和光堂レーベンスミルク はいはいは、粉ミルクにかかるコストをできるだけ減らしたい人におすすめです。100mLあたりの価格を計算したところ、32.2円とお手頃でした。比較した商品には50円以上するものもあったなか、こちらは家計にやさしいといえます。完全ミルクで粉ミルクの消費量が多い赤ちゃんにぴったりですよ。母乳との味わいに近いのも利点です。約300人の母乳を確かめたことがある助産師の浅井さんが試飲したところ、「ほのかに甘さがある程度でしつこくなく、後味も悪くない」「ほのかな甘さの香り」と好印象でした。「甘すぎなくてよい」との口コミどおり、自然な甘みで混合育児の赤ちゃんも飲みやすいでしょう。使い勝手も良好です。缶とフタが一体になった形状で、片手でも簡単に開閉できました。比較した缶とフタが別々の商品はフタを外す手間がかかるのに対し、こちらは赤ちゃんを抱っこしたままでも調乳ができます。哺乳瓶に粉を先に入れるワンステップ調乳のため、粉を入れた回数を忘れてもやり直しがききますよ。唯一、口コミに反して粉が溶けにくかった点は惜しいところ。哺乳瓶を20回まわしてようやく粉が溶け切り、ザルにあげるとダマが少し残っていました。比較した商品には哺乳瓶を5回まわしただけで粉が溶け、ダマも残らないものもあったなか、こちらは完全に溶け切ったか回しながら確認が必要です。2022年3月にリニューアルされ、たんぱく質のバランスなどをより母乳に近づけたとアピールしています。味わいが母乳に近く使い勝手も良好なうえ、続けやすい価格なのは大きな魅力。粉ミルク選びに迷っているなら、ぜひ購入してみてくださいね。
ベビービョルン ベビーキャリア HARMONYは、抱っこしながら動く際の楽さを重視する人におすすめです。モニターに実際に人形を抱っこしてもらうと、「長時間使用しても肩・腰への負担が少なめ」と高評価。肩・腰ベルトともに厚くクッション性があり、比較した薄いベルトが体に食い込んだ商品よりも動きやすく感じました。前バックルタイプなので、比較した背中側にバックルがついている商品に比べて楽に装着可能。「着脱が簡単」という評判どおり、体が硬い人も使いやすいですよ。下ろすときの工数が少なく、寝ている赤ちゃんを起こす心配が少ないところもうれしいポイントです。フルメッシュ仕様になっており、暑い日に蒸れにくい点も魅力。対面抱きのほかに、前向き抱っこやおんぶもできるので、あやすときや家事をするときなど状況に応じて抱っこを変えられます。唯一デメリットをあげるとすれば、「ポケットがない」という口コミどおり、機能性に欠けるところ。お出かけ用のグッズなどを持ち歩きたいときは、別途ポーチやバッグなどを用意しましょう。とはいえ、旧モデルにはなかった肩・腰のクッションを搭載しているだけあり、体への負担の少なさは謳い文句どおり。抱っこの時間を少しでも楽にしたい人は、ぜひ検討してみてくださいね。
ヤトミ NOVUS ハイチェアは、安全性を重視したい人におすすめです。安全機能を確認したところ、両肩・両腰・股を通す5点式ベルトを採用し、赤ちゃんの体をしっかりホールドできる仕様でした。比較した商品には両腰・股のみを通す3点式ベルトのものもありましたが、こちらは肩をベルトで押さえられる分、立ち上がり防止にも有効です。着脱式の股ガードがついており、落下・ずり落ちの心配が少ない点も魅力。つくりが頑丈であることに加えて、床との設置面にはグリップ力の強いすべり止めがついていました。比較したなかにはグラつきやすい商品もありましたが、こちらは4本の足が大きく開いており、フローリングに置いたときの安定感も良好です。「食事中にガタガタ揺れる」という口コミを払拭しました。「テーブルが大きく食器を置きやすい」という評判も裏切りません。比較したなかでも、テーブルつきの商品は子どもとモノの距離を一定に保て、食事しやすい傾向がありました。大きめのテーブルが付属したこちらも、食事に集中できるでしょう。足を入れるスペースが狭く「座るときに膝が毎回引っかかる」という口コミどおりだったものの、テーブルはボタンで簡単に外せます。テーブルには食べカスが詰まる隙間がなく、手入れも簡単です。比較したなかにはテーブルに溝がある商品が多数あった一方、こちらは掃除のしやすさが光りました。全体的に水分が染み込まない材質なので、ジュースをこぼしても拭き取るだけできれいにできます。テーブル周りが汚れがちな離乳食期にも使いやすいでしょう。調節機能が充実しているのも見逃せないポイントです。足置きの高さは9段階・座面の高さは4段階・座面の奥行きは3段階で調節可能。比較した商品には調節機能がなく長く使えないものもありましたが、こちらはメーカーが謳うとおりロングユースできます。執筆時点で14,000円台と価格も比較的手に取りやすいので、ぜひこの機会に検討してみてください。
ingenuity ベビーベース3.0は、手入れの楽さ・安全性のどちらも重視したい人ににおすすめです。比較したほかの商品には座面に溝があり汚れを拭き取りにくいものがあったなか、テーブル・座面ともに溝はなし。「食べこぼしが入り込む」との口コミがあったものの、汚れてもサッときれいにできました。テーブルの着脱が簡単で、洗う際に手間がかかりにくいのも利点です。安全機能も充実しています。比較した多くの商品と同じく、3か所を固定する3点式ベルトを採用。股部分にはガードも搭載し、子どもの体をしっかりホールドできるのがメリットです。比較したガードなしの商品と比べると、ずり落ちる心配は少ないでしょう。床との接地面が30.6cm2と広く、安定性も優秀。比較した多くの商品にすべり止めが備わっていましたが、本品はグリップ力の高いゴム製のすべり止めを使用しているのがよい点です。「安定しにくい」といった口コミがあったものの、子どもが動いても本体はずれにくいといえます。大人用いすへの固定が可能で、食事のしやすさも良好。座面のグリップ力が高く、食事中の子どもの姿勢が崩れにくいといえます。ただし座面の高さ調節はできないので、子どもの成長にあわせて使いたい人は、比較したなかでも3段階の高さ調整に対応していた、西松屋チェーンやバンボの商品などもチェックしてみてください。足を引っ張ったのは乗せおろしやすさ。股部分にでっぱりがあり、足を通すスペースが狭いのが惜しいところです。とはいえテーブルを簡単に取り外せ、食べこぼしを掃除する手間がかかりにくいのは魅力。食事用のチェアを探している人は、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
西松屋 高さ調整ブースターチェアは、使い勝手のよいベビーローチェアを探しているすべての人におすすめです。3点式ベルト・股ガードの両方が備わり、安全機能は申し分ありません。比較したベルトがついていない商品と比べて座り位置がずれにくく、低月齢のおすわりの時期から動きが大きくなる幼児期まで長く使用できますよ。安定性の高さも高評価を獲得。床との接地面は46.92cm2と広いうえ、ゴム製のすべり止めも付属していました。座面はフレームと一体型でがたつきが少ないのもメリットです。脚は差し込みタイプで、脚の安定性は比較した一体型の商品にはおよばないものの、脚の有無により高さを調整できるのは利点です。食事のしやすさも良好。座面にポリウレタン製のクッションを採用し、比較した木製商品よりすべりにくく食べやすい姿勢を維持しやすいといえます。テーブル・座面ともに汚れが詰まる溝はなく、食べこぼしてもさっと拭き取れて手入れも簡単。ただ背もたれは17.5cmと低めなので、のけ反りがちな子どもには注意が必要です。「簡単に乗せおろしできる」との口コミがありましたが、乗せおろしのしやすさは比較した多くの商品と同じくいま一歩。テーブルをつけた状態だと、乗せおろしするスペースが狭めでした。ただテーブルはボタン1つで着脱できるので、子どもを座らせてからテーブルをつければそれほど気にならないでしょう。ハイ・ロー兼用タイプで、大人用のいすにも固定が可能です。子どもの成長やシーンに合わせて使用できるのがうれしいですね。ベビーローチェア選びに迷ったら、この機会にぜひ購入を検討してみてはいかがでしょう。
明治 ほほえみは、スムーズに調乳できるのが魅力です。缶のフタは、片手でも開けやすい一体型。比較した商品にはフタを完全に外さないと調乳ができないものもあったのに対し、赤ちゃんを抱っこしたままでも片手で扱いやすいでしょう。粉を先に入れるワンステップ調乳式であるうえ、「すりきりしにくい」という口コミに反して正確に計量できたのも利点です。粉はやや溶けにくく、哺乳瓶を20回まわしてようやく完全に溶けました。比較したなかには5回まわしただけで粉が溶けたものもあり、「お湯に溶けやすい」という口コミとは少し異なります。とはいえ、ザルにあげても米粒サイズのダマが0.6g分残っただけです。高評価の基準とした1gはクリアしました。味わいは母乳に近いとはいえません。実際に試飲した助産師の浅井さんは、「お湯で溶いた直後は少し魚臭い感じ。口に含んだ瞬間に甘みを感じる」とコメントしました。比較した商品にはほのかに甘い香りのみを感じるものもありましたが、こちらは混合育児だと母乳と味わいが違って飲んでくれない場合がありそうです。100mLあたりの価格は、43.5円とやや高価格。比較した商品の平均約39.8円(執筆時点)を上回っており、「値段が高い」という口コミどおりでした。ミルクの消費量が多い完ミや月齢が大きい赤ちゃんだと、費用が負担になるでしょう。携帯しやすいキューブタイプやサッと用意できる液体ミルクなども展開があり、シーンにあわせて使い分けしたい人にはおすすめです。とはいえ、800gの大缶は比較したなかではやや高額だったので、家計にやさしい粉ミルクを選びたい人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。