New Trip スーツケースを検証レビュー！機内持ち込みスーツケースの選び方も紹介

New Tripの「スーツケース」は、1万円以下の収納力の高いキャリーケースがほしいなら検討の余地があります。キャリーバーの凹凸が深くないため収納スペースは広め。仕切りは片面がファスナー、もう一方はゴム製のベルトで、かさばるものが入れやすく仕分けの自由度も高めです。

持ち上げたときの重さは体感的には軽く、階段の上り下りの負担は小さいといえます。持ち手が柔らかくて握り込みやすいのもポイント。操作性も良好で、キャスターが365度回転するため行きたい方向に行けました。ただし、一部からは「砂利道・凹凸のある道ではタイヤが回転しない」との声も挙がったため、できるだけ舗装された道を選んだほうがよいでしょう。

本体の素材はポリカーボネートとABS樹脂で耐久性もある程度期待できます。拡張機能やTSロック・サイドハンドルを搭載しており、機能面に不満はないレベルです。

ファスナーの滑りに問題はなく荷物の出し入れには困りませんが、大きい荷物は観音開きする必要があるので、開け閉めの際には事前にスペースを確保しておきましょう。

走行音が平均約46.9dBと大きかったうえ、キャリーバーから浸水が見られたため、夜間や雨の日の移動には注意が必要。静音性と耐水性には不安が残るものの、1万円以下で手に入るスーツケースとしては悪くない選択肢です。