長時間きれいな肌を保てると話題の脂性肌向け化粧下地、RMK ロングラスティングUVベース。インターネット上では「崩れにくい」と評判です。しかし、「毛穴が隠れない」との気になる口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、RMK ロングラスティングUVベースを含む脂性肌向け化粧下地全18商品を実際に使って、成分評価・テカリにくさ・崩れにくさ・補正力・使用感を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
すべての検証は
マイベストが行っています
「アレルギーテスト済み」は、すべての人にアレルギーが起きないということではありません。
本記事における「トーンアップ・透明感」は、メイクアップ効果により肌が明るく見えることを指します。
目次
RMK ロングラスティングUVベースは、うるおい感を保ちながらテカリを防ぎたい人におすすめです。全成分をチェックした専門家は、テカリ崩れ防止成分が充実した構成を高く評価。比較したなかには皮脂吸着に期待できない商品もあったのに対し、皮脂を吸着する粉体や肌に膜を張り化粧崩れを防ぐシリコーンも含んでいます。
実際に塗布前と塗布6時間後の肌表面の皮脂量を測って比べても、数値は平均3.3%しか増加しませんでした。比較した商品の平均値が19.96%だった(※執筆時点)ことをふまえても、「夏の肌を心地よく整える」と謳うとおりの優秀な結果です。そのうえ、崩れにくさも口コミどおり優秀。汗・摩擦の両方に強いため、汗っかきの人にも向いています。
専門家は保湿成分やオイル成分を含む点にも着目。「しっとり感が出そう」とコメントしています。実際にモニターが商品を試してみると、分析どおりうるおい感のある仕上がりになりました。ややベタつきは気になるものの、保湿感を得ながらメイクできるのはメリットです。モニターからは「サラサラ感と保湿感のバランスがよい」と評されています。
補正力もまずまずです。無色タイプなので赤みのカバーには向いていませんが、毛穴の凹凸との相性はおおむね良好。塗布後の肌をチェックしたモニターから、「凹凸が均等に埋まる」「毛穴が目立たなくなる」と評価されました。比較したなかにはほぼ変化がない商品もあったのに対し、「毛穴が隠れない」という口コミとは異なる結果です。
やわらかなテクスチャもモニターに好評でした。比較したなかにはこっくりとした重めの質感の商品もありましたが、こちらはモニター全員が「伸ばしやすい」と回答しています。使用中の香りはほぼ無臭。四角い形状の容器は、カチッと閉まる点が人気を集めました。気軽にポーチに入れられるため、旅行の際にも重宝しそうです。
肌のうるおいをキープしながら、しっかりテカリを抑えられます。SPF50/PA+++の高いUVカット機能も備えていて、暑い夏場にうってつけです。アクティブに過ごすことが多い人も、ぜひチェックしてみてくださいね。
実際にRMK ロングラスティングUVベースと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
RMK ロングラスティングUVベースよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
Rainmakers
皮脂・汗・擦れによる崩れを防ぐ。光の効果で肌のアラをぼかしツヤ美肌に
カネボウ化粧品
高い撥水性で滲まずヨレにくい。テカリを長時間抑えられるのが大きな魅力
RMK ロングラスティングUVベースは、夏の肌を心地よく整えると謳った化粧下地です。紫外線カット成分とパウダーをジェル状のうるおい成分で包み込む、ジェル膜テクノロジーを使用。うるおい感のある塗布膜により、テカリ・皮脂崩れを防ぐだけではなく、乾燥も感じにくい設計を採用しています。
UVカット数値はSPF50/PA+++です。冷涼成分のメントールや、保湿成分のセージ葉エキス・レモン果実エキス・ヒアルロン酸Naなどを配合しています。
RMKは、ニューヨークで活躍するメイクアップアーティストのRUMIKOが創業したコスメブランド。肌質や骨格を無視せず、素肌美を活かせるアイテムが豊富にそろっています。2022年にはブランド誕生25周年を迎え、パッケージに新デザインを導入しました。
今回は、RMK ロングラスティングUVベースを含む脂性肌向け化粧下地全18商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初は、成分評価です。
理系美容家のかおりさんに協力を依頼。皮脂によるテカリ・崩れを防止する成分の充実度をチェックしてもらいました。
成分評価は上々です。理系美容家が成分表をチェックしたところ、テカリ崩れ防止成分として酸化亜鉛・シリカを配合していました。
比較したなかには、皮脂吸着作用のある成分をあまり含んでいない商品も。対してこちらは、皮脂を吸着する粉体・肌に膜を張り化粧崩れを防ぐシリコーンも含有しています。脂性肌の人でもメイク崩れを防ぎやすい構成です。
冷涼剤のペパーミントエキス(セイヨウハッカ油)や、保湿成分のアセロラ果汁エキスも配合しています。オイル成分のイソドデカンも使用し、専門家から「しっとり感が出そう」との声があがりました。
続いて、テカリにくさ・崩れにくさの検証です。
テカリにくさは、脂性肌の7人のモニターの肌に商品を塗布してチェック。塗布前と塗布6時間後の皮脂量を測定し、肌表面の皮脂の増加をどれくらい抑えられているかを調査しました。
崩れにくさでは、人工皮革に商品を塗布。上から人工汗液を吹きかけ、分銅をのせたティッシュをスライドさせると、どのくらい色落ちするかを確認します。
塗布前と塗布6時間後の肌表面の皮脂をチェックしたところ、皮脂量はあまり増えていませんでした。
比較したなかでは、肌表面の皮脂の増加を+4%までに抑えた商品が長時間テカリにくい傾向があり、こちらも平均+3.3%と少なめ。全商品の平均値19.96%(※執筆時点)を大幅に上回りました。「夏の肌を心地よく整える」という謳い文句にも納得の結果です。
崩れにくいのも魅力です。人工皮革に塗布するとピタッと密着し、吹きかけた人工汗液をしっかり弾きました。上からティッシュでこすってもほとんど変化なし。ティッシュへの色移りはありません。
比較した商品には分銅を引いた部分の色がはっきり落ちたものもありましたが、こちらは汗・こすれの両方の強いといえます。「崩れにくい」という口コミどおり、汗をかく季節でも化粧崩れしにくいでしょう。
次に、補正力の検証です。
5人の脂性肌のモニターが商品を肌に塗布して、マットな質感になるか・毛穴の凹凸や赤みがカバーされるかをチェックしました。
モニターが商品を使ったところ、塗布後はしっとり感のある仕上がりに。比較したなかには、塗布直後から乾燥感が気になる商品もありました。対してこちらは、うるおい感を保ちながらメイクできるのが魅力です。サラサラ感は控えめなものの、肌のきしみは気になりにくいでしょう。
ただし、モニターからは「ベタつきが気になる」との指摘も。よりサラッと仕上げるなら、仕上げにフェイスパウダーを重ねてくださいね。
<仕上がりの肌質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
口コミには「毛穴が隠れない」とあったものの、カバー力はまずまず。「あまり変わらない」と答えた人もいましたが、モニターの半数以上が「凹凸が均等に埋まる」「毛穴が目立たなくなる」とプラスコメントをあげました。
<毛穴についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
しかし、無色タイプなので、赤みの補正にはやや不向き。色ムラは整えられたものの、5人のモニター全員が「赤みを隠せない」とコメントしています。比較したなかには赤みが目立ちにくくなった商品もありましたが、こちらはカバー力の高いファンデーションとの併用が必要です。
<赤みについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後に、使用感の検証です。
5人の脂性肌のモニターが商品を実際に使用して、テクスチャ・香り・容器の使い勝手をチェックしました。
テクスチャは、5人のモニター全員から高評価を得ました。比較したやわらかいテクスチャの商品は伸びがよく均一に広げやすい傾向があり、こちらも同様です。なめらかな質感で、全員が「伸ばしやすい」とコメント。少々なじむのに時間がかかるものの、簡単に塗り広げられます。
<テクスチャについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
使用中の香りはほぼ無臭です。モニターのなかには「化粧品特有の香りを若干感じる」と答えた人もいましたが、強くないので気にせず使えるでしょう。比較したなかには原料臭が強い商品もあったのに対し、こちらは毎日使いしやすそうです。
<香りについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
容器の使いやすさも良好です。モニターが全員が「フタが開けやすい」と回答。比較した商品にはきちんと閉まらない容器もありましたが、こちらはカチッと閉まるところが好評でした。スリムなデザインで液漏れしにくいため、持ち運びにも便利です。
一方で、「中身が出にくい」との声も。メーカーでは、出にくいときはフタを下にして軽く叩く方法を推奨しています。中身が出ない場合はぜひ試してみてください。
<容器についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
テカリ防止成分 | シリカ |
---|---|
化粧崩れ防止成分(汗・擦れ) | ジメチコン |
分類 | 化粧品 |
---|---|
内容量 | 30mL |
PA(公称値) | PA+++ |
SPF(公称値) | SPF50 |
特徴 | デパコス |
ノンコメドジェニックテスト済み | 不明 |
石けんでオフ可能 |
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RMK ロングラスティングUVベースは、2~3回大きく上下によく振ってから使いましょう。中身が出にくい場合は、フタを下にして軽くトントン叩いてから使用してくださいね。
メーカーでは、同ブランドのコンシーラー・ファンデーション・フィックスミストとのライン使いを推奨しています。透明感のある肌を目指す人は要チェックです。
<ラインナップ>
RMK ロングラスティングUVベースは、全国の百貨店で購入が可能。取扱店舗はこちらから調べられます。執筆時の値段は税込4,070円です(公式サイト参照)。
自宅で購入する場合は、公式のオンラインショップを利用するのがおすすめ。送料は全国一律550円で、税込6,600円以上の購入で無料になります。ギフトラッピング・メッセージカードサービスもあるうえ、購入時は気になる商品のサンプルをもらえますよ。
また、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonなど大手ECサイトでも販売を確認できました。利用するときは、信頼できるお店かどうか慎重に検討しましょう。
最後に、ベタつきが苦手な人におすすめな商品をご紹介します。
Laura Mercier ピュア キャンバス プライマー ブラーリングは、ベタつきやテカリを長時間抑えられるのが魅力。塗ってすぐにサラサラの質感になり、テカリが気にならないマット肌を演出します。オイルコントロールに優れたパウダリーなテクスチャは、暑い夏場にうってつけです。
明るい印象の肌を目指す人は、Rainmakers ツヤピッタプライマーをチェックしましょう。含まれるパールやラメが光を取り込み、色ムラや毛穴をぼかせるのが特徴です。塗布後はサラッとしつつもツヤ感のある仕上がりに。うるおい感を演出したい脂性肌の人にぴったりです。
テカリ防止成分 | シリカ、メタクリル酸メチルクロスポリマー |
---|---|
化粧崩れ防止成分(汗・擦れ) |
良い
気になる
分類 | 化粧品 |
---|---|
内容量 | 50mL |
PA(公称値) | |
SPF(公称値) | |
特徴 | デパコス |
ノンコメドジェニックテスト済み | |
石けんでオフ可能 |
ローラメルシエ ピュア キャンバス プライマー ブラーリングをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
テカリ防止成分 | ポリメチルシルセスキオキサン、シリカ |
---|---|
化粧崩れ防止成分(汗・擦れ) | ジメチコン、シクロペンタシロキサン |
分類 | 化粧品 |
---|---|
内容量 | 25mL |
PA(公称値) | PA++++ |
SPF(公称値) | SPF50+ |
特徴 | プチプラ |
ノンコメドジェニックテスト済み | 不明 |
石けんでオフ可能 |
muice ツヤピッタプライマーをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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