成城石井 三十日間漬け込んだ紀州南高梅はちみつは、おやつやお茶請けに甘い梅干しを食べたい人におすすめです。実際に試食した料理家の風間章子さんは、「クセやえぐみがなくまろやか」と食べやすさを評価。比較したほかの商品のなかには塩辛くてそのままでは食べにいくいものもあったなか、甘味が強く単体でもおいしく食べられました。試食に参加したモニターからも味のバランスのよさが好評。「甘味が強いが、ほどよい酸味もある」「適度な甘さで食べやすい」といったコメントがあがっています。化学調味料を使っていないおかげか、余計な味がなく梅本来のおいしさを堪能できる点も魅力でしょう。粒はそれほど大きくありませんが、モニターからは「梅肉がしっかりしている」という声もあり、ほどよい食べごたえがありました。比較したなかには粒が小さく食べごたえに欠ける商品もあったのに対し、料理に使っても満足できるといえます。一方で、ご飯との相性はいまひとつ。専門家は「甘さが先行していまいち」と指摘し、モニターからも「ご飯とは合わない」との声が多数出ました。甘い梅干しを食べたい人には候補となりますが、お米が進むものを探している人はほかの商品もチェックしてみてください。
小山農園 辛子梅太子は、辛いものが好きでご飯のおかずとして食べたい人におすすめです。唐辛子で味付けをした調味梅干しで、塩分濃度は約12%と濃いめ。比較した商品のなかには薄味のものや甘みが強いものも多くありましたが、ピリッとした辛みと濃い味付けで、モニターからは「ご飯の甘みとよくマッチする」と高評価でした。ただし、唐辛子風味が珍しく、好みの分かれる味わいです。料理家の風間章子さんからも、「悪くはないが、梅好きがあえて選ばないような味」とのコメントが寄せられています。「梅干しとは別もの」と答えたモニターもおり、オーソドックスな梅干しを味わいたい人には不向きな印象です。粒はそれほど大きくはないものの、梅肉がしっかりとついているため食べごたえもあります。実際に試食した6名のモニターからは「果肉がしっかりあって味が濃い」との声も。比較した商品のなかでも果肉が多い傾向のあった南高梅で作られているので、料理の薬味や調味料として使うのもよいでしょう。ご飯との相性がよく、おかずやおつまみとしてもおいしく食べられる梅干しでした。比較した商品のなかには万人受けする梅干しらしい味わいのものもあったので、チェックしてみてくださいね。
中田食品 紀州産南高梅 梅ぼし田舎漬 減塩仕込みは、しそ味の梅干しが好きな人におすすめです。梅の酸味とかつお節の旨味が絶妙にマッチした調味梅干し。実際に試食したモニターからは、「しその香りがよく、王道の味」と強いしその風味が好評でした。比較した商品には甘くてご飯には合わないものもあったのに対し、「ご飯に合う」との口コミどおり、米の甘味もよく引き出せます。塩味がやや強いものの酸味もしっかり感じられ、単体で食べてもおいしいと支持されました。「甘くて苦手」という口コミに反し、試食したモニターからは「酸味がちょうどよく食べやすい」「後味スッキリ」とプラスの声が挙がっています。食べごたえも十分です。粒が大きめで肉厚なうえ、実はフワッとしており皮はやわらか。「ジューシーな果肉が楽しめる」との口コミにも頷けます。比較したところ、地域ブランドとして知られる南高梅を使用した商品は食べごたえのあるものが多い傾向がありましたが、紀州産南高梅を使ったこちらも同様です。薬味や調味料としても使いやすいですよ。同社のロングセラー商品である梅ぼし田舎漬のおいしさはそのままに、塩分を大幅にカットしているのもポイント。価格は400gで税込1,868円(※執筆時点)と中価格帯ですが、ギフトラッピングも対応しているので贈りものやお返しにもよいでしょう。A級の品質基準を満たした紀州産梅を使用した南高梅、ぜひこの機会に食べてみてくださいね。
中田食品の紀州産南高梅 しららは、果物のような感覚で食べられる甘い梅干しが好きな人におすすめです。塩分濃度が約5%と少ないので、強い酸味が特徴の無添加梅干しとは違った味わい。実際に食べたモニターからは、「単体でも食べやすい」「おやつ感覚で食べられる」と支持されました。一方、料理家の風間さんは「まろやかだが、味がぼやけている」とコメント。口コミで指摘されていたとおり、酸味や塩味は控えめでご飯が進む味ではありませんでした。おかずというよりは単体で楽しみたい一品です。食べごたえについては、モニター5名中4名が「満足」と回答。風間さんからも「ふっくらと肉厚」と評されました。大粒で梅肉の多い傾向があった南高梅を使用しているため、ボリューム感があります。全体的に柔らかく、ふっくらとした食感も好評でした。そのまま食べるのではなく、ご飯との相性がよい梅干しをお探しの人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
木の屋石巻水産の彩 金華さば味噌煮は、甘めの味つけと脂のこってり感が好きな人におすすめです。実際にモニター6人で試食したところ、全員が「味わいがよい」と回答。比較した同じ味噌煮タイプの商品には味噌の主張が強く、サバの風味を感じられないものもありましたが、本品は素朴かつ甘い味つけで噛むほどに旨味が広がりました。甘めながらもくどさはなく、モニターからは「飽きずに食べられる」との声も。後味には味噌のクセが残ったものの、魚の臭みは気になりません。口コミ同様パサつきを指摘する声も一部寄せられたなか、原料に中型の金華サバのみを使用しているためか、脂ののりがよくこってり感もありました。味噌の味がしっかりと染み込んでおり、ご飯との相性も良好です。比較したほかの商品にはあっさりした味つけで物足りないものがありましたが、モニターからは「子ども受けもよさそう」と好評。身は肉厚で食べごたえがあるため、メインのおかずとしても活用できるでしょう。濃厚なサバの風味と甘辛い味つけは魅力ですが、「味が薄い」との口コミどおり、モニターのなかには「もう少し濃くてもよい」とコメントした人も。上位商品には味つけが甘すぎず後味に臭みが残らないものもあったので、塩気の強い味わいが好きな人はほかの商品もチェックしてみてください。
ご飯がススムキムチは、購入の価値ありでした。魚介から出るうま味と、自然な甘さがあるおいしいキムチです。魚介のうま味としてかつお節や昆布といった食材が使われているため、日本人の口に合う味に仕上がっています。また、柔らかいものが好みな方にも硬めが好みの方にも、どちらにも合う絶妙な食感が◎。一方で辛さはほとんどないので、辛いキムチが食べたい方には向きません。ただし、甘味が強いため子どもでも食べやすく、家族みんなで食べられるキムチを探している方におすすめです。