【退職代行サービス】「休み明け、会社ヤダ」ならモームリでOK…じゃなかった!2万円以下で的確サポートのローキが救世主です【おすすめ16サービス比較】
今回は「#五月病」をテーマに、退職代行16サービスの比較検証で上位になったものをピックアップ。会社と直接やりとりをせずに退職手続きを代行してもらえる、最近話題のサービスです。「もうあの会社ではやっていられない」「4月から働き始めたけれど想像とかけ離れていた」など、仕事で心が折れてしまった人はぜひご検討を。
実は弁護士タイプ、労働組合タイプ、民間業者タイプなど、さまざまなジャンルが存在しており、料金も代行内容もさまざま。そのあたりにもご注目ください!
本コンテンツの情報は公開時点(2025年5月7日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込みで表記しております。

世の中には「まだ知らない良いもの」がたくさん。マイベマガジン編集部は、商品比較サービス「マイベスト」の情報をベースに、知ると暮らしがより便利になるアイテムや情報をお届けしていきます。
人気の退職代行16サービスを徹底検証しました!
退職代行サービスとは、会社や上司に直接言いにくい退社意向を、あなたに代わって伝えてくれるサービス。最短2〜3時間で会社に連絡してくれ、早ければその日から会社に行かなくてよくなります。
比較的新しいサービスのため、使ったことのない人は「詐欺じゃない?」「怪しくない?」と不安になるかもしれませんが、最近は退職代行サービスを利用して、面倒な退職手続きをプロに任せる人も増えている様子。
マイナビ(参照:株式会社マイナビ)が2024年7月に実施した調査によれば、直近1年間で転職した人のうち約16.6%が退職代行サービスを利用しているんだとか。
そこでマイベストでは、人気の退職代行16サービスを「代行サポートの手厚さ」「料金の安さ(※)」「料金システムの安心感」「連絡の手軽さ」という項目で徹底比較。実際にLINEで連絡を取り、いくつもの質問を投げかけて、本当に使いやすいサービスはどれなのかを検証しました。
民間業者・労働組合タイプは基本プランのみ、弁護士事務所タイプは基本プランと訴訟対応プランを評価しています
なお、なかには怪しい業者も存在するので「運営会社の記載」「代表名の記載」「企業サイト」「運営会社の住所」が全て記載されているかどうかは事前にチェックしましょう。もちろん、検証した16サービスは、どれも安心して利用できるサービスです。
ではここからは、16サービスを徹底調査してわかった選び方のポイントと、特におすすめのサービス3つを詳しく紹介していきます。退職を悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
【ポイント①】業者の種類は民間業者・労働組合・弁護士事務所の3タイプ! 料金は最安約2万円〜
退職代行サービスは、「民間業者」「労働組合」「弁護士事務所」の3タイプに分かれており、それぞれ特徴が大きく異なります。
たとえば、民間業者タイプは安価に利用できるものが多いですが、退職意思の伝達しかできません。会社との交渉は弁護士法の「非弁行為」に触れる可能性があるため不可能です。シンプルに「辞めます」と伝えるだけで十分な場合に適しています。
また、労働組合タイプは民間業者タイプに比べると相場は高めですが、有給休暇の消化交渉や未払い給与の請求などの交渉も可能。これは利用者が一時的に労働組合に加入し、団体交渉権を行使できるため。ただ、訴訟対応はできません。
そして弁護士事務所タイプは、料金が高めの傾向がありますが、会社との法的交渉や訴訟に対応できるのが魅力。会社からの訴訟リスクがある場合は、有力な選択肢になります。
単純退職なら民間業者タイプ、交渉ありなら労働組合タイプ、法的リスクありなら弁護士事務所タイプといった具合に、自分の退職状況に合わせて最適なタイプを選ぶといいでしょう。
【ポイント②】失敗しないか不安にならないサポート体制も重要!
初めて退職代行サービスを利用するのであれば、「自動回答機能」と「後払い&返金保証」があるサービスを選ぶのが断然おすすめ。実際に16サービスを徹底調査したところ、この2つのポイントが安心感に大きく影響することがわかりました。
退職代行サービスの多くは、LINEを主要な連絡手段として採用しています。手軽さと気軽さに加え、やりとりの記録が残る点が人気の理由。検証した16サービスは、全て1分以内に返信が帰ってくるなど、そのスピーディさも魅力です。
さらに頼もしいのがLINE公式の自動回答機能。たとえば深夜に「本当にやめられるのか」と不安になっても、質問をタップするだけで即座に回答が得られます。調査した16サービス中11サービスがこの機能(1社は疑問解決は不可)を備えていました。いつでも疑問を解消できる安心感は絶大です。
また、後払いと返金保証の両方に対応したサービスなら「先に払ったのに退職できなかったらどうしよう」なんて不安も解消できます。なお、どちらにも対応しているのは16社中8社。検証した結果、支払い期限は会社連絡日から2週間〜1カ月後までと余裕があることもわかりました。ただし、後払い手数料は多くの場合3,000〜4,000円程度かかる点には注意が必要です。
ちなみに、【ポイント①】の表でおすすめとした3サービスは全て、自動回答機能と後払い&返金保証が備わっています。
- おすすめスコア:★4.89(1位/16サービス中)
- 代行サポートの手厚さ:★5.00
- 料金の安さ(基本プラン):★5.00
- 料金システムの安心感:★4.50
- 連絡の手軽さ:★5.00
退職代行ローキは、法適合労働組合「労働基準調査組合」が運営する退職代行サービスです。
基本料金19,800円は全サービスの中でも非常に安い設定で、正社員を対象にした料金プランとしては最安クラス。しかも、労働組合タイプなので有給休暇消化や未払い給与の交渉まで対応してもらえます。
退職届の自動作成機能や、退職通知の書面による送付など、利用者の負担を軽減する工夫がされています。また、退職後も必要な書類が届くまで無期限で無料サポートを提供しています。
一方で、訴訟には対応できない点と、後払い時に4,000円の手数料がかかる点には注意が必要です。
それでも、民間業者タイプ並みの料金で有給消化や残業代請求の交渉までできるコスパの高さは大きな魅力。五月病で会社に行きたくない…となってしまった人には、コスパ重視で給料もがっちり確保できる最有力候補といえるでしょう。
- おすすめスコア:★4.69(2位/16サービス中)
- 代行サポートの手厚さ:★4.84
- 料金の安さ(基本プラン):★4.64
- 料金システムの安心感:★4.50
- 連絡の手軽さ:★5.00
アルバトロスが運営するモームリは、訴訟対応が不要なケースや、退職手続きをスムーズに進めたい人にはぴったりの退職代行サービス。正社員プランでも22,000円と全サービス平均より安く、アルバイトなら12,000円から利用可能です。
そして特筆すべきは相談方法の幅広さ。電話・メール・LINEでの相談が可能で、店舗に出向いて対面で相談したり、その場で退職代行を進めたりもできるなど、状況に応じて最適なコミュニケーション方法を選べるので安心感はピカイチ。
有給消化や未払金の支払いに関する連絡にも対応してくれます。
訴訟や書類作成は非対応ではあるものの、実用面でのニーズに応える内容といえます。
- おすすめスコア:★4.53(3位/16サービス中)
- 代行サポートの手厚さ:★5.00
- 料金の安さ(基本プラン):★4.15
- 料金の安さ(訴訟対応プラン):★5.00
- 料金システムの安心感:★5.00
- 連絡の手軽さ:★5.00
フォーゲル綜合法律事務所は、弁護士事務所が運営する退職代行サービスです。全体平均より安い25,000円で有給消化や残業代請求の交渉が可能になるほか、退職書類の作成にも対応しています。
基本プランでみるともっと安いサービスもありますが、フォーゲルが強力なのは訴訟対応プラン。他社の相場が約9万円のところ、55,000円と破格なんです。
また、他の弁護士事務所タイプでは成功報酬として未払い給与などを回収した場合に20%程度を追加で支払うケースが多いのに対し、フォーゲルは成功報酬が0円というのも大きな特徴です。
なお、弁護士事務所運営の退職代行サービスの場合、後払い不可や返金保証をしないところも多いのですが、両方に応えてくれる点も好感がもてます。
会社との関係が悪く、パワハラやセクハラで「会社を訴えたい」という場合や、逆に「会社から訴えられるかも」という不安がある人には最強の選択肢になります。
全16サービスを調査した検証コンテンツも要チェック
退職代行サービスを使うのに向いているのはどんな人? 退職代行サービスを利用する際の注意点は? など、もっとサービスについて詳しく知りたい人は、マイベストの検証コンテンツもぜひご覧ください。
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(執筆/マイべマガジン編集部・岡野 学)