結論からいうと、Lauce ヒップシートは必要な荷物を携帯して気軽にお出かけしたい人におすすめです。収納力の検証では座面下におむつ・おしり拭き・財布や携帯などもしっかり収まり、トップクラスの評価を獲得しました。ベルトの調整や子どもの乗せ降ろしもスムーズで、扱いやすさにも優れています。一方、対面抱き・前向き抱き・横抱き・腰抱きに対応しており、機能性はまずまずです。モニター18名で人形を使って行った腰への負担の検証では、体型や性別を問わず「負担が軽減される」と好評です。しかし下腹部への圧迫感は強く、「プラスチックの部品がお腹に当たって痛い」という口コミどおり痛みを感じたモニターもいました。安定性の検証では、座面の奥行が16.5cmとやや広く、子どもの座り方が不安定になる懸念があり、評価は伸びませんでした。ただし、付属の補助ベルトや肩ベルトを使用すれば、より安定感のある密着した姿勢をキープしやすいでしょう。また、たたんでもかさばるので携帯性は低め。バッグに入れて持ち運ぶより装着して移動する使い方がメインとなるでしょう。携帯性や安定感を求める人は、高評価を獲得したほかの商品もチェックしてみてくださいね。
西松屋 SmartAngel ダッコール ポーズは、ちょっとした外出や寝かしつけに使いたい人におすすめです。実際に荷物を入れたところ、おむつ2枚・お尻拭き・携帯・キーケースを収納できました。比較した商品には、ほとんど荷物が入らないものもあったなか、ヒップシートひとつでコンビニなどにも行きやすいですよ。腰ベルトの面ファスナーがやわらかく、着脱も軽い力で簡単にできます。面ファスナーを外す音が比較的小さいので、寝ている子どもを起こしにくいでしょう。比較した商品には400g台のものもあるなか、重量約500gと少し重めですが、ベルトを丸めてコンパクトにできるので持ち運びも困りません。対面・前向き・腰抱きと、さまざまな抱き方に対応しているのもうれしいポイント。ショルダーベルトを使うと簡易的な抱っこ紐としても使えます。座面の奥行は13.5cmと狭めで、赤ちゃんがほどよく密着して安定感がありました。座面全体は滑り止め付きで、赤ちゃんのお尻がずれる心配も少なめです。実際に人形をのせて使用したところ、モニター18人中14人が「腰への負担は少ない」と回答。ちょうどよいベルト幅が人形の体重を分散させていて、負担を感じません。ただし、下腹部への圧迫感や骨への食い込みを感じた人がいたので、痛みが出た場合は長時間の使用を控えましょう。また、手洗いのみの対応なので、洗濯機対応のものに比べると手入れも若干手間がかかります。下腹部への圧迫感が少ないものや手入れの簡単なものをお探しの人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
TeLasbaby TeLasbaby ヒップシート DaG1
結論からいうと、TeLasbaby ヒップシート DaG1は、いつでも使えるようバッグに常備しておきたい人におすすめです。たたんだときの厚みは約10cmと比較内でも薄く、携帯性の検証でトップクラスの評価を獲得しました。重さも420gと軽量なので、持ち歩いても負担になりにくいですよ。着脱のしやすさも良好で、チャックを閉めて組み立てるひと手間があるものの、装着は簡単です。また、機能性の検証では、折りたたみができるほか、4種類の抱き方に対応しているためまずまずの評価。洗濯機にも対応しています。ただし、コンパクトなぶん収納力は低く、入るのはおむつ2枚とおしり拭き程度でした。安定感の検証では高評価を獲得。座面に滑り止めがついており、奥行きも子どものお尻がフィットしやすい広さです。しかし、モニター18名で赤ちゃん人形を使って行った腰への負担の検証では、「下腹に刺さって痛い」という口コミどおり、「ベルトの食い込みが苦しい」「下腹部への圧迫感が強い」という声が多く、ベルトの細さが使用感に響く結果となりました。執筆時点での販売価格は税込8,800円(公式サイト参照)と比較したなかではやや高め。しかし、コンパクトにたためる携帯性のよさは大きな魅力です。外出先で頻繁に抱っこを求められて疲れてしまうという人は、バッグに入れておくと頼りになるでしょう。
ルミエール 6WAY 抱っこ紐は、近所への散歩や短時間の買い物に使うなら選択肢となる商品です。対面抱き・前向き抱っこ・おんぶと幅広い抱き方に対応しているのが特徴。赤ちゃんの好みに合わせられます。比較した一部商品のように収納ポーチは付属していないものの、ポケットが多いのもポイントです。スマホや小物などを入れておけるため、手ぶらでお出かけできますよ。しかし、長時間の使用にあまり向きません。実際に商品を装着して人形を抱っこしたモニターの多くが「肩への負担は少ないが腰にずっしり重みを感じる」と指摘。比較した商品には「エルゴベビー オムニ ブリーズ」のように肩と腰に重みが分散されて負担を軽減できたものもありましたが、こちらはとくに腰痛持ちの人は使用を控えたほうがよいでしょう。着脱もスムーズとはいい難い結果に。比較したなかには片手で装着しやすい前バックルタイプの商品も複数ありましたが、本品は背面でバックルを差し込むタイプです。さらにナイロン製のベルトはやや滑りが悪く、調整するのに力が必要でした。頻繁に乗せたり下ろしたりするシーンには不向きといえます。一方、子どもの快適性に配慮したつくりは魅力です。本体の表地はコットン、子どもに触れる部分はメッシュ素材を使用しています。比較したフルメッシュタイプには及ばないものの、「通気性がよく夏も使いやすい」という口コミどおり季節問わず使いやすいでしょう。フードつきで、子どもの眠りを風や日差しから守りやすいのもメリットです。執筆時点の値段は、税込20,800円(※公式サイト参照)。横向き抱っこには対応していませんが、首座り前の新生児から最大4歳まで長く使える一品です。しかし、「長時間らくらく設計」という謳い文句に反し、体への負担は感じやすいでしょう。腰痛持ちの人や長時間の外出時に使いたい人は、ほかの商品を検討してくださいね。
エルゴベビー オムニ ブリーズは、抱っこし続けても疲れにくく長期間使えるものがほしい人におすすめです。赤ちゃんを再現した人形を実際にモニターに抱っこしてもらったところ、柔らかく厚みのある肩ベルトが負荷を分散。比較したほかの商品には肩への食い込みが気になるものがあったなか、「負担が少ない」との声が並び高評価を得ました。腰への負担もほとんどの人が感じず、立ったり座ったりという動作を繰り返しても「スムーズに動ける」と好印象です。低身長の女性モニターからも「長時間背負っていても疲れなさそう」との声が聞かれました。人間工学に基づいた設計を謳うだけあり、「肩や腰に負担がかかる」との口コミを払拭する結果です。機能性も十分。日除けになるフードつきで、赤ちゃんの眠りをサポート。ポケットや比較したなかでも数商品にしかなかったポーチもついており、ちょっとした小物を入れるのに便利です。抱き方のバリエーションも、対面・前向き・おんぶ・腰抱きと充実。対象月齢が新生児期~48か月頃までと長いのもうれしい点です。一方で、「装着が難しい」との口コミどおり着脱しにくさがネック。バックルを背面で差し込むタイプのため、体が硬い人は手間どりそうです。またムレにくさを謳ってはいるものの、一部がコットン素材で比較したフルメッシュの商品より熱がこもりやすいと感じました。体への負担が少ないので、使用頻度が高い人にはおすすめ。ただし、頻繁に着脱するシーンでも使いやすいものをお探しなら、素早く装着できたほかの商品も検討してみてください。
明治 ほほえみは、スムーズに調乳できるのが魅力です。缶のフタは、片手でも開けやすい一体型。比較した商品にはフタを完全に外さないと調乳ができないものもあったのに対し、赤ちゃんを抱っこしたままでも片手で扱いやすいでしょう。粉を先に入れるワンステップ調乳式であるうえ、「すりきりしにくい」という口コミに反して正確に計量できたのも利点です。粉はやや溶けにくく、哺乳瓶を20回まわしてようやく完全に溶けました。比較したなかには5回まわしただけで粉が溶けたものもあり、「お湯に溶けやすい」という口コミとは少し異なります。とはいえ、ザルにあげても米粒サイズのダマが0.6g分残っただけです。高評価の基準とした1gはクリアしました。味わいは母乳に近いとはいえません。実際に試飲した助産師の浅井さんは、「お湯で溶いた直後は少し魚臭い感じ。口に含んだ瞬間に甘みを感じる」とコメントしました。比較した商品にはほのかに甘い香りのみを感じるものもありましたが、こちらは混合育児だと母乳と味わいが違って飲んでくれない場合がありそうです。100mLあたりの価格は、43.5円とやや高価格。比較した商品の平均約39.8円(執筆時点)を上回っており、「値段が高い」という口コミどおりでした。ミルクの消費量が多い完ミや月齢が大きい赤ちゃんだと、費用が負担になるでしょう。携帯しやすいキューブタイプやサッと用意できる液体ミルクなども展開があり、シーンにあわせて使い分けしたい人にはおすすめです。とはいえ、800gの大缶は比較したなかではやや高額だったので、家計にやさしい粉ミルクを選びたい人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。