最短6分で氷が作れると謳う家庭用製氷機、FREE VILLAGE 新型高速自動製氷機 HZB-12/B。インターネット上では「どんどん氷ができる」と評判です。しかし「重くて移動が大変」「運転音がうるさい」といった口コミもあるため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、FREE VILLAGE 新型高速自動製氷機 HZB-12/Bを含む家庭用製氷機全14商品を実際に用意して、氷ができるスピード・1回目の製氷量・氷の溶けにくさ・掃除やお手入れの手間・運転音の静かさ・電気代の安さを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
FREE VILLAGE 新型高速自動製氷機 HZB-12/Bは、晩酌に困らないペースで氷を用意したいなら購入の候補になる商品です。比較した商品には製氷に20~30分かかったものも多かったなか、8分47秒とまずまずの速さで氷を作れました。メーカーが謳う最速6分には届いていないものの、次の1杯を飲みたいときには新たな氷が完成しているでしょう。
氷が比較的溶けにくかったのもうれしいところ。実際に水の入ったグラスへ入れてから1分後にチェックすると、68.2%の氷が残りました。比較した商品には50%程度しか残らなかったものもあったのに対し、すぐに溶ける心配が少なく、飲み物の味が薄まりにくいですよ。氷を何度も継ぎ足すのが手間に感じる人にもうってつけです。
手入れの面では、排水口が底面の端についているため楽に排水できました。「重くて移動が大変」との口コミどおり約7.76kgと重めですが、シンクのそばなどに設置すれば問題なく使えるでしょう。1か月あたりの電気代も146円とリーズナブル。比較した商品には200円前後のものもあったなか、ランニングコストを抑えたい人にも向いています。
一方、内部が冷え切っていない1回目の製氷量は25.4gと少なめ。比較した同等レベルの容量の商品でも40g程度作れたものがあり、急ぎで大量の氷が必要なときにはやや不向きです。時間に余裕をもって電源を入れておくとよいでしょう。
加えて、運転音が最大63.2dBとやや大きいのも気になりました。比較した多くの商品が60dB台でさほど差は出なかったものの、「運転音がうるさい」との口コミどおり騒がしく感じるかもしれません。夜に稼働させる場合は、設置場所を寝室から遠ざけるなどの工夫が必要です。
値段は執筆時点で18,000円前後と中価格帯。本体の重さや運転音などは気がかりですが、比較的速く溶けにくい氷を作れるため普段使いには十分重宝するでしょう。リビングやダイニングなどいろいろな場所で使いたい人は、より軽量で持ち運びやすい、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
今回ご紹介するFREE VILLAGEの新型高速自動製氷機 HZB-12/Bは、最短6分でキャップ型の氷を作れると謳うアイテムです。使用方法は、給水タンクに水を入れて製氷ボタンを押す2ステップ。日本語表記の操作パネルで「給水」「氷満タン」などの動作状況を知らせるランプもついています。
内側には断熱性に優れた発泡プラスチックを採用。断熱カバーを重ねることで、薄くても保冷力をキープできる設計です。側面には高速静音冷却ファンを装備しており、運転時の最大音量は45dBほどと謳っています。
製氷サイズは、S・Lの2種類から選択できます。おおよそのサイズはSが直径20×高さ25mm、Lが直径25×高さ30mmです。
本体サイズは幅22×奥行き28×高さ28cmで、重量は7.76kg。給水タンクの容量は2Lで、1日あたり12kgの氷を作れます。天面には大きな窓がついているため、庫内の氷の量を確認できて便利ですよ。
今回は、FREE VILLAGE 新型高速自動製氷機 HZB-12/Bを含む家庭用製氷機全14商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
せっかく氷を作っても、すぐに溶けるようでは飲み物の味が薄まってしまいますよね。そこで、水250mLを入れたグラスを用意し、作った氷を入れて1分間放置。その後、残った氷の割合が60%以上のものを高評価としました。
飲み物の味が薄まりにくいのはもちろん、氷を何度も継ぎ足すのが手間に感じる人にもおすすめです。ゆっくりと冷たい飲み物を楽しめますよ。
家庭用製氷機は商品によってお手入れの方法が様々ですが、購入前に簡単にお手入れできるかを確認するのは難しいですよね。そこで、実際に使用して自動洗浄機能の有無・排水のしやすさ・本体重量・取っ手の有無などをチェックしました。
重量も約7.76kgと「重くて移動が大変」との口コミどおり。8kg未満であればそこまで負担は感じになかったものの、給水タンクに大量に水が残っていると移動に苦労するでしょう。
続いて、運転音の静かさを検証しました。夜に氷を作り置きしたい場合、騒音も気になりますよね。そこで静かな部屋で製氷機を稼働させ、約30cmの距離から騒音計で測定。運転音が55dBより小さいものを高評価としました。
運転音は63.2dBと、メーカーが謳う45dBを大きく上回る音量です。比較したなかで基準値とした55dB未満に抑えられた商品はごくわずかでしたが、「運転音がうるさい」との口コミどおり騒がしく感じる可能性があるでしょう。夜に稼働させたい場合は、設置場所を寝室から遠ざけるなど工夫してみてくださいね。
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最後に、軽量で持ち運びやすい商品をご紹介します。
ベルソスの高速製氷機VS-ICE06は、本体が軽量なうえに取っ手つき。寝室での晩酌やパーティなどで持ち運びたいときに便利ですよ。検証では9分9秒と比較的速く製氷でき、溶けにくい氷が作れました。氷を継ぎ足す手間を省きたい人にもぴったりです。自動洗浄機能があり、お手入れも楽ですよ。
ベルソスの高速製氷機VS-ICE011は、本体が約6.8kgと非常に軽量。シンクから離れた場所でも使いやすく、排水時には簡単に移動できます。肝心の製氷速度も約8分とスピーディで、比較的溶けにくい氷を作れました。リビングやダイニングなどで晩酌をゆっくり楽しみたい人にぴったりです。
重量 | 約7.6kg |
---|---|
幅 | 約23cm |
奥行 | 約31cm |
高さ | 約32.5cm |
氷の形状 | キャップ型 |
1回目の製氷時間 | 9分9秒 |
1回目の製氷量 | 42g |
持ち手付き | |
自動洗浄機能 | |
タイマー機能 | |
製氷サイズ変更機能 | |
氷の硬さ調整機能 | |
水タンク容量 | 約1.7L |
ケーブルの長さ | 約1.6m |
アイススコップ付き | |
消費電力 | 120W |
高速製氷機能 | |
種類 | 卓上型 |
保冷機能 | |
氷保存容量 | 約900g |
電源コード取り外し可能 | 不明 |
製氷方法 | セル方式 |
製氷通知機能 | 不明 |
製氷能力 | 約12kg/日 |
製氷時間(公称値) | 約8~10分 |
素材 | ‐ |
稼動音(実測値) | 59.2dB |
氷が落ちる音(実測値) | 84.9dB |
1か月あたりの電気料金(実測値) | 194円 |
自動給水機能 | |
1分後に氷が残った割合(実測値) | 73.4% |
ワンタッチ機能 | |
用途 | 家庭用 |
重量 | 約6.8kg |
---|---|
幅 | 約22cm |
奥行 | 約31.5cm |
高さ | 約32.5cm |
氷の形状 | キャップ型 |
1回目の製氷時間 | 8分9秒 |
1回目の製氷量 | 37g |
持ち手付き | |
自動洗浄機能 | |
タイマー機能 | |
製氷サイズ変更機能 | |
氷の硬さ調整機能 | |
水タンク容量 | 約2L |
ケーブルの長さ | 約1.8m |
アイススコップ付き | |
消費電力 | 100W |
高速製氷機能 | |
種類 | 卓上型 |
保冷機能 | |
氷保存容量 | 約700g |
電源コード取り外し可能 | 不明 |
製氷方法 | セル方式 |
製氷通知機能 | |
製氷能力 | 12kg/日 |
製氷時間(公称値) | 約6〜12分 |
素材 | ‐ |
稼動音(実測値) | 60.3dB |
氷が落ちる音(実測値) | 78.1dB |
1か月あたりの電気料金(実測値) | 146円 |
自動給水機能 | |
1分後に氷が残った割合(実測値) | 62.7% |
ワンタッチ機能 | |
用途 | 家庭用 |
ベルソス 高速製氷機 VS-ICE011をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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