格安SIMなどのインターネット関連事業を展開しているドリーム・トレイン・インターネットの「DTI WiMAX」。住んでいる地域の通信速度が速ければ選択肢になるでしょう。料金は、月額基本料金が4,730円。端末代の27,720円は契約時に一括で支払う必要があります。13か月間1,320円引きの「WiMAX+5G割」のほか、2年目以降に受けられる「長期おトク割」がありますが、端末代の割引はありません。3年利用時の実質料金は4,605円と検証した10サービスのなかではほぼ平均的でした。今回検証した「ギガ放題プラスS」プランは最低利用期間がなく、解約金は不要。単身赴任などで短期間で引っ越す場合は選択肢になるでしょう。Wi-Fi6対応でビームフォーミングとバンドステアリングに対応するなど端末性能は高く、安定した通信が期待できます。流山市と横浜市で速度を計測したところ、横浜市では安定して25Mbps以上の速度が出ましたが、流山市では10Mbps以下となる時間帯もあり、高画質の動画の読み込みには時間がかかるほどの速度に。場所や時間帯による使い勝手のばらつきは大きいといえます。2年程度の利用を検討している人で速度に問題がない地域に住んでいるなら検討の余地があるでしょう。
Broad WiMAX(ブロードワイマックス)は、au・UQ mobileユーザーなら最大1,100円の割引があるとはいえ、実質料金が高めな点が気になります。検証したギガ放題フラットプランは月額4,708円ですが、初期費用などを加味して3年利用した場合の実質料金は月4,670円と高め。比較したなかには、3,000円台のサービスもあったことをふまえると「安くはない」の口コミどおりといえます。実質料金が高い大きな要因は、契約時に端末保証・サポートオプションに加入しないと、16,000円分のキャッシュバックが適用とならないため。オプションが不要な場合は数か月後に解除する手間がかかります。今回はオプション加入なしの条件で検証を行っていることから、実質料金が高めに。比較した多くのサービスでは、オプション加入なしでキャッシュバックが受けられました。通信速度も、場所による差が顕著なことからあと一歩の評価に。流山と横浜の2地点で測定したところ、横浜市では時間帯を問わず下り35.0Mbps以上をキープしたのに対し、流山市では高画質動画を問題なく見られる基準値25Mbpsにほぼ届きませんでした。比較したなかには地域差が少ないものもありましたが、こちらは大きな差が出ています。「回線速度は場所と時間を選ぶ」との口コミにもうなずける結果です。応答速度も遅め。流山と横浜でのPING値(応答速度)を計測すると、50msを超えることがありました。PING値は低いほどラグが少ないことを表し、40ms以上あるとFPSやTPSなどのゲームで勝敗に影響を与えるラグなどの不具合が生じる可能性があります。将棋や囲碁といったゲームは問題ありませんが、FPSやTPSなどをプレイしたい人は要注意です。一方、端末の性能が高いのは利点です。高速通信が期待できるWi-Fi 6に対応。非対応のサービスもあったバンドステアリング機能やビームフォーミング機能に対応しています。セキュリティ機能には非対応ですが、状況に応じて自動で周波数帯を切り替えたり、電波を目標物へ集中的に送信したりなど、通信の安定性をはかる機能は充実していますよ。総合してみると、住んでいる地域での通信速度・応答速度が速く、安くするためにオプションに加入するといった手間をかけられる人にとっては候補になるサービスといえます。au・UQ mobileのスマホを使っている人も、割引を適用できるので要チェックです。とはいえ、比較したなかにはオプション加入なしで料金を抑えられるサービスもあったので、ほかも含めて検討してみてください。<おすすめな人>au・UQ mobileのスマホを使っていて、オプション加入を検討している人<おすすめできない人>費用を抑えてWiMAX回線を使いたい人
BIGLOBE WiMAXは、使用年数を気にせず、コストをおさえて利用したい人におすすめです。月額料金は初月無料であるうえ、1~3年利用時の料金はすべて、比較した全体の平均よりリーズナブル。毎月1,650円の割引が24か月間適用され、11,500円のキャッシュバックもあるため、3年利用時の実質料金は4,252円と安めでした。最低利用期間・契約解除料もなし。端末代金が27,720円と安めなので、短期解約したとしても高額の残債が発生しにくいといえます。端末性能も十分です。従来のWi-Fiより高速通信が期待できるWi-Fi6に対応。比較したなかには非対応のものもあった、ビームフォーミング機能やバンドステアリング機能も装えています。AES・TKIP・WEPの3種類すべてに非対応であるため、セキュリティ面はやや懸念が残りますが、安定した接続という点では問題ないでしょう。au・UQ mobileのユーザーなら、セット割でスマホ代が最大1,100円引きになるのも利点です。auユーザーにはauスマートバリュー、UQモバイルユーザーには自宅セット割 インターネットコースが適用。同居家族はもちろん、50歳以上なら離れて暮らす家族も含めて最大9回線までが割引の対象となります。2025年6月に横浜市・流山市で測定した通信速度は、時間帯を問わず10Mbpsをクリア。「窓際に置いてもギリギリ電波あるかないか」との口コミがあったものの、サイト・SNS閲覧は問題なく楽しめるレベルです。ただし、時間帯により、高画質動画を楽しめる目安25Mbpsを下回ることも。比較したなかには場所・時間帯を問わず25Mbps以上のサービスもあったのに対し、こちらは速度ムラへの懸念があります。応答速度も遅めです。50msを超えるとラグが気になりやすいPING値(応答速度)は、地域によって50msを超える時間帯がありました。ほかの時間帯も37ms以上。比較したなかには地域を問わず終始20ms台をキープするサービスもあったので、FPSや格闘ゲームなど応答速度が要となるゲームをしたいならほかを検討しましょう。リーズナブルな料金設定や端末性能の高さは魅力です。ただし、使用する場所・時間帯により、通信速度や応答速度にムラが出る可能性も。事前にお住まいの地域での速度を確認し、安定した速度が確保できない場合はほかのサービスをチェックしてみてください。<おすすめな人>WiMAX回線が速い地域に住んでいる人au・UQ mobileユーザー<おすすめできない人>住んでいる地域での速度を調べる手間を省きたい人
カシモWiMAXは、都市部では通信速度に期待できますが、費用負担がネックです。端末代は36回払いにすると実質無料ですが、月額料金の割引は初月のみ。支払総額から特典や割引を引いた実質料金は、3年利用時で1か月あたり4,815円でした。比較した同じWiMAX回線には実質3,700円程度で利用できるサービスもあり、お得とはいえない結果に。au・UQモバイルユーザーのスマホ料金最大1,100円割引は、ほかのWiMAX回線でも適用されるためカシモならではのメリットとはいえません。地域による速度ムラがあるのも気がかり。実際に測定したところ、横浜市では時間帯を問わず高画質動画を再生できる目安25.0Mbpsをクリアしました。一方で流山市では25.0Mbpsを下回る結果に。比較したなかには場所・時間帯を問わず安定した速度に期待できるサービスもありました。こちらは応答速度も早いとはいえず、高画質動画を楽しみたい人・オンライゲームが好きな人は要注意です。短期解約時に端末代の残債を一括で支払わないといけない点もネックです。36回で分割しているため、3年以内に解約するとまとまった支払いが必要になります。電波がつながりやすくなるプラスエリアモードを使うと、月1,100円のオプション料金が発生するのも気になるところです。端末は高性能でした。通信規格は現在主流となるWi-Fi 6で、状況に応じて周波数帯を自動で切り替えるバンドステアリングにも対応しています。比較した一部の端末のように速度低下を抑えるMU-MIMO機能は搭載していませんが、通信を安定させるための機能は充実していました。電話サポートは年末年始を除き土日祝も営業しており、トラブルが起きた際も相談しやすいでしょう。住んでいる地域の速度が速いなら候補になりますが、「遅く感じるときがある」との口コミどおり地域差がある場合も。月額料金の割引が少ない点もお得感に欠け、「少し高い」との口コミにもうなずけます。短期間で解約した場合に、端末代の残債の一括払いを求められるのも気になるところ。料金の安さで選びたい人や短期間だけ利用したい人は、ほかのサービスも検討してみてください。<おすすめな人>通信速度が速い地域に住んでいる人<おすすめではない人>料金の安さで選びたい人短期間だけ利用したい人
ドコモ home 5Gは、高性能ルーターを長期的に使いたい人におすすめです。使用端末はMU-MIMO機能に対応しており、複数端末を接続しても通信速度の安定化が可能。MU-MIMO機能対応端末を使うサービスは比較したなかでもごくわずかでした。セキュリティ規格もAES・TKIPに対応。端末代金71,280円は3年利用すれば実質無料になるため、長期間使う予定のある人に適しています。通信速度は十分な水準です。流山市・横浜市で通信速度を調査したところ、一部を除きほとんどの時間で動画視聴に必要な下り速度の目安25Mbps以上をクリアしました。25Mbpsに届かなかったものと比べると、通信速度に関するストレスは少ないでしょう。ただし、「夕方から夜は遅い方」との口コミどおり、時間帯による差は見られます。よく使う時間帯の速度を「みんなのネット回線速度」などで調査しておいたほうが無難です。ドコモスマホとのセット割が利用できるのも魅力。ドコモの対象プランを契約していれば、スマホ回線1つにつき最大1,100円/月の割引が適用されます。3親等までの家族なら20回線まで割引対象になるため、家族にドコモユーザーが多い場合は大きなメリットです。比較したなかにもスマホセット割があるサービスは多くありましたが、ドコモスマホが対象なのはこちらだけでした。料金の安さでは、短期間の使用では高評価に届かず。契約期間の縛りはないものの、3年未満で解約すると端末代残債が請求されるため、実質料金は1年利用時には、6,474円と全体平均を大きく上回りました。とはいえ、マイベスト経由の申し込みで15,000円キャッシュバックに加え15,840ポイントが受け取れ、3年利用時には料金も4,221円と相場並みです。安さ重視なら、割引特典があるホームルーターもチェックしましょう。応答速度(PING値)の遅さにも注意が必要です。比較したホームルーターすべてに共通した傾向ですが、FPSなどのオンラインゲームに奨励されるPING値15ms以下には遠く及びませんでした。パズルや育成ゲームといった50ms以下を奨励するタイトルはプレイできる可能性がありますが、地域・時間帯による変動が大きいため、通信速度と同様に事前調査をしておいたほうがよいでしょう。まとめると、端末性能が高く十分な性能を備えていますが、高めの料金がネック。光回線と比べると「プロバイダ料金もかからないし、圧倒的に安い」との口コミどおり安いものの、安さ重視でホームルーターを選ぶなら、よりコストが抑えられるホームルーターも検討してみてください。<おすすめな人>MU-MIMO機能対応の高性能端末を長期的に使用したい人住んでいる地域でのドコモhome 5Gの通信速度が速い人<おすすめではない人>費用を少しでも抑えたい人短期解約の予定がある人オンラインゲームを楽しみたい人
ソフトバンクエアーは、スマホ代を安くしたいソフトバンク・ワイモバユーザーにおすすめです。スマホとセットで契約すると、ソフトバンクは月1,100円・ワイモバイルは月1,650円がスマホ代から割引されます。比較した多くのサービスでスマホセット割は行っていますが、毎月かかる通信料を抑えられるのは魅力です。しかし、料金は全体的に割高でした。月額料金や事務手数料などを含めて支払総額から割引を引いた実質料金は、3年利用時で4,400円。比較した全サービスの中央値4,627円を上回りました。 端末代は48か月間の利用で実質0円になりますが、短期解約だと残債の支払いが発生する点も注意が必要です。通信速度は利用場所によって速度に差が出ました。実際に横浜市・流山市で通信速度を測定したところ、地域や時間帯によっては高画質の動画を快適に視聴できる目安の25Mbpsを下回る結果となりました。「夕方から夜間は物凄くスピードが遅くなる」との口コミと同様の結果といえます。さらに、端末によってはSNSの読み込みにも時間がかかる速度になることもあり、「不安定すぎて繋がらない」との口コミにも頷けます。端末の性能は十分です。通信規格は、現在主流となるWi-Fi 6に対応しています。比較した多くのサービスに搭載されていた特定の方向に電波を集中させるビームフォーミング機能は非搭載ですが、複数端末を接続した際の速度低下を抑えるMU-MIMO機能も搭載されていました。セキュリティ規格は、AES・TKIP・WEPのすべてに対応しています。キャンペーンなどをふまえた実質料金が高いのはネックですが、ソフトバンク・ワイモバユーザーはセット割でスマホ代が安く抑えられますよ。もっとお得に利用したい人は、ほかのホームルーターもチェックしてみてください。<おすすめな人>ソフトバンク・ワイモバイルユーザー<おすすめではない人>短期間だけ利用したい人料金の安さを重視する人