




水圧の強さや洗浄できる範囲の広さ、静音性が気になるケルヒャー JTK サイレント S 高圧洗浄機。実際に購入しないとわからず、迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、実際にケルヒャー JTK サイレント S 高圧洗浄機を徹底検証しました。高圧洗浄機17商品の中で比較してわかったケルヒャー JTK サイレント S 高圧洗浄機の実力をレビューしていきます。高圧洗浄機の選び方も紹介しているので、購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!

日用品・ガーデニング用品・DIY向け電動工具・喫煙具・家事代行サービス・クリーニングなど、暮らしや生活に関わる幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「一人ひとりが選んでよかったと感じる選択肢を提供すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年10月までの情報です
目次
ドイツの清掃機器ブランド、ケルヒャーが展開する「JTK サイレント S 高圧洗浄機」は、日本向けのモデルでコンパクトな本体でマンションでも使用できると謳った商品です。複数のノズルに加えてブラシやフォームノズルも付属しており、幅広いシーンで活躍するでしょう。
水圧は水道の約9.7倍で、頑固な汚れもきれいに落とせるパワーがありました。洗浄範囲は352cm2と広く、短時間で作業を進められるため、外壁や駐車場などの広範囲掃除にも適しています。
騒音値は78.6dBで、静かとはいい切れませんが、日中の屋外であれば十分に使いやすいレベルです。持ち手はあるものの、キャスターが非搭載なのは気になるポイントでしょう。
水圧と洗浄範囲を両立したモデルを探している人におすすめです。また、コンパクトながら強力な商品を求めている人にも選択肢になるでしょう。
マイベストが検証してわかったケルヒャー JTK サイレント S 高圧洗浄機の特徴は、ひとことでまとめると「高水圧・広範囲洗浄が可能。取り回しやすさは懸念」です。
実際、たくさんある高圧洗浄機の中で、水圧の強さや洗浄できる範囲の広さ、静音性は商品によってどのくらい差があるのか気になりますよね。ここからは、ケルヒャー JTK サイレント S 高圧洗浄機を含む高圧洗浄機の検証方法や、自分に合った高圧洗浄機を選ぶためのポイント、検証で高評価を獲得した商品を紹介していきます。
サイズ・重量だけでなく、洗浄力にもこだわった設計です。一般的なホースで放水するときの水道圧に比べて約37.5倍のパワーで、しつこい汚れをきれいに洗浄できると謳っています。高い洗浄力を誇りながら節水性にも優れ、水道からそのまま使用するより70%ほど水を節約できるとしていますよ。
稼働音も抑えており、使用しているときの体感音は従来製品JTK38と比べて半分ほど(※)。掃除機程度の音量で、集合住宅でも使いやすいとしています。なお、給水方式は水道に繋げて使用する水道接続式と、バケツ・浴槽などに溜めた水を使用する自吸式どちらでも使用可能です。
ケルヒャージャパン調べ
付属する2つのノズルにより、3種類の水流を使い分けできるのも魅力。威力・範囲が異なる水流を切り替えれば、網戸・外壁掃除から水やりまで幅広い用途で活用できます。電源周波数は、西日本・東日本問わず使用できるヘルツフリーです。
<スペックの詳細>
本体サイズは幅29.7×奥行48×高さ25.1cmで、重量5.3kg。本体にキャスターはついていませんが、コンパクトで取り回しやすいモデルです。
ノズルと本体をつなぐ10mの高圧ホースは、ワンタッチで接続可能。水道との接続に必要な自吸・水道兼用ホースや逆止弁つきフィルター・蛇口アダプタなどもすべて付属しているので、別途部品を購入しなくても届いてすぐ使えますよ。
付属ノズルは2種類。しつこい汚れに使うサイクロンジェットノズルと、網戸掃除から洗車まで使えるバリオスプレーランスがついています。洗浄剤を噴射するフォームノズル・軽い汚れを落とすのに便利なウォッシュブラシも付属しており、豪華なセット内容も本商品の魅力といえるでしょう。
<付属品>
今回は、ケルヒャー JTK サイレント S 高圧洗浄機を含む高圧洗浄機17商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
以下のコンテンツで行われた具体的な比較検証のポイントはこちらです。
検証①:水圧の強さ
検証②:洗浄できる範囲の広さ
検証③:静音性
検証④:取り回しやすさ
マイベストでは「1階の壁の上部に届くほど水圧が強く、積年の汚れをあまり手間やストレスを感じず元の状態まで落とせるうえ、スッキリ落ちた感じがする」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準をセンサーシートに対する相対圧力値が40%以上と定めて以下の方法で検証を行いました。
1. 壁にコンクリート板→センサーシート→ビニールシートの順に貼り付けて固定する。
2. センサーシートから垂直に20 cm離れた距離に高圧洗浄機の噴射口を設置。
3. 高圧洗浄機から水を出し、センサーシートに噴射して5秒間数値をとる。これを全てのノズルに対して行う。
4. 取得したデータのうち、1秒、2秒、3秒、4秒、5秒の各タイムポイントのデータを抜き出し、それぞれ上から50個目までのデータで平均値を算出。
5. 各タイムポイントごとに出た値を平均してそれをそのノズルのスコアとし、最も強かったノズルのデータを採用する。
65%以上は最高スコアとし、値が高いものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
I-SCAN210の最大測定圧力は80KPa。圧力値は、センサシートの飽和圧力感度に対する割合(0~100%)で表示されます。
マイベストでは「一度に広い範囲に当たるので、ストレスなく一軒家の壁が綺麗になる」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準を約293cm2以上と定めて以下の方法で検証を行いました。
1. 壁にコンクリート板→センサーシート→ビニールシートの順に貼り付けて固定する。
2. 何もしない状態で5秒間ノイズの測定を行う。
3. センサーシートから垂直に20cm離れた距離に散水ホース、または高圧洗浄機の噴射口を設置。
4. 散水ホース、または高圧洗浄機から水を出し、センサーシートに噴射して5秒間数値をとる。これを全てのノズルに対して行う。
5. 取得したデータのうち、1秒、2秒、3秒、4秒、5秒の各タイムポイントのデータを抜き出す。
6. ノイズ用に取得したデータからは最大値を出す。
7. 散水ホースのデータからはノイズ以上のデータが表示されている面積を算出する。
8. 高圧洗浄機のデータからは散水ホース以上の面積を算出する。
9. 各タイムポイントごとに出た値を平均してそれをそのノズルのスコアとし、最も広かったノズルのデータを採用する。
約585cm2以上は最高スコアとし、面積が大きいものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
ISCAN210の分解能は5.41mm。
マイベストでは「日中なら住宅街でもあまり周りのことを気にせず使える」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準を70dB以下と定めて以下の方法で検証を行いました。
1. 壁にコンクリート板を固定する。
2. コンクリート板から垂直に20cmのところに噴射口、コンクリート板から2m離れたところに高圧洗浄機の本体、コンクリート板から3m、かつ噴射口と同じ高さのところに騒音計を設置する。
3. 3秒間水を出し、騒音計で最大騒音値を取得する。これを全てのノズルに対して行う。
静音モードがある場合はそのモードで測定
4. これを3回繰り返し、3回の平均で騒音値を算出。一番騒音が大きかったノズルのデータを採用。
65dB以下は最高スコアとし、騒音値が低いものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
マイベストでは「屋外作業をスムーズに開始でき、作業中の移動が簡単にできる」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
検証したコード式の商品のなかには、水道の蛇口を全開にした状態の約10倍程度の水圧のものもありました。さらに、洗浄範囲も300cm2より大きなものが多く、A5用紙以上の範囲を一気に掃除できるので外壁掃除に向いているといえます。
一方、コードレス式の水圧は、コード式と比べると水圧は1/2程度です。コード式より水圧が弱いため、外壁の頑固な汚れは落としきれない可能性があります。また、一度に洗浄できる範囲は約10cm2と500円玉くらいだったので、外壁掃除のような広範囲の掃除には向かないでしょう。
とはいえ、コードレス式はコードが絡まらないうえに軽量・コンパクトなので取り回しやすく収納しやすいという魅力があります。なかでも、ハンディタイプは軽量かつコンパクトで持ち運びにも便利です。玄関やベランダに使いたい人は、以下のコンテンツもチェックしてくださいね。
高圧洗浄機の欠点として、モーター音がうるさいことが挙げられます。近所への騒音が気になるなら、静音設計のものがおすすめです。静音設計でないモデルに比べてモーター音が小さいので、住宅地でも使用しやすいといえます。
静音性を検証した結果、静音設計の製品は稼動音が80dB未満でした。近隣の家からすると掃除機程度に感じる音の大きさです。外壁の洗浄にはおよそ30分程度の時間がかかりますが、80dB未満ならそこまで気にならないといえるでしょう。
一方で、静音設計でない商品の多くは稼動音が80dBを超えていました。鉄道線路沿いにいたときの音の大きさに値するので、住宅街で使用するには気になる要素といえるでしょう。できるだけ静かな高圧洗浄機がほしい人は、以下のコンテンツも参考にしてください。
外壁掃除のほかに、ベランダや車などあらゆる場所を掃除したい人は、アタッチメントをチェックをするのがおすすめです。
とくに、フォームノズル・ブラシ・延長ノズルがついていると活用シーンが広がるでしょう。洗剤を塗布するフォームノズルは洗車に役立ちます。また、ブラシがあるとバルコニーやベランダ掃除にも便利です。延長ノズルは、2階以上の窓や網戸、カーポートなどの高い場所の掃除に重宝します。
ちなみに、コード式の高圧洗浄機を使う際は、電源コード・水を発射する高圧ホース・水道から高圧洗浄機につなぐ吸水ホースの3点が必須です。電源コード・高圧ホースはどの商品も付属していますが、吸水ホースは商品によって付属されていないものもあります。その場合、購入後にすぐ使用ができず、別途で購入が必要なので注意しましょう。
あらゆる場所を掃除したいなら、アタッチメントの展開が豊富にそろっているケルヒャーの高圧洗浄機がおすすめです。基本的に吸水ホースは別途購入が必要ですが、アタッチメントの展開が豊富な点がメリット。後々別の場所を掃除したくなったときに低コストでアタッチメントを購入できます。ケルヒャーの高圧洗浄機が気になる人は下記のコンテンツを参考にしてくださいね。

高圧洗浄機のなかには、洗剤を入れる場所があるものや温水に対応している商品もあります。洗車や油汚れの掃除も考えている人は、これらに対応しているかもチェックするとよいでしょう。
高圧洗浄機の検証で上位を獲得した商品をご紹介します。ケルヒャー JTK サイレント S 高圧洗浄機以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
| 電源方式 | 電源コード式 |
|---|---|
| 静音設計 | |
| 水圧 | 水道の20倍以上 |
| 洗浄範囲 | 593cm2 |
良い
気になる
| 本体重量 | 6.5kg |
|---|---|
| タンク容量 | |
| 吸水ホース付き | |
| キャスター付き | |
| 延長ノズル付き | |
| フォームノズル付き |
| 電源方式 | 電源コード式 |
|---|---|
| 静音設計 | |
| 水圧 | 水道の約11.4倍 |
| 洗浄範囲 | 376cm2 |
良い
気になる
| 本体重量 | 14.2kg |
|---|---|
| タンク容量 | |
| 吸水ホース付き | |
| キャスター付き | |
| 延長ノズル付き | |
| フォームノズル付き |
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