的の図形をすぐに選択でき、タイムラグなども気になりません。レイアウトやアイコンは、Illustratorなどのデザインソフトに似た仕様。パソコンやデザインツールを使い慣れている人であれば、直感的に使えるでしょう。

アイコンにカーソルをあわせると「テキストツール」などの文字や説明文が出てきます。ただし比較したブラザーの商品よりも画面表示はやや複雑で、専門用語や、用途を推測しにくい文言もありました。口コミに「使い方がわかりづらい」とあったとおり、モニター10人中2人から「何のアイコンなのか理解できないものがあった」との指摘が。最初はメーカー公式の動画やWEBでの解説を見て勉強しながら使うことになるかもしれません。

純正ソフトの使いやすさについてのモニターコメント
  1. 「画面に大きさが表示されるため、わかりやすい。また、サイズ変更の際には個別で記入できるので、簡単だった」
  2. 「アイコンはわかりやすいものが多いが、「カットナイフ」などぱっと見で用途がわからないものもあった」
  3. 「コピー&ペーストの操作ができたため、複製は簡単だった。ガイドのような線が表示されるから、それに沿って等間隔に並べるのも簡単だった」
  4. 「図形とテキストを重ねている場合も、選択したい図形を想定どおりに選択できた」
コメントは一部抜粋

シルエットジャパン シルエットカメオ4の気になった点は4つ!

シルエットジャパン シルエットカメオ4にはたくさんのメリットがある反面、気になる点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。

初回のセットアップに手間がかかる。手軽に使い始められるとは言い難い

初回のセットアップに手間がかかる。手軽に使い始められるとは言い難い
はじめて使うときには、準備の手間と時間がかかる点がネック。箱にはQRコードとリンクが記載されているため、まずはウェブから純正ソフトをダウンロードする必要があります。画面上で使用機器やパソコンのOSを選択し、ステップ4まで進んだらダウンロード完了です。

比較したなかには本体に操作パネルがついており、パソコンなしでカットできたものもありました。本商品の場合、本体操作のみでデザインの配置やカットを行うことはできません。純正ソフトのダウンロード自体は難しい作業ではありませんが、手軽に使い始めたい人は面倒に感じる可能性があります。

スマホ上でのソフトの操作性には難あり。細かな作業はパソコン上で行うほうがよい

スマホ上でのソフトの操作性には難あり。細かな作業はパソコン上で行うほうがよい
スマホのアプリで操作できる点は魅力ですが、画面の小ささが仇となり、使い勝手はいまひとつです。画面上にある図形をタップすると、サイズ調整するための矢印マークや、複製マークなどが出てきます。アイコンは既視感のあるデザインなので、機能の予想がつきやすく、直感的に使えるでしょう。

しかし実際に使用したモニターからは、「指を使ってサイズ調整するのは難しい」「選びたい図形じゃないものが選択されることがあった」との指摘が。複製したものを等間隔に並べる際には、「指先で細かな調節がしづらい」「等間隔に並べるためには、枠を目安にしつつ、目分量で距離感を計るしかない」などの不満があがりました。

本商品に限らず、比較したほかの商品でも同様の不満があがったため、細かなデザイン調整などを行いたい場合はパソコンから操作したほうがよいでしょう。スマホ上でのアプリ操作はあくまで、印刷スタートなどの簡単な作業を行うとき用としたほうがよさそうです。

純正ソフト(スマートフォン)の使いやすさについてのモニターコメント
  1. 「図形をタップして右下の矢印マークをタップしないと寸法が出てこないので、サイズ調整の仕方は非常にわかりづらい」
  2. 「アイコンは既視感があるデザインなので、機能を推測するのは容易だった」
  3. 「図形をタップしたときに出てくる複製のマークは直感的に理解できた。しかしスペースを開けて等間隔に並べようとすると、指先では細かな調整がしにくい。ペンでの操作ならやりやすそう」
  4. 「操作は簡単だが、図形と文字が重なったときにどちらが選択されているのかがわかりにくい」
コメントは一部抜粋

本体にはスキャン機能なし。スマホで撮影する手間がかかる

本体にはスキャン機能なし。スマホで撮影する手間がかかる
本体にスキャン機能がない点もデメリットです。比較したなかにはスキャン機能があり、手書きのデザインを本体にスキャンするだけで済んだものもありましたが、本商品の場合はスキャナーで読み取るか、デザインを専用の台紙へ貼りつけてスマホで撮影する必要があります。撮影時には、レンズの歪みを補正するための専用用紙の撮影も必須です。

加えて、デザイン・補正用紙をそれぞれ純正ソフトにダウンロードして編集しなければなりません。実際にモニターが予備知識なしで使用したところ、「どこをどう押してなにをすればよいのかまったくわからなかった」や「説明なしでは難しい」など、戸惑いの声が多数あがりました。

トレース操作についても同様、操作に迷うモニターが多かったため、初心者が説明書なしで使いこなすのは難しいでしょう。一方で、「ドラッグドロップで画像を読み込めるから便利」「一般的なソフトウェア同様のやり方だから、迷わずできた」と好印象を抱いたモニターもいました。ある程度パソコンを使い慣れている人であれば、問題なく使えるかもしれません。

スキャン機能・トレース機能の使いやすさについてのモニターコメント
  1. 「アイコンがたくさんあり、どんな機能なのかもわからない。カーソルを合わせれば文字は出てくるが、直感的には操作できず、何から始めればよいかわからなかった。説明書がないと操作は不可能だなと感じた」
  2. 「直感的な操作は難しい。説明をしてくれる人が隣にいる状態で、一連の操作を指導されるのであれば操作可能なだと感じたが、それでもアイコンや操作やしきい値などの表示が何のことだかさっぱりわからなかった。スキャンしたい画像のほかに、ドットの用紙を用意しないといけないのも面倒」
  3. 「アイコンにカーソルを合わせるとトレースと出てくるので、ある程度の操作は可能かなという印象。細かな調整といった面では、あまり精度の高い調整はできなそう」
  4. 「トレースする際にボタンを押す手順がわからなくなり、それっぽいボタンを何回かランダムで押したことで、偶然完成したという感覚だった。タイトル・アイコンなどの画面表示がが何の操作をするためなのかわかりづらく、一人で作業するのは心が折れるなという印象」
コメントは一部抜粋

運転音はやや大きめ。夜間使用は避けたほうがよい

運転音はやや大きめ。夜間使用は避けたほうがよい

運転音の大きさも懸念点。カッティングマシンから1mの距離に騒音計を設置したところ、61.3dBを記録しました。比較したなかには50dB以下のものもあり、全商品の平均は54.37dB(※執筆時点)だったなか、かなり大きめです。


口コミに「うるさい」とあったとおり、体感でも60dBを超えると少し耳障りに感じました。同居している家族がいる人などは、夜間使用を避けたほうがよいでしょう。

シルエットジャパン シルエットカメオ4の価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

販売中のショップが見つかりません

シルエットジャパン シルエットカメオ4が向いていない人におすすめのカッティングマシンは?

ここでは、シルエットジャパン シルエットカメオ4のデメリットをカバーする商品を2つご紹介します。購入を迷っている人は、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

シルエットジャパンのシルエットポートレート4は、比較的小型ながらクオリティの高いものづくりを楽しめる!

シルエットジャパンのシルエットポートレート4は、比較的小型ながらクオリティの高いものづくりを楽しめる!
シルエットポートレート4は、仕上がりのよさにこだわる人にぴったり。アイロンシート・ステッカーシート・プラ板のすべてにおいてモニターが好印象を抱き、「細かい曲線まで再現されている」などと好評でした。オプション品の静電マットと刃を購入すれば、薄い布などへの加工も楽しめますよ。

A4サイズまでの素材に対応していながら、本体が2.0kgと非常に軽量な点も魅力。比較した大半の商品が4~6kgだったなか、気軽に持ち運べます。使わないときは収納し、使いたいときにはサッと取り出せて便利ですよ。

とにかく使いやすいものがよいなら、ブラザー工業のScanNCut DX SDX85がおすすめ

とにかく使いやすいものがよいなら、ブラザー工業のScanNCut DX SDX85がおすすめ
ブラザー工業のScanNCut DX SDX85は、スキャン機能を搭載しています。手書きのデザインをカットデータに落とし込む際には、家庭用プリンターを使うときのように、台紙に貼ったデザインを読み込むだけで完了しました。

カットしたい素材を挿入すると自動で検出し、カット圧も自動調整されるため、素材の名称を調べたり設定したりする手間もかかりません。仕上がりはカメオ4に比べて多少粗く、細かなデザインのもの作りにはあまり向きませんが、押し活用うちわなどシンプルなデザインであれば十分満足できるでしょう。

シルエットジャパン シルエットカメオ4はどこで買える?

シルエットジャパン シルエットカメオ4はどこで買える?
出典:amazon.co.jp

シルエットジャパン シルエットカメオ4は、楽天市場・Yahoo!ショッピング・AmazonといったECサイトで購入が可能です。公式サイトでの価格は執筆時点で税込35,970円ですが、取扱店舗によって若干異なります。ポイントなどを使ってお得に購入したい人は、いつもお使いのECサイトをチェックしてみてくださいね!

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