
年収360万円の家賃目安は?毎月の手取り額と、世帯人数別の生活費をシミュレーションして紹介!
年収360万円の場合、無理なく支払える家賃の目安はどれくらいなのでしょうか。家賃の設定を誤ると、生活費を大きく削る必要が生じかねません。年収に対する適正な家賃の目安を知り、家計の圧迫を防ぎましょう。
今回は、年収360万円の手取り額とともに家賃の目安を解説します。実際にその家賃で暮らす場合の生活費シミュレーション・借りられる物件の広さ・家賃を節約するポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また通信サービスだけでなく、ファイナンシャルプランナーの視点含めて固定費などの支出の見直しのガイドもしている。
年収360万円の手取りは?家賃はどのくらいが目安?

手取りは額面のおよそ75~85%になる(参照:三菱UFJニコス)ため、年収360万円の場合の手取り額目安は約270~306万円。これを12か月で割ると月々の手取り額の目安は約22.5〜25.5万円と算出されます。手取り額に幅があるのは、扶養家族の有無や居住地域による税金・社会保険料負担に差があるためです。また、入居審査は年収で判断されますが、実際は手取り額で家計をやりくりするため、家賃を考える際は額面収入ではなく手取り額をベースにしましょう。
【手取り額に基づいた家賃の目安】
- 手取り額の20%:約4.5~5.1万円:貯金や趣味にお金を残したい層に適した水準
- 手取り額の25%:約5.6〜6.4万円:家計の圧迫を軽減したい層に適した水準
- 手取り額の30%:約6.8~7.7万円:住環境を重視したい層に適した水準
家計を安定させるためには、手取りの25%以内となる6万円前後に家賃を抑えるとよいでしょう。一方、30%を超えると病気や冠婚葬祭といった急な出費で家計が赤字になる可能性もあるので注意が必要です。ただし、世帯人数によっては生活費がかさみ、上記の目安通りに家賃を捻出すること自体が難しくなります。その場合は生活費の節約が必要になるため、以下の世帯人数別シミュレーションの見出しでどのくらいの節約が必要かを確認してください。
年収360万円の生活費は?家賃に対する貯金額や部屋の広さを世帯人数別にシミュレーション!
年収360万円の手取り額から家賃以外の生活費を引き、家賃にどれくらいの金額を回せるか世帯人数別に算出しました。東京で同じ家賃を払った場合に住める部屋の広さと生活水準もあわせて解説するので参考にしてください。
一人暮らしの場合

- 【生活費シミュレーション】
- 月々の手取り額:225,000〜255,000円程度
- 月々の支出額(家賃除く):150,640円
- 食費:46,638円
- 水道・光熱費:13,198円
- 家具・家事用品:6,112円
- 衣料費:4,703円
- 保健・医療費:9,621円
- 交通・通信費:19,457円
- 教育費:0円
- 教養・娯楽費:21,688円
- そのほか支出:29,223円
- 家賃と貯金に回せる残額(手取り額 - 支出額):約7.4〜10.4万円
- 家計調査(2025年)第5表:年間収入階級別(参照:総務省統計局)を参照しています。
家賃を手取りの20〜30%に設定した場合の貯金額と、住まいの広さ・生活感の目安をまとめました。なお、部屋の広さや条件は東京都の家賃相場をもとにしています。
【家賃別の貯金・部屋の広さ・生活水準の目安】
- 家賃4.5万円(手取り額の約20%)の場合
- 貯金可能額:約2.9〜5.9万円
- 部屋の広さ:15平米程度
- 生活水準:金銭的なゆとりは最も大きいが、部屋は非常に狭く、築年数の経過した物件や駅から遠いエリアなどに限定されやすい。収納も確保しにくく、家具の配置も工夫が必要。
- 家賃6万円(手取りの約25%)の場合
- 貯金可能額:約1.4〜4.4万円
- 部屋の広さ:20〜25平米程度
- 生活水準:家計の負担を抑えやすく、必要最低限の居住空間を確保しやすいライン。生活費を抑える工夫をすれば、ある程度の貯金もできる。
- 家賃7万円(手取りの約30%)の場合
- 貯金可能額:約0.4〜3.4万円
- 部屋の広さ:25〜30平米程度
- 生活水準:一人暮らしに必要な居住空間は確保しやすいが、生活費を節約しなければ貯金ができない可能性がある。急な出費があると赤字になりやすいので注意が必要。
二人暮らしの場合

- 月々の手取り額:225,000〜255,000円程度
- 月々の支出額(家賃除く):221,244円
- 食費:70,706円
- 水道・光熱費:22,387円
- 家具・家事用品:10,774円
- 衣料費:4,326円
- 保健・医療費:16,431円
- 交通・通信費:26,057円
- 教育費:89円
- 教養・娯楽費:22,371円
- そのほか支出:48,103円
- 家賃と貯金に回せる残額:約0.4〜3.4万円
- 家計調査(2025年)第4表:2人世帯の費目別支出額をベースに、同調査の第2-3表:年収帯別支出データから算出した按分比率をかけて、年収×2人世帯の場合の生活費をシミュレーションしました(参照:総務省統計局)。
世帯主1人の年収が360万円の想定です。共働きの場合は世帯収入が増えるため、家計の余裕は変わります。
一般的な暮らしを想定して生活費をシミュレーションすると家賃と貯金に回す金額の捻出が難しいため、節約が必要です。例えば食費の70,706円は外食を週1回程度、中食を週2〜3回程度するくらいの費用であるため、自炊回数を増やすことで2人合計で月1〜1.5万円程度の節約を目指せます。そのほかの具体的な節約方法は、このコンテンツの「家賃を抑えるための節約ポイント」「固定費の見直し」のパートを参考にしてください。
節約をしたうえで、手取り20〜30%の家賃の家に住む場合の住まいの広さ・生活感の目安をまとめました。住むエリアや住居の条件を見直して家賃を手取りの20〜25%以内に家賃を抑えることで、月々の出費を手取り30%の場合と比べて1〜2.5万円程度抑えられるでしょう。なお、部屋の広さや条件は東京都の家賃相場をもとにしています。
【家賃別の部屋の広さ・生活水準の目安】
- 家賃4.5万円(手取り額の約20%)の場合
- 部屋の広さ:15平米程度
- 生活水準:金銭的なゆとりは最も大きいが、部屋は非常に狭い。単身者限定の物件も多く、入居可能な部屋が見つからない可能性もある。
- 家賃6万円(手取りの約25%)の場合
- 部屋の広さ:20〜25平米程度
- 生活水準:二人暮らしにはやや狭いが、家計の負担を抑えやすいライン。少し古めの1DKなどが候補に入る。生活費を抑える工夫をすれば、ある程度の貯金もできる。
- 家賃7万円(手取りの約30%)の場合
- 部屋の広さ:25〜30平米程度
- 生活水準:二人暮らしに必要な居住空間を確保しやすいが、手取り額によっては生活費に余裕がなくなり、急な出費で赤字になりやすいので注意が必要。
子あり世帯の場合

【生活費シミュレーション】
- 月々の手取り額:225,000〜255,000円程度
- 月々の支出額(家賃除く):242,490円(※調整前の金額で書く)
- 食費:79,987円
- 水道・光熱費:24,215円
- 家具・家事用品:11,990円
- 衣料費:5,784円
- 保健・医療費:15,931円
- 交通・通信費:30,044円
- 教育費:2,549円
- 教養・娯楽費:24,249円
- そのほか支出:47,741円
- 家賃と貯金に回せる残額:約-1.7〜1.3万円
- 家計調査(2025年)第2-3表:年間収入階級別(参照:総務省統計局)を参照しています。
世帯主1人の年収が360万円の想定です。共働きの場合は世帯収入が増えるため、家計の余裕は変わります。
上記のシミュレーションでは、家賃の支払いと貯金に回せる余裕がほとんどないため、節約を取り入れましょう。例えば、食費79,987円は外食が週1回程度、中食が週2〜3回程度の換算です。子どもの給食費といった削減が難しい費用も含まれますが、可能な限り自炊の回数を増やすことで、3人合計で月1〜1.5万円程度の節約を目指せます。そのほかの詳しい節約方法は後の「家賃を抑えるための節約ポイント」「固定費の見直し」パートで紹介しているので参考にしてくださいね。
また、節約をしたうえで、手取り20〜30%の家賃の家に住む場合の住まいの広さ・生活感の目安をまとめました。住むエリアや築年数などの条件を見直し、家賃を手取りの20〜25%以内に抑えることで、手取り30%の場合と比べて月々約1〜2.5万円の節約が可能です。なお、部屋の広さは東京都の家賃相場をもとに紹介しています。
【家賃別の部屋の広さ・生活水準の目安】
- 家賃4.5万円(手取り額の約20%)の場合
- 部屋の広さ:15平米程度
- 生活水準:金銭的なゆとりは最も大きいが、3人以上で暮らすにはかなり狭い。東京23区内では物件を見つけにくく、複数人での入居が可能な部屋は見つからない可能性もある。
- 家賃6万円(手取りの約25%)の場合
- 部屋の広さ:20〜25平米程度
- 生活水準:3人以上で住むには狭いが、家計の負担を抑えやすいライン。生活費を抑える工夫をすれば、ある程度の貯金もできる可能性がある。家具の大きさや配置には工夫が必要。
- 家賃7万円(手取りの約30%)の場合
- 部屋の広さ:25〜30平米程度
- 生活水準:3人以上での暮らしに最低限必要な居住空間を確保しやすいが、手取り額によっては生活費が赤字になり、急な出費に対応できなくなる可能性がある。
家賃を抑えるための節約ポイント

予算内で希望条件に合う物件が見つからない場合は、条件を変えることで家賃を抑えられる可能性があります。以下のポイントを参考に、家賃を抑えられないか検討してください。
- 築年数にこだわらない
- 駅から徒歩10分以上で探す
- 家賃相場が安いエリアで探す
- 風呂・トイレ別にこだわらない
- 同じ建物の1階をチェックする
- エレベーターなしで妥協する
希望のエリアから離れることを許容できる場合は、家賃相場が安い地域で探すとよいでしょう。東京の場合、23区外だけでなく、足立区・江戸川区・葛飾区なども家賃相場が安く狙い目です(参照:ライフルホームズ)。駅から徒歩10分以上のエリアも家賃を抑えられる可能性があります。
また、築年数が経過すると一般的に家賃が下がるので、新築にこだわらないこともポイント。見た目が古くても、内装はリフォームされて新築同様に手入れされている場合もあります。同じ建物でも1階の部屋は防犯・日当たりなどの理由で家賃が安めに設定されていることもあるのでチェックしましょう。
希望の物件が予算オーバー…そんな時は固定費の見直しを
予算内で住みたい部屋が見つからない場合は、家賃以外の固定費を抑えられないかチェックしましょう。現在の支出を賢く節約できれば、生活の質を落とさずに理想的な部屋や希望するエリアで生活できる可能性も。快適な暮らしをあきらめる前に、まずは固定費を見直しましょう。
スマートフォンの通信料を見直す
大手キャリアから格安SIMへ乗り換えるだけで、年間3.6〜6万円ほど節約できる可能性があります。これだけで、月々の家賃予算を3,000〜5,000円上げる原資にもなるでしょう。とくに、大手キャリアを使っており月々7,000円以上払っているといった場合は大きな節約効果が見込めます。格安SIMのおすすめコンテンツを参考に乗り換えを検討してくださいね。
また、乗り換えは面倒だと感じるなら、不要なオプションを解約するのもひとつの方法。これだけでも月々500〜2,000円程度の節約を目指せますよ。オプションはマイページから確認・解約してください。
不要なサブスクを解約する
あまり使っていない動画配信・音楽アプリがあるなら、不要なものを解約しましょう。動画配信サブスクは月々1,000〜2,000円、音楽サブスクは月々1,000円前後かかります。1つ解約するだけでも年間1.2〜2.4万円を家賃に回せるので、理想的な住まいを確保しやすくなるでしょう。
電力会社を乗り換える
ライフスタイルに合わせて電力会社を乗り換えるだけで、年間約1万円を節約できるケースは珍しくありません。また、電力会社の乗り換えは、スマホひとつで10分もあれば手続きが完了する手軽さも魅力。引っ越しを伴わない場合は立ち会い工事や現在の電力会社への解約連絡も不要で、「お客様番号」と「供給地点特定番号」さえあればその場ですぐに申し込めますよ。
賃貸だと電力会社を自由に変えられないと思いがちですが、個別契約であればマンションやアパートでも切り替え可能な物件が多数あります。また、エリアごとに最安・おすすめの電力会社は異なるので、まずはマイベストのシミュレーション機能で現在の電気料金と比較してみてくださいね。
















