釣具店の「ポイント」を運営するタカミヤのタモ網、タカミヤ H.B concept ライトステップII 小継。しかし、インターネット上には口コミが少なく、評判がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、タカミヤ H.B concept ライトステップII 小継を含むタモ全11商品を実際に使って、すくいやすさ・持ち運びやすさ・伸縮性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
釣り歴は15年以上。投げ釣りやフカセなどの堤防からできる釣りをはじめ、ルアーフィッシングや船でのエサ釣りなどの幅広い釣りを経験してきた。釣りジャンルのYouTube出演や雑誌取材を多数経験後、自身も釣りに関するコンテンツのライターとして活動中。メインのカワハギ釣りでは、トーナメント大会に出場し決勝ステージ進出の経験もある。現在はmybestにて釣りジャンルのコンテンツ制作に注力し、ユーザーファーストを重視して正確で分かりやすい企画制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
タカミヤ ライトステップII 小継は、初心者向けの堤防で釣りを楽しみたい人におすすめです。全長6mと長く、釣りデビューの定番である釣り公園で使うのにうってつけ。実際に魚をすくう動作をしたところ、シャフト(柄)が硬く扱いやすく感じました。比較した商品には、水の抵抗で曲がりやすかったものもあったのに対し、素早く魚をすくえるでしょう。
水が抜けやすいナイロンネットが使われているのもポイント。タモ入れの際に網枠が回転することもなく、扱いやすいですよ。網枠サイズが縦横50cmの丸形フレームなので、クロダイ・メジナなどの体高のある魚をすくうのにうってつけです。
伸縮性の高さも優秀でした。全長6mと長めながら、網枠を含めた仕舞寸法は123cmと短めです。比較した商品には600g台と軽いものもあったのに対し、980gと重めですが、肩掛けべルトがあるので移動には困らないでしょう。
しかし、シャフトを下に向けるだけでは完全に伸びません。回収時に収納した部分が出てきてしまうのも気になりました。グリップの円周が14cmとやや太いのもネック。手持ちだと少し持ちにくい印象です。
比較したなかには、もう少し扱いやすいものもあったので、ほかの商品もチェックしてみてはいかがでしょうか。
そもそもタモとは、高所での釣りに便利なヒットした魚を逃さずすくうための網のこと。
今回紹介するH.B concept ライトステップII 小継もそのひとつで、先端に円形網が付いています。枠網は4つ折り可能なアルミニウム素材。シャフト(柄)はイカギャフの取り付けにも対応しており、ヒットした際に針先で引っ掛けて取り込めます。
販売元は、釣具専門店の釣具のポイントを全国に展開しているタカミヤ。釣具の販売とともに、自社オリジナル商品も開発しています。
固定位置を自由に変えられる、肩掛けベルトが付属しているのも便利なポイントです。
シャフト部分の全長は、今回使用した550cmのほか、372cm・431cm・490cmをラインナップ。シャフトの仕舞寸法は、全サイズ共通で74cmです。
約30cmのルアーを魚と見立てて実際にタモですくい、伸ばしやすさ・伸ばしやすさ・曲がりにくさに着目して評価しました。
シャフトを下に向けても完全に伸びきらず、少しもたつく印象でした。スッと伸びないのに回収の際は収納した部分が伸び出てきやすく、わずらわしさを感じます。
一方で、シャフトが適度に硬くスムーズに動かせるのは好印象。比較した商品には700g以下のものがあったのに対し、総重量980gと軽くはありませんが、操作性は良好です。曲がりやすい商品と比べ、思いどおりに動かせるでしょう。
全長は6mと長めなので、高い場所の多い海釣り公園でも使いやすいですよ。
タモを水面につけるとシャフトに少々水の抵抗を感じるものの、水抜けしやすいナイロンネットのため問題なく使用できました。縦横50cmの丸形の網枠で、クロダイ・メジナなどの体高のある魚のタモ入れに向いています。
比較したなかには網枠が大きく、水中でブレてしまう商品もあったのに対し、まったく回転しなかったのも好印象でした。
持ち運びやすさの評価はまずまず。総重量は980g、シャフトの仕舞寸法は74cmです。今回比較した商品の平均が、重量920g・仕舞寸法77cm(※執筆時点)のため、平均並みのスペックといえます。
網枠をつけたまま小さくたためるジョイントパーツや、タモホルダーはありませんが、網枠はゴム栓でしっかり固定できました。肩掛けベルトが付属しており、両手がフリーになるのもうれしいポイントです。
ただし、グリップの円周は14cmとやや太め。12cm以下の細いものと比べると、手持ちでは少し持ちにくさを感じました。
最後は、伸縮性の検証です。仕舞寸法と全長の比率を算出して全商品を比較し、評価しています。
網枠を含めた仕舞寸法は123cmで、6mまで伸ばすことができました。比較したなかには、全長5mで仕舞寸法が130cmを超える商品もあったのに対し、伸縮性の高さがうかがえます。
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購入したタモを長く使うために、タモの正しい使い方を確認しておきましょう。
魚がネットに入った状態でシャフトをそのまま持ち上げてしまうと、魚の重みに耐えきれず折れてしまいます。魚をネットに入れたらそのままシャフトを手元で縮ませ、最後に網枠を持って取り込むのが正しい使い方。タモ入れの際には、ぜひ実践してみてくださいね。
最後に、すくいやすく持ち運びも楽な商品をご紹介します。
SANLIKEの磯玉セットは、水の抵抗を受けにくいのが魅力。シャフトが硬く水中で曲がりにくいうえに伸縮もスムーズで、魚を素早くキャッチしやすいですよ。網枠を含めた仕舞寸法110.5cmから5.45mまで伸びる伸縮性も高評価。重量も690gと軽く、ポイントを移動しながらの釣りにぴったりです。
メジャークラフトのファーストキャスト ランディングセットは、重量630gと軽いのが特徴です。グリップの円周が12cmと細くて握りやすいうえに、網枠も小さめで楽に操作できました。全長5mのシャフトもスムーズに伸縮。十分な長さがあるので、さまざまな堤防で釣りを楽しめますよ。
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