温度がすばやく上昇し、すぐに作業をはじめられると評判の、YIHUA はんだこて デジタル表示 クリップと拡大鏡付き 926LED IV。高評価の口コミが多くみられる一方で、「コードが短い」「重さが足りない」といった気になる声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気の大洋電機産業や白光などのはんだごてとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、はんだごて選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
DIYアドバイザー・DIY工作アドバイザー・日曜大工士。乙種第4類危険物取扱者免状を取得しているほか、フォークリフト運転技能講習を修了。2023年まで、ホームセンターの資材館の販売員として電動工具・建築資材・農機具などの接客に従事。現在はマイベストにて、インパクトドライバーや丸ノコなどの電動工具を中心に徹底的に検証。メーカーや価格を問わず、ユーザーが「買ってよかった」と感じられるようなコンテンツ制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
YIHUA はんだこて デジタル表示 クリップと拡大鏡付き 926LED IVは、はんだごてをお探しのすべての人におすすめです。特筆すべきは、付属品の豊富さ。はんだはもちろん、比較した商品内ではないものが多かった、交換用のこて先(5種類)・手入れ用のスポンジがセットに含まれていました。購入後、すぐに作業をはじめられるのがうれしいですね。
機能性も高く、デジタル式の温度調節機能を搭載。こて先が熱くなりすぎず、失敗のリスクを減らせます。使わないときにはんだごてを置ける、スタンドが付属しているのも便利です。手を休めたいときにサッと置くだけで固定できるため、やけどなどケガをする心配も少ないですよ。
セラミックヒーターを搭載しており、予熱時間は短め。340℃に達するまでの時間は1分24秒と、比較した全商品の平均2分19秒(執筆時点)よりかなりスピーディに温まりました。ただ温度が戻るまでは7秒と少し時間がかかったため、設定温度を5℃ほど高めにすると連続作業しやすいでしょう。
はんだづけのしやすさも高評価です。実際にモニター5人で使うと、「グリップつきで滑りにくい」「ペンのように持てる」と好評でした。「重さが足りない」との口コミどおり、一部のモニターからは「軽くてこて先が安定しづらい」との意見が出たものの、作業はスムーズに進められます。
狙ったところにはんだを落としやすく、モニターからは「快適に使える」「長時間作業にも役立つ」との声も寄せられました。こて先に溶けたはんだが少し付着するものの、毎回拭き取らなくとも続けて作業できます。「コードが短い」との口コミとは異なり、長さに不満を感じたモニターもいません。
予熱時間が短いうえに使いやすく、スピーディにはんだづけを行えます。付属品・付加機能も充実しており、手軽にはじめられますよ。上級者はもちろん初心者にも使いやすいアイテムのため、はんだごて選びで迷ったらぜひ購入を検討してみてください。
そもそもはんだごてとは、棒状や針金状の金属であるはんだや、基盤の接続部分を加熱するためのアイテム。基本的には、電子製品のプリント基盤で部品同士をくっつけるはんだづけに使われます。部品を交換すれば、木を焦がして模様を描くウッドバーニングなどさまざまな用途に活用できますよ。
今回ご紹介するYIHUAのはんだこて デジタル表示 クリップは、本体・ステーションの2パーツに分かれたコード式のはんだごて。ステーションには、基盤を挟み込むワニ口クリップ・LEDライトつき拡大鏡・はんだをセットするリール台などを搭載し、使いやすさを考えて設計されています。
設定温度は90〜480℃まで対応しています。3つまで好きな温度を記録できるプリセット機能も備え、よく使う温度をワンタッチ操作で設定できるのもメリットです。
ステーションの中央にはデジタル表示のディスプレイを内蔵し、設定温度・現在の温度の2つをパッと見ただけで確認可能。過度な加熱を防ぐためのスリープ機能もあり、スリープまでの時間は5分・10分・30分から選べます。
本体サイズは幅150×奥行150×高さ122mmで、重量は1,100gです。
付属品として、スポンジ・ワイヤークリーナーもセットに。こて先に付着したはんだの拭き取りや手入れがしやすいよう、配慮されているのがうれしいですね。
今回は、YIHUA はんだこて デジタル表示 クリップと拡大鏡付き 926LED IVを含むはんだごて11商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、予熱時間の短さ・こて先温度の安定性の検証です。
各商品の電源スイッチを入れてから、予熱が終わるまでの時間を計測。予熱時間が2分未満のものを高評価としました。
また実際に各商品を使用し、こて先の温度が340℃になったのを確認したあと、はんだづけを1回実施。使用後に再度こて先の温度が340℃まで温まる時間をチェックし、2秒以下で戻ったものも高評価としました。
はんだごてのヒーターには主にセラミック式・ニクロム式の2種類がありますが、本品にはセラミックヒーターが搭載されています。セラミック式は、ニクロム式に比べて予熱時間が半分ほどで済むのが魅力。はんだごてをよく使う人はもちろん、初心者にも使いやすいですよ。
比較した全商品の平均時間は1秒36(執筆時点)だったことから、連続ではんだづけをする場合には少し待つ必要があります。あらかじめ設定温度を5℃ほど高めにしておくと、スムーズに作業ができるでしょう。
次は、はんだづけのしやすさの検証です。
はんだづけの経験がある男女5人のモニターが各商品ではんだづけを行い、持ちやすさ・取り回しのしやすさ・柄の熱くなりにくさ・こて先へのはんだの残りにくさ・溶接のしやすさの5点をチェックしました。
実際に使ったところ、モニター5人中4人が「持ちやすい」と回答。柄はやや太めですが、ペンのように持って作業できました。比較したグリップがない商品は手にフィットしづらい傾向があったのに対し、本品はゴム製のグリップつきで手袋越しに持っても滑りません。
一部の人からは、「重さが足りない」との口コミどおり「軽くてこて先が安定しづらい」との意見も。ただ大半のモニターからは「太さ・重さともに気にならない」「作業のしづらさは感じない」と好評でした。
口コミには「電源コードが短い」との声もみられましたが、コードの長さに不満を感じたモニターはいません。コードはほどよい硬さで取り回しやすいうえに、本体が作業中に熱くなることもなし。これなら、スムーズにはんだづけを行えるでしょう。
<持ちやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
溶接のしやすさも、モニター5人全員が高評価としました。はんだづけを1回すると、こて先にはややはんだが付着しますが、毎回拭き取らなくとも作業を続けられます。
こて先に残ったはんだはスポンジで軽く拭き取るだけで取れ、メンテナンスに手間はかかりません。比較したほかの商品には、はんだが溶けにくく溶接に時間がかかるものもあったなか、狙ったところに落とせしっかり固定できました。
モニターからは「ぴったりくっついて離れない」「快適に使える」との声も。持ちやすさ・溶接のしやすさを兼ね備えているため、はんだごての扱いに慣れていない人でも使いやすいですよ。
<溶着しやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
リサーチの結果、チェックした5項目すべてを網羅。比較したほかの商品には同梱されていないことが多かった、交換用こて先・手入れ用スポンジがある点が高評価につながりました。詳細は以下のとおりです。
デジタル式の温度調整機能がついている点も便利。設定温度・リアルタイム温度も表示できるため、こて先の温度が高くなりすぎず失敗のリスクを減らせます。なお温度調節機能はステーション側に備わっており、そのぶん本体が軽量に作られているのも利点です。
はんだごてを使わないときにサッと置ける、スタンドも搭載。手を休めたいときにはんだごてを固定できるため、やけどなどのケガを防げます。
基盤を押さえる2つのワニ口クリップや、LEDランプつきの拡大鏡が付属しているのもうれしいポイント。はんだを固定するリール台もセットになっており、作業をしやすくするための工夫が施されています。はじめてのはんだごてとしても活躍するでしょう。
ヒーター種類 | セラミックヒーター |
---|---|
消費電力 | 108W |
温度調整機能 |
全長 | 12.2cm |
---|---|
本体重量 | 1100g |
最小設定温度 | 90℃ |
最大設定温度 | 480℃ |
付属品 | ワニ口クリップ、LEDランプつき拡大鏡、はんだリール台、クリーニングキット (ワイヤー&スポンジ)、鉛フリーはんだ(36g)、こて先、3端子コンセント(アース付きの3ピン) |
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YIHUA はんだこて デジタル表示 クリップと拡大鏡付き 926LED IVは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトにて購入できます。付属品が豊富ですぐに作業をはじめられるので、検証結果を参考にぜひ検討してみてください。
使い方が難しいと思われがちなはんだごてですが、ポイントを押さえれば初心者でもすぐに使えるようになります。
まずは、はんだがこて先から溶けて出てくるまで、こて先をしっかり温めましょう。次に、こて先に付着したはんだを水を含ませたスポンジで軽く拭きとり、接合部にこて先をつけてはんだを押し当てます。はんだが溶けて山型になったら、こて先を離して固定させましょう。
はじめにこて先を十分に温めないと失敗の原因になるため、温度はしっかり管理してくださいね。
最後に、ほかのおすすめ商品をご紹介します。
FEITAの電気はんだごてセットは、柄がペンのように細く持ちやすいのが魅力。ゴム製のグリップもついているため、手に痛みを感じにくく長時間の作業にも重宝します。はんだづけ後の温度も戻りも約1秒とスピーディでした。スタンド・はんだも付属しており、はじめて使う人にもぴったりです。
ベストワンのはんだごては、コンパクトながらパワフルにはんだづけできます。重量は25gと軽くUSB給電式のため、パソコンなどにつないで使用可能。こて先の予熱時間は1分6秒と短時間で温まり、スピーディに作業をはじめられました。温度はすぐに上昇するため、連続作業にも使えますよ。
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