適度にハリがあってルアー操作がしやすいと評判のパックロッド、パームス クワトロ QTRGS-75ML。インターネット上では高評価の口コミが多く見られるものの、実際にところどうなのかと気になっている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、パームス クワトロ QTRGS-75MLを含むパックロッド全16商品を実際に使ってみて、投げやすさ・持ち運びやすさ・パーツの品質を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
釣り歴は15年以上。投げ釣りやフカセなどの堤防からできる釣りをはじめ、ルアーフィッシングや船でのエサ釣りなどの幅広い釣りを経験してきた。釣りジャンルのYouTube出演や雑誌取材を多数経験後、自身も釣りに関するコンテンツのライターとして活動中。メインのカワハギ釣りでは、トーナメント大会に出場し決勝ステージ進出の経験もある。現在はmybestにて釣りジャンルのコンテンツ制作に注力し、ユーザーファーストを重視して正確で分かりやすい企画制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
パームス クワトロ QTRGS-75MLは、どれを買うか迷ったら第一に検討してほしい商品です。ルアーフィッシング経験者のモニター5人が実際に投げたところ、全員が「曲がりがスムーズ」だと支持。比較したなかにはロッド全体が硬いものもありましたが、「継ぎ目を感じないほどきれいに曲がる」「2ピースロッドと遜色ない感覚」と好評でした。
グリップは小型で丸みがあり、モニター5人全員が「持ちやすい」と回答。ねじ山が手にあたらないよう装飾があるセパレートタイプのため、ストレスなく使用できます。多少先重りは感じたものの、比較した商品には130g超のものが多いなか、124gと軽く「扱いやすい」との声も聞かれました。
ガイドは、絡まりやすいPEラインに対応した富士工業製のKガイド。スムーズにラインが通過して快適に投げられました。リールシートも富士工業製のダウンロック式です。実際に組み立てると、スムーズに継げました。
仕舞寸法は51cm。肩掛けべルトのついたハードケース、仕切り付きのソフトケースの2種類が付属しており、コンパクトに持ち運べます。ハードケースに入れると全重量840gとやや重たいものの、持ち運ぶシーンによってケースを選べるのは利点です。
初心者から中上級者まで、さまざまな場所で釣りを楽しみたい人にぴったりな商品。ぜひ購入を検討してみてくださいね。
そもそもパックロッドとは、1本のロッドを3本以上に分割できるもの。短くコンパクトに収納できるので、電車やバイクで移動する際も、手軽に持ち運べて便利です。
パームス クワトロ QTRGS-75MLもその1つ。鮮やかなイエローカラーが特徴で、パックロッドながらメインロッドとして使えるほど性能が高いと謳っています。販売元は、ロッドやルアーなどを製造・販売する人気メーカー、パームスです。
全長は7.5ftで、4本に分割できます。仕舞寸法がより短くなるよう、グリップ部分は伸び縮みする振り出し式です。
スピニングリールに対応しており、適合ウェイトは7〜20g。シーバス・アオリイカ・小型青物・クロダイなどに対応しています。
同シリーズでは9種類を展開しているので、用途に合わせて選んでみてくださいね。
パックロッドと振り出し竿はどちらもコンパクトになる点は同じですが、パックロッドは分割してケースに収納するのに対し、振り出し竿は持ち手部分に収納します。そのため、パックロッドより振り出し竿のほうが持ち運びやすいのが特徴です。
一方で、スムーズに曲がるため投げやすさはパックロッドのほうが優秀。重視するポイントに合ったものを選びましょう。
今回はパームス クワトロ QTRGS-75MLを含むパックロッド全16商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、投げやすさの検証です。ルアーフィッシング経験者のモニター5人が実際に使って、グリップの持ちやすさや重量感の少なさ、曲がりのスムーズさなどをチェックしました。
グリップは、今回の比較で握り心地のよい傾向があった、リール取り付け部と竿尻が分離したセパレートタイプです。
実際に使ったモニター5人全員が「グリップに丸みがあり持ちやすい」と支持しました。比較したなかには細すぎて持ちにくいものもあったなか、手に収まりやすいのが好印象です。
少し先重りは感じましたが、重量も124gと軽め。比較した商品の半数以上が130gを超えるなか、モニターからは「軽快な取り回し」などと高評価でした。操作感が非常によく、繊細にルアーを動かせるでしょう。
<グリップの持ちやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
実際にルアーを投げたモニター5人全員が、「曲がりがスムーズ」と回答しました。「2ピースロッドと変わらない感覚で投げられた」「継ぎ目があると思えないほど、きれいにカーブした」と好評です。
比較したなかには、継ぎ目に角度がついてしまい狙ったところに投げづらいものもあったのに対し、やわらかく狙ったところに投げられました。初心者でも扱いやすく、釣りを楽しめるでしょう。
<曲がりのスムーズさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、持ち運びやすさの検証です。ハードケースやソフトケースの有無、重量や仕舞寸法などをチェックしました。
検証の結果、仕舞寸法は51cmとコンパクトでした。肩紐付きのハードケース・仕切りのあるソフトケースが付属しているのもポイント。ハード・ソフトの両方がついた商品は、比較した商品では数点しかありません。
ただし、ハードケースに入れると全重量は840gと重たくなります。同じハードケースでも全重量500g以下に収まる商品が多かったので、移動距離が長いときはソフトケースにするなど、シーンに合わせて使い分けるのがよさそうです。
最後に、パーツの品質の検証です。ガイドやリールシートなどに着目し、品質をチェックしました。
パーツの品質は以下のとおりです。
ガイドとダウンロック式のリールシートに、富士工業製のパーツを採用しています。今回の比較では、ガイドに富士工業製の「Kガイド」シリーズを採用しているものは、違うメーカーのものに比べてラインがスムーズに通過する傾向がありました。
ねじ山が手にあたらないように装飾があるのも好印象です。スムーズに継げたので、組み立てに時間をかけずに釣りを始められますよ。
パームス クワトロ QTRGS-75MLは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。
シリーズでは、ほかにもバスフィッシング向けのもの、ミノーやプラグといった重たいルアーを使った船釣りに対応したものなども販売中。釣りたいものや場所に合わせて選べますよ。
継ぎ目が多いため、抜けなくなることもあるパックロッド。以下のようなことが原因といわれています。
もし抜けなくなってしまったら、正しい方法で抜くことが重要です。ガイドを持って抜いたりひねりながら抜いたりすると、破損の原因になってしまいます。
誰かほかに人がいる場合は、2人でまっすぐに引き抜きましょう。1人のときは、膝の裏と両手でロッドを固定し、足を開く力で水平に抜きます。暑い日に抜けなくなった場合、保冷剤などで継ぎ目を冷やし、膨張を戻すと抜けやすくなるでしょう。ぜひ試してみてくださいね。
最後に、本体やケースを含めた重量が軽かったものを紹介します。
アブガルシアのソルティスタイル カラーズ STCS-774LT-NGは、初心者にもおすすめ。本体が106gと軽いうえ、ロッドがスムーズに曲がるため簡単に投げられました。ハードケースに入れても重量460gと非常に軽く、持ち運びやすいでしょう。旅先の漁港などで、軽く釣りを楽しむのにもぴったりです。
シマノのフリーゲーム XT S86MLは、本格的な釣りができるほどハリがあるのが魅力。本体115gと軽いうえに重量バランスがよく、持ち続けても疲れにくいですよ。握りやすい丸みのあるグリップもモニターから好評でした。本格的にシーバスを狙いたい人も、ぜひチェックしてみてください。
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