フォーゲル綜合法律事務所は、できるだけ安く弁護士による退職代行を依頼したい人におすすめです。基本の「円満退職スタンダード」プランは25,000円で、弁護士運営としては珍しく成功報酬なし。以前は同プランが33,000円だったためか、「ほかの退職代行サービスよりも料金が高い」という口コミもありましたが2025年3月から値下げし、弁護士事務所としては格安で利用できます。弁護士が代行するため、代行サポートの範囲が広い点も魅力です。基本プランでも、有給消化や未払い給与の交渉などが依頼可能。会社から訴訟を起こされると民間や労働組合では対処できませんが、フォーゲル綜合法律事務所は訴訟に対応できる「円満退職安心プラス」を提供しています。55,000円・追加料金なしで訴訟まで対応できる点は心強いでしょう。退職の意図を知らせる書類を作成し、通知書として会社に送付してくれる点も特徴です。比較した多くの業者は退職届テンプレートが用意されているのみでした。こちらは書類作成のサポートにも期待できます。ただし、場合によっては自ら退職届を作成する必要があるケースもあるので、問い合わせ時に確認しておくとよいでしょう。電話・メール・LINEでの申し込みができるほか、多くの業者と同じようにLINEなら24時間いつでも相談可能です。LINEには自動回答機能があり、いつでも疑問が解決できます。LINE完結なので、電話やメールでの連絡が億劫に感じる人も利用しやすいでしょう。打ち合わせはすべてテレビ出演経験の多い代表弁護士が行うため、まったく知らない相手に依頼することに懸念がある人にも向いています。一方で、訴訟対応が必要ない場合、弁護士事務所に頼むことで割高になるのは事実。全額返金保証・後払いに対応しているメリットはありますが、別サービスを検討するのもひとつの手です。単に退職意思を伝えるだけなら22,000円の退職代行モームリ、会社との交渉をしてほしいなら労働組合運営で一律19,800円の退職代行ローキを候補に入れてみてください。<おすすめな人>訴訟リスクに備えたい人少しでも費用を抑えたい人<おすすめできない人>退職意思を伝えたい人会社と交渉したい人
退職代行SARABAは、費用を抑えて会社との交渉をサポートしてほしい人におすすめです。団体交渉権を行使できる労働組合タイプで、未消化の有給や未払い残業代の交渉が可能。料金は一律24,000円としており、労働組合費などの追加料金が一切かかりません。比較した全サービスの平均が約25,000円だったことを考慮すると、比較的リーズナブルです。行政書士が監修した退職届のテンプレートを配布しているのも、魅力のひとつ。何を書けばよいか明確なので、書類に頭を悩ませずに済みそうです。申し込み方法はLINEもしくは電話。比較したなかには、どちらかのみに対応のサービスがあったのに対し、好きなほうを選べるので便利ですよ。口コミに「スムーズに退職できた」「返信のLINEがすぐに来た」との声があるように、対応の速さにも期待が持てそうです。相談は年中無休・24時間可能であり、休日や深夜もできる限り対応しているとのこと。公式LINEの自動回答機能はありませんが、さほど不便には感じないでしょう。なお、公式サイトには過去に失敗例はないと記載されています。万が一退職に失敗したとしても、全額返金保証がある点はうれしいポイントです。一方、支払い方法が前払いのみである点はデメリット。後払いを選択できるほかのサービスと比較すると、ややハードルが高い印象を受けました。また、弁護士が代行するわけではないので、訴訟対応・損害賠償請求ができない点も注意。比較したなかにはリーズナブルな弁護士事務所や後払いを選択できる民間業者もありました。前払いに不安がある人・訴訟の可能性がある人は別のサービスを検討してみてください。<おすすめな人>有給・未払い給与の支給などの交渉が必要な人出費をできる限り抑えたい人時間を問わずLINEで問い合わせ・申し込みをしたい人<おすすめできない人>費用を後払いにしたい人トラブルに発展する可能性がある人
退職代行オイトマは、予算を抑えつつ交渉も任せたい人におすすめです。法で団体交渉権が保障された労働組合が運営しているため、有給や未払い給料などについて会社に交渉できるのが強み。交渉ができない民間業者や、訴訟対応ができるかわりに料金が高めな弁護士事務所とは異なる特徴といえます。会社との交渉だけなら、労働組合運営のオイトマで十分でしょう。料金が一律24,000円と安いのも魅力。比較した退職代行の平均額約25,000円を下回りました。さらに、依頼内容により追加料金が発生しないのも利点。後払いも4,000円の有料オプションにより可能で、全額返金保証にも対応しています。料金を抑えたい人はもちろん、金銭的な不安を減らしたい人にもぴったりです。相談や申込みのしやすさも申し分ありません。相談はLINE・電話の両方に対応し、回数も無制限。「何度質問しても親切に答えてくれた」との口コミどおり、納得しながら手続きできるでしょう。LINEは24時間受け付けており、即日対応も可能です。利用中の連絡は基本的にLINEで完結するので、電話が苦手な人にも向いています。ただし、「深い交渉はできない」という口コミどおり、法律に基づく交渉はできません。訴訟に対応してほしい場合は弁護士に相談する必要があります。法律事務所と連携していますが、対応するのは退職代行オイトマではなくあくまで連携している法律事務所です。最初から裁判をする可能性があるなら、弁護事務所に依頼するほうが手間や時間がかからないでしょう。訴訟にも対応してほしいならフォーゲル綜合法律事務所がおすすめ。比較した法律事務所のなかで唯一成功報酬が発生しないので、料金は裁判対応の場合でも55,000円と破格の安さです。逆に退職の意思を伝えるだけで十分なら、モームリをチェック。民間業者のため交渉はできませんが、その分値段は正社員で22,000円と比較したなかでトップクラスの安さです。<おすすめな人>給や未払給与について会社と交渉したい人納得行くまでしっかり相談したい人支払いに不安がある人<おすすめできない人>会社との関係がよくない・強い引き止めにあいそうなど、トラブルの可能性がある人パワハラやセクハラがあり会社を訴えたい人退職意思を伝えるだけでよいから費用を抑えたい人
退職代行ニコイチは退職後2か月のアフターフォローを受けられる点が魅力ですが、「辞める」と伝えることしかできない民間企業としては割高です。料金形態は正社員・アルバイト問わず27,000円でした。一方、同じ民間業者の退職代行モームリの料金は22,000円。5,000円もの差があったことを思うと、気軽に依頼できるとはいえません。労働組合・弁護士事務所の退職代行とは異なり、会社と未払いの給与や有給消化などの交渉ができない点にも注意。会社との交渉・訴訟対応が必要なケースや強引な引き止めに合いそうな複雑なケースでは、「トラブったら自分で対応してくださいといわれた」「退職できなかった」といった口コミのような結果になる可能性もあるでしょう。料金は前払い制で、後払いには対応していません。比較したなかには後払いが選べる退職代行もあることを思うと、料金システムの安心感はいまひとつ。また、登録後に送られてきた説明のLINEがかなり長文だったため、今やるべきことがわかりづらく感じました。やり取りがLINEで完結する手軽さは魅力的。しかし、時間帯によってはすぐに返信をもらえません。比較した退職代行の多くが24時間対応だったのに対し、退職代行ニコイチの営業時間は7:00〜23:30。営業時間後の相談は翌朝の回答になります。公式LINEに自動回答機能も備わっていないため、疑問点をその場で解消したい人には不向きです。比較したなかには、より安くて対応がきめ細やかな民間業者もありました。また、団体交渉権を行使できる労働組合でありながら、組合加入費込みで退職代行ニコイチより安価なサービスも。トラブルや失敗を心配せずに退職したいなら、料金・依頼時の安心感・サポートの手厚さを兼ね備えたほかのサービスを検討しましょう。<おすすめできない人>会社と交渉が必要な人会社から訴訟・損害賠償を請求される可能性がある人費用を抑えたい人後払いで依頼したい人<おすすめな人>退職後も会社とのやり取りを任せたい人LINEだけでやり取りしたい人
「辞めるんです」は、費用を後払いしたい人におすすめです。審査不要での後払いに対応しており、退職日が決定してから1週間以内に支払えばOK。比較したなかには、後払い手数料がかかる・そもそも後払い非対応といったサービスがありましたが、こちらは追加料金もかかりません。手持ちのお金がないけれど、一刻も退職をしたいと考えているなら要チェックです。手続きがすべてLINEでできるのも便利。比較した多くのサービスと同様にLINE完結で、自動回答機能もありでした。自動回答機能なしで疑問解決まで時間がかかる・電話でのやり取りが必要になるといったサービスもあったなか、こちらは時間を問わず気軽に質問できます。夜間に出てきた疑問・不安点をすぐ解決したい人や、人とのやり取りをできるだけ少なくしたい人も使いやすいでしょう。一方、民間業者運営のためサポートは最低限で、退職意志の伝達に限られます。「有給消化交渉が可能」と謳っているものの、会社との交渉をしたい場合は労働組合運営のサービスを使うようにしましょう。退職届テンプレートは用意されていますが、比較した多くのサービスと同様に退職届作成代行といったサポートはありませんでした。「サービスやアフターフォローがいまひとつ」との口コミにも頷けます。基本料金は一律27,000円で、比較した民間業者運営サービスよりやや高めでした。ただし、雇用形態に関わらず料金が同じなため、アルバイトやパートの場合は割高に。比較したなかには正社員以外を安く設定しているところも複数見られました。「相場より安い」との口コミがありましたが、雇用形態を踏まえて判断する必要があります。代行サポートは最低限ながら、LINE完結・自動返信機能つきで気軽に利用できるのはメリット。審査不要・追加料金なしでの後払いができるため、費用面で不安がある人も使いやすいでしょう。ただし、後払いの支払い期限である7日間を超えるとプラス料金が発生する点には注意してくださいね。会社との交渉をしてほしい人は退職代行オイトマ、さらに料金を抑えたいなら退職代行モームリを含めて検討するのもよいでしょう。<おすすめな人>安さよりも、手軽さ・わかりやすさ重視の人後払いできるサービスを探している人<おすすめできない人>会社との交渉・訴訟対応までやってほしい人できる限り費用を抑えたい人
退職代行EXITは、費用を抑えて退職代行を利用したい人におすすめです。料金は20,000円で、追加料金は一切かかりません。「高かった」との口コミがありましたが、比較した全サービスの料金平均約25,000円を大きく下回る結果に。「料金が安くシステムもシンプル」との口コミにもうなずけます。多くのサービスと同じく、全額返金保証もあり。利用者向けの転職支援も行っています。LINE完結で利用できるため、電話や来店が必要な一部サービスと比べると気軽に依頼できるでしょう。LINEでは、よくある質問・体験談などについての自動返信機能を導入しています。スタッフが対応するサービスでは営業時間になるまで待つ必要がありますが、こちらは夜間や休日にも疑問点を解消しやすいですよ。一方で、民間業者によるサービスなため、会社に退職意思を伝えることしかできない点には注意が必要です。弁護士監修ではありますが、有休消化・未払い給与の交渉や、訴訟への対応はできません。多くのサービスで用意されていた退職届のテンプレートもなかったため、書類を自分で準備する手間がかかる点も覚えておくとよいでしょう。なお、支払いのタイミングは前払いのみです。安さを最優先なら退職代行EXITが有力候補ですが、退職前に料金を支払うのが不安なら後払いオプションを含めて22,000円の退職代行モームリを検討してみてください。会社との交渉を含めて依頼したいなら、労働組合が運営する退職代行オイトマも候補になります。こちらは通常24,000円・後払いオプションを追加して29,000円で依頼できますよ。<おすすめな人>退職意思を伝えるだけでよい人費用を少しでも抑えたい人転職のサポートをしてほしい人<おすすめではない人>後払い対応のサービスを探している人会社との交渉・訴訟などに対応してほしい人