パナソニック SD-BMT2000は、食パンも米粉パンもおいしく作れる2斤タイプがほしい人におすすめです。実際に食パンを焼くと、耳はカリッと中はしっとりもちもちに焼きあがり、試食したモニターからも好評。比較したほかの商品には風味が物足りないものがあったなか、香ばしいにおいや小麦の風味も感じられました。水分を含んだしっとりした仕上がりで、冷めてもおいしく食べられるでしょう。米粉パンのおいしさも優秀な評価を獲得。もっちりふんわりした食感で、米粉の甘みと焼きあがりの香ばしさも感じられました。米粉特有の発酵臭などはほとんど気にならず、「毎日食べても飽きないおいしさ」との声もあがっています。グルテンフリーにこだわる人にも重宝しますよ。パンメニューは、食パン・全粒粉パン・米粉パンを含めた19種類と豊富。非対応の商品が多かった、ブリオッシュや天然酵母パンなども作れるので、飽きずにいろいろ試せます。もち・ケーキ・ジャムなどパン以外のメニューも6種類と充実しており、おやつ作りにも活躍するでしょう。具材投入機能・イースト自動投入機能があり、スイッチを入れたらほったらかしで調理できるのも魅力です。一方で、比較したほとんどの商品についていた本体のメニュー表示がないのは惜しい点。慣れるまでは、説明書を見ながら操作する必要があります。使用中はガタガタと振動するうえ稼動音も最大49.2dBと大きく、夜間の使用には注意が必要です。「本体が大きい」との口コミどおり、2斤と大容量なぶんサイズは約幅25.6×奥行38.9cmと比較したなかでは大きめ。スペースを取るので、購入前に設置場所をチェックしておきましょう。メニューが豊富でおいしいパンを焼けるのは魅力ですが、細かな使い勝手にもこだわりたい人は、ほかの商品も検討してみてください。<おすすめな人>食パンも米粉パンもおいしく作りたい人1.5斤・2斤サイズの食パンを作りたい人さまざまなアレンジパン作りを楽しみたい人<おすすめできない人>説明書なしでメニューを手軽に設定したい人夜間に稼動させてもうるさくないものがほしい人コンパクトな1台を探している人
siroca おうちベーカリー ベーシック プラス
シロカのおうちベーカリー ベーシック プラス SB-2D151は、おいしい餅を手軽に食べたい人や、餅以外の幅広いメニューを作りたい人におすすめです。「なめらかな餅ができあがる」との口コミのとおり、実際に作った餅はとてもなめらかで柔らか。弾力が強く切れやすいものや粒残りがある商品も多いなか、「ざらつきなくふわっと伸びておいしい」と、モニター全員から好評でした。米本来の風味もあり、何もつけなくてもおいしく食べられるでしょう。調理に手間がかからないのもメリットです。もち米の浸水や蒸す・つくの切り替えが必要な商品があるのに対し、こちらは浸水なしで作れました。調理中の切り替えも必要なく、オートメニューのボタンを押せば約1時間半でできあがります。洗うパーツもケースと羽根のみと、お手入れも簡単です。稼働音も、検証した商品のなかでは非常に静かでした。「音が気になる」との口コミも見受けられましたが、実際の騒音レベルは50dB弱。美術館の館内ほどの静けさなので、周囲をそれほど気にせず使えるでしょう。価格は、執筆時点で税込17,820円(公式サイト参照)。15種類のパンメニューや麺生地・乳製品など幅広いオートモードも搭載し、日常使いできますよ。簡単調理でおいしい餅を食べたい人、餅以外の調理も楽しみたい人は、ぜひ試してみてください。
象印 ホームベーカリー パンくらぶ BB-ST10は、クオリティの高い食パンを手軽に焼きたい人におすすめです。実際に作った食パンは、「膨らみにくい」との口コミに反して高さのある仕上がりに。比較した商品には発酵が足りずうまく焼けないものもあったなか、側面にはきれいな焼き色がつきました。上部の焼き色は薄めですが、満足度の高い仕上がりです。切ってみると断面の気泡がきめ細やかに整っており、小麦や発酵の香りも感じられます。実際に試食したパン・料理研究家からは「ふんわり、しっとり。もちもちした引きもバランスがよい」と好評でした。「味がいまひとつ」という口コミに反し、耳の香ばしさと内側のやわらかさの食感の違いを楽しめますよ。本体上部にメニューが記載されており、操作に迷わないのも魅力です。比較した商品のなかでも少数だったイースト・具材の自動投入機能が搭載されているため、途中で投入する手間もありません。10分単位でできあがり時間を指定できるタイマー機能も便利。食べたい時間に合わせておけばいつでも焼き立てを楽しめますよ。稼働音は最大でも44dBほどと、かなり静か。比較した商品には60dBを超えたものも複数あったなか、高評価の基準とした46dBを下回る結果です。イースト・具材投入時に鳴るブザーは消音にもできるため、就寝時にも音を気にせず使用できるでしょう。価格は執筆時点で税込40,480円(公式サイト参照)と高級ですが、比較した商品にはめずらしい薄力粉や国産小麦などの粉の種類に応じたメニューも充実。初心者から上級者まで幅広くおすすめできる商品です。ただし、比較したなかには、高級生食パンのようなリッチなおいしさを味わえる商品もありました。ぜひあわせて検討してみてください。
象印 ホームベーカリー パンくらぶ BB-HE10は、予算を抑えつつおいしいパンが焼けるものをお探しの人におすすめです。実際に食パンを作ると、耳はサクッと香ばしく、内側はふわもち食感に仕上がりました。比較した半数以上の商品でサクサク・ふわふわのどちらかに食感が分かれたなか、こちらはバランスのよい焼きあがりです。実食したパン・料理研究家も「耳はカリッと香ばしいがキメ細かく、サンドイッチによさそう」と絶賛。「ふわふわにならず硬い」との口コミに反し、もちっとしているわりに歯切れもよく、噛むほどに甘みを感じます。見た目にも焼き色が美しく、小麦や発酵の香りも広がりました。一度食べたらやみつきになるようなおいしい食パンが焼けますよ。稼働音も49.5dBと、比較した全商品の大半が50dB以上だったなか静かなほうです。部屋を隔てていれば稼働音はほぼ気にならないので、時間帯を気にせず使えますよ。一方で、使い勝手の評価は伸び悩みました。イースト・具材の自動投入機能はないため、セット時にはイーストが水に触れないよう注意してくださいね。タイマーは13時間まで10分刻みで設定できるものの、できあがりまでの時刻を逆算するタイプ。完成時刻を指定できるタイプに比べて計算ミスが起こりやすいので気をつけましょう。公式サイトでの値段は執筆時点で税込27,280円。比較した4~5万円のハイエンドモデルより手軽さには劣るものの、食パンの完成度は遜色ありません。ときどきおいしい手作りパンを食べたい人には候補の1つになる商品でしょう。しかし、上位にはよりセット時の手間が少ないものもあったので、頻繁にパン作りする人はそちらもチェックしてみてくださいね。
シロカ おうちベーカリー ベーシック SB-1D251は、おいしい餅を手軽に作りたい人におすすめです。作った餅を実食したモニター5人全員が、「伸びのよさに驚いた」「口のなかでとろける」と絶賛。お米のふくよかな香りが広がり、時間が経っても柔らかさが持続しました。比較したほかの商品にあった米の粒感もまったく残っておらず、非常になめらかな仕上がりです。スイッチ1つで作れる全自動タイプで、作り方も簡単。もち米を研いだあと30分水気を切り、指定量の水とともにセットするだけです。比較したほかの商品のように数時間の浸水は必要ありません。自動電源オフ機能はないため、消し忘れには要注意ですが、はじめての人でも気軽に使いやすいでしょう。稼働音は66.7dBと、比較した商品には50dB以下のものもあったなか若干大きめです。とはいえ、本体から1mの距離で計測した数値なので、少し離れた場所にいればそこまで大きな音は聞こえないでしょう。稼働音の大きさによって使いづらさを感じる心配は少ないですよ。洗浄するパーツはケース・羽根・フタの3つと、お手入れの手間もさほどかかりません。パッキンやキャップなどの細かい洗浄パーツはなく、シンプルな構造なので隅々まで清潔に保ちやすいでしょう。公式サイトでの価格は執筆時点で税込14,960円。低価格ながら21種類の調理コースを搭載しており、食パン・ヨーグルト・甘酒などにも挑戦できます。上位モデルのSB-2D151との違いは、発酵食品と乳製品のオートメニューの有無だけです。「柔らかくておいしい餅を作れる」との口コミにも納得の一台なので、ぜひ検討してみてくださいね!