
年収500万円の家賃相場は?一人暮らし・家族別の生活費と家賃を抑える節約術を紹介!
引越しを検討する際は、年収に対する適正な家賃の目安を把握することがポイントです。年収に対して家賃が高すぎると、家計を大きく圧迫する可能性もあります。年収500万円の家賃の目安を知り、家計の安定を図りましょう。
今回は、年収500万円の手取り額とともに家賃の目安を解説します。実際にその家賃で生活する場合の生活費シミュレーションや借りられる部屋の広さのほか、家賃を安く抑えるポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また通信サービスだけでなく、ファイナンシャルプランナーの視点含めて固定費などの支出の見直しのガイドもしている。
年収500万円の手取りは?家賃はどのくらいが目安?

年収500万円から税金や社会保険料を差し引いた年間合計の手取り額は約375〜425万円、これを12か月で割ると毎月の手取り額は約31〜35万円となります(参照:三菱UFJニコス)。毎月の手取り額に幅が出るのは、扶養家族の有無や居住地域による税金・社会保険料負担の差によるものです。また、入居審査は年収で判断されますが、実際の暮らしは手取り額でやりくりするため、家賃は額面ではなく手取り額をベースに考えましょう。
【手取り額に基づいた家賃の目安】
手取り額の20%:約6.2~7万円:将来のための貯金や趣味にお金をしっかり回したい層に適した水準
手取り額の25%:約7.8~8.8万円:生活の質と貯金のバランスが最も取りやすい理想的な水準
手取り額の30%:約9.3~10.5万円:住居にこだわりたい場合の限界値。ほかの支出を抑える工夫が不可欠
生活を安定させるためには、手取りの25%以内となる8万円前後に家賃を抑えるのが賢明です。一方、30%を超えると冠婚葬祭などの急な出費で家計が赤字になるリスクが高まるため、注意が必要です。
年収500万円の生活費は?家賃に対する貯金額や部屋の広さを世帯人数別にシミュレーション!
年収500万円の手取り額から家賃以外の生活費を引いて、家賃と貯金に回せる金額が世帯人数別にいくら残るかを算出しました。あわせて、東京で同じ家賃を払った場合に住める部屋の広さや生活水準も解説します。
なお、生活費は総務省の家計調査(参照:総務省統計局)をもとに算出しています。
一人暮らしの場合

【生活費シミュレーション】
月々の手取り額: 312,500〜354,167円程度
月々の支出額(家賃除く): 181,058円
食費:48,211円
水道・光熱費:11,204円
家具・家事用品:6,664円
衣料費:6,105円
保健・医療費:7,578円
交通・通信費:27,259円
教養・娯楽費:26,258円
そのほか支出:47,779円
家賃と貯金に回せる残額(手取り額 - 支出額): 約13.1〜17.3万円
家賃を手取りの20〜30%に設定した場合の貯金額と、住まいの広さ・生活感の目安をまとめました。
【家賃別の貯金・部屋の広さ・生活水準の目安】
家賃6.5万円(手取りの約20%)の場合
- 貯金可能額: 約6.6〜10.8万円
- 部屋の広さ: 20平米程度
- 生活水準: 将来へ備えつつ、趣味も存分に楽しめる金銭的なゆとりがある。一方、部屋は広くないため、必要最小限の家具で暮らすミニマルな生活。自炊スペースの狭さや収納の少なさが目立つことも多く、持ち物が多い人は窮屈に感じる可能性がある。
- 家賃8万円(手取りの約25%)の場合
- 貯金可能額: 約5.1〜9.3万円
- 部屋の広さ: 30平米程度
- 生活水準: 生活の質と貯蓄スピードを両立できる理想的なバランス。一人暮らしとして標準的な広さであり、家具を配置しても動線を確保しやすい。はじめての一人暮らしでもストレスなく過ごすことができ、公私ともに安定感のある水準といえる。
- 家賃10万円(手取りの約30%)の場合
- 貯金可能額: 約3.1〜7.3万円
- 部屋の広さ: 40平米程度
- 生活水準: かなりゆとりのある広さで、食事と寝室を分けたりソファを置いたりすることも可能。在宅ワークのスペースも確保できるため、家での時間を重視する人に最適である。住居の満足度は高い一方で、不意の出費により貯蓄が停滞するリスクもあるので注意が必要。
二人暮らしの場合

二人暮らしでは、自炊による節約や効率的な家計管理を想定して試算しています。
【生活費シミュレーション】
月々の手取り額: 312,500〜354,167円程度
月々の支出額(家賃除く): 238,895円
食費:73,000円
水道・光熱費:22,000円
家具・家事用品:11,000円
衣料費:7,200円
保健・医療費:16,280円
交通・通信費:39,000円
教養・娯楽費:25,000円
そのほか支出:45,415円
家賃と貯金に回せる残額: 約7.3〜11.5万円
家賃を手取りの20〜30%に設定した場合の貯金額と、住まいの広さ・生活感の目安をまとめました。
【家賃別の貯金・部屋の広さ・生活水準の目安】
- 家賃6.5万円(手取りの約20%)の場合
- 貯金可能額: 約0.8〜5.0万円
- 部屋の広さ: 20平米程度
- 生活水準: 金銭的には最も余裕があるが、都内では単身向けの広さが主流であるため2人で住むには非常に狭く、家具を最小限に絞るなどミニマルな生活が求められる。利便性は維持しやすいが、居住空間のストレスは生じやすい。
- 家賃8万円(手取りの約25%)の場合
- 貯金可能額: 約0〜3.5万円
- 部屋の広さ: 30平米程度
- 生活水準: 二人暮らしに必要な最低限の面積を確保しやすい。しかし、都心部ではこの家賃帯で30平米を確保するのは難しいため、駅から離れた物件や築年数が経過した物件を選ぶなど、立地条件を調整する工夫が必要となる。
- 家賃10万円(手取りの約30%)の場合
- 貯金可能額: 約0〜1.5万円
- 部屋の広さ: 40平米以上
- 生活水準: 食事と寝室を分けるなど、生活空間にゆとりを持たせることが可能である。しかし、都心でこの広さを求めると家賃が家計を圧迫し貯蓄が困難であるため、郊外までエリアを広げる必要がある。
子あり世帯の場合

教育費の備えを重視し、支出を抑えた節約モデルで試算しています。
【生活費シミュレーション】
月々の手取り額: 312,500〜354,167円程度
月々の支出額(家賃除く): 239,400円
食費:75,000円
水道・光熱費:20,000円
家具・家事用品:13,000円
衣料費:10,000円
保健・医療費:16,400円
交通・通信費:45,000円
教育費:10,000円
教養・娯楽費:20,000円
そのほか支出:30,000円
家賃と貯金に回せる残額: 約7.3〜11.5万円
家賃を手取りの20〜30%に設定した場合の貯金額と、住まいの広さ・生活感の目安をまとめました。
【家賃別の貯金・部屋の広さ・生活水準の目安】
- 家賃6.5万円(手取りの約20%)の場合
- 貯金可能額: 約0.8〜5万円
- 部屋の広さ: 20平米程度
- 生活水準: 食費や光熱費を抑える工夫が必須だが、教育資金を確保しつつ、将来への最低限の備えができるライン。しかし、都内では20平米程度の物件が多く、3人以上で暮らすにはかなり狭いため、居住スペースの狭さを許容する必要がある。
- 家賃8万円(手取りの約25%)の場合
- 貯金可能額: 約0〜3.5万円
- 部屋の広さ: 30平米程度
- 生活水準: 日々の生活で手一杯になりやすく、ボーナスを補填に回さないための家計管理が不可欠である。広さは30平米程度確保できるが、3人暮らしには依然として狭い。都内でこの広さと家賃を両立するには、駅から離れた物件や築年数の経った物件を選ぶなどの割り切りが求められる。
- 家賃10万円(手取りの約30%)の場合
- 貯金可能額: 約0〜1.5万円
- 部屋の広さ: 40平米以上
- 生活水準: 国交省が示す3人暮らしの最低居住面積(40平米)を確保でき、生活空間としては適した水準である。しかし、家計は非常に厳しく、生活費をかなり切り詰めなければ貯金は困難。十分な広さと家計のゆとりを両立させるなら、郊外や家賃の安い地域の検討が現実的。
家賃を抑えるための節約ポイント

広さやエリアなど妥協できない点がある人は、年収から算出した目安の家賃で納得できる物件が見つからないかもしれません。その場合は、条件を見直すと家賃を安く抑えられる可能性があります。以下のポイントを参考に、家賃を抑えられないか検討しましょう。
- 築年数の経過している物件を選ぶ
- 駅から徒歩10分以上のエリアで探す
- 家賃相場が安いエリアで探す
- バス・トイレ別など人気条件を避ける
- 同じ建物でも家賃が安くなりやすい1階を狙う
- エレベーターなしの物件を選ぶ
築年数が経過していても、リフォームされて快適に住める物件も多くあります。バス・トイレ別や駅から徒歩圏内のような人気の高い物件を避けるだけでも、家賃を抑えやすいでしょう。
エリアを妥協できるなら、家賃相場が安い地域をチェックするのもおすすめ。東京の場合、23区内では足立区・葛飾区・江戸川区などが家賃相場が安くて狙い目です(参照:ライフルホームズ)。
希望の物件が予算オーバー…そんな時は固定費の見直しを
もし住みたい部屋の家賃が理想の予算より1万円高いという状況なら、家賃以外の固定費を抑えられないか確認しましょう。いまの支出を賢くスリム化できれば、生活の質を落とさずにもうワンランク上の部屋や希望のエリアで生活できる可能性も。理想の暮らしをあきらめる前に、まずは固定費を見直してみてください。
スマートフォンの通信料を見直す
大手キャリアから格安SIMに乗り換えるだけで、年間3.6〜6万円程度抑えられるケースは珍しくありません。これだけで、月々の家賃予算を3,000円〜5,000円上げる原資にもなります。とくに、大手キャリアを使っており月々7,000円以上払っているといった人は、大きな節約効果が期待できるので、格安SIMのおすすめコンテンツを参考に乗り換えを検討してくださいね。
また、乗り換えはハードルが高いという人は、不要なオプションを解約しましょう。これだけでも月々500〜2,000円程度の節約を目指せます。オプションはマイページから確認・解約してください。
不要なサブスクを解約する
利用頻度の低い動画配信や音楽アプリを整理しましょう。動画配信サブスクは月々1,000〜2,000円、音楽サブスクは月々1,000円前後かかるので、1つ解約するだけでも年間1.2〜2.4万円を家賃に回せて、理想の住まいを確保しやすくなるといえます。

















