ツヤ感とサラサラ肌の両立を目指す日焼け止めパウダー、アクア・アクア オーガニックフェイスパウダーUV。口コミでは「肌なじみがよい」「石鹸でオフできるのがうれしい」などプラスの声が多い一方で、「崩れやすい」「粉飛びする」といった気になる評判もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、アクア・アクア オーガニックフェイスパウダーUVを含む日焼け止めパウダー全22商品を実際に使ってみて、焼けにくさ・仕上がり・崩れにくさ(水分・摩擦)・容器の使いやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
アクア・アクア オーガニックフェイスパウダーUVは、もともと肌がきれいかのように自然なマット感を演出できます。モデルの肌に塗ってみると、赤み・毛穴をほどよくカバー。ムラの少ないマットな質感に仕上がりました。比較した商品には白浮きしたものも多いなか、肌なじみのよさは上々。厚塗り感を懸念する口コミに反し、密着感の高いナチュラルな印象です。
商品を塗った人工皮革に人工汗をかけたりスチームを当てたりしても、大きなメイク崩れは見られません。比較したほとんどの商品が水分でヨレてしまいましたが、こちらは汗に強いことがわかりました。夏場も使いやすいでしょう。摩擦にはやや弱いので、マスクをしたとき・タオルで拭いたときはこまめに塗り直してくださいね。
手のひらサイズのコンパクトな容器も好印象。しかし、プレストタイプに比べると厚みがあり、鏡はついていません。口コミどおり粉飛びしやすいのも懸念点。外出先でサッとお直ししたい人より、家に置いて使いたい人に向いています。
紫外線カット効果もいまひとつ。紫外線に反応して変色するUVラベルに商品を塗って太陽光にさらしてみると、ほぼピンク1色になりました。比較した商品全体の傾向として紫外線カット効果は高くないものの、そのなかでも惜しい結果です。単体での使用は避けてくださいね。焼けにくさを重視するなら、ほかの商品もあわせて検討してみてください。
天然由来の成分にこだわった国内コスメ・スキンケアブランド、アクア・アクア。すべての商品にオーガニック成分を使っています。
今回ご紹介するのは、SPF50・PA++++の仕上げ用ルースパウダーです。ミネラルパウダーとパールパウダーを配合。汗や皮脂によるメイク崩れを防ぎ、ツヤ感のあるサラサラ肌をキープすると謳っています。比較検証には、標準的な肌色のパールベージュを使用しました。
そもそも日焼け止めパウダーは、紫外線カットと仕上げのお粉の役割を兼ね備えたアイテム。ミルクやクリームタイプの日焼け止めに重ねることで、ベタつきを抑える効果も期待できます。
カラーは全3色。自分の肌色や好みの仕上がりに合わせて選べます。
<カラーバリエーション>
成分にも配慮にも配慮。アクア・アクアの全商品で、以下7つの成分は使用していません。
<不使用の成分>
使い方は簡単。メイクの最後にフィニッシュパウダーとして使用します。紫外線カット効果を持続させるため、2~3時間おきに塗り直しましょう。オフは石鹸でできます。
公式サイトでは、塗布する前に同ブランドのオーガニッククッションカラーベースでの土台作りを推奨。パウダーの持ちをよくするだけでなく、肌悩みをカバーするのにも役立ちますよ。
<オーガニッククッションカラーベースのラインナップ>
具体的な検証の内容は以下のとおりです。
まずは、焼けにくさの検証を行いました。
紫外線に反応するとピンク色に変化するUVラベルに商品を塗布。波長200~300nmの太陽光下で3分放置したところ、ラベルが全体的にピンク色に変化しました。紫外線カット効果はあまり期待できないでしょう。
とはいえ、比較した商品のほとんどが、単体では十分な紫外線対策ができないという結果でした。液体の日焼け止めやSPF値の高いメイク下地を併用し、メーカーの推奨どおり2~3時間おきに塗り直すのがおすすめです。
次に行ったのは仕上がりの検証です。モデルの肌に商品を塗り、5人のモニターが仕上がりをチェック。厚塗り感・カバー力・密着感に注目して評価を行いました。
厚塗り感のなさには、5人のモニター全員が「満足」と回答。「毛穴周りの密着感がいまひとつ」という指摘はあるものの、5人中4人は「密着感がある」とプラスのコメントを残しています。
ルースタイプは、プレストタイプに比べると粉浮き・白浮きする商品が多く見られました。こちらにも「少し粉っぽさを感じる」という声があがっています。
とはいえ、「肌なじみがよい」「白浮きは気にならない」という意見がほとんど。比較した商品で見られた色ムラも、「頬の高い位置にややムラがある程度」と好印象でした。ナチュラルに仕上がるマット系のパウダーを探している人には、よい候補になるでしょう。
<厚塗り感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
カバー力についても5人中4人が「満足」と答え、高評価を獲得しました。濃い肌悩みまでは補正しきれないものの、赤みや毛穴はきれいにカバー。ナチュラルメイクやすっぴん風メイクにうってつけです。
比較したなかでは、ピンクベージュの商品が自然に仕上がる傾向がありました。パールベージュのこちらも負けていません。メーカーこだわりのパールパウダーが功を奏したといえるでしょう。
<カバー力についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、崩れにくさの検証です。
ファンデーションを塗った人工皮革に商品を塗布し、その上から人工汗を吹きかけます。さらにスチーマーを当て、耐水性を確認しました。続いて、商品を塗った人工皮革をマスクでこすり、パウダーの移り具合から耐摩擦性も調べます。
人工汗とスチームでは、大きなメイクの崩れは見られませんでした。比較した商品のほとんどが水分でヨレてしまったことを思うと、汗には比較的強いといえるでしょう。
汗・皮脂によるメイク崩れを防ぐという謳い文句どおり、夏場にも活躍しそうです。
一方で、マスクでこするとパウダーがしっかり付着。耐摩擦性はそこそこレベルにとどまりました。
ルースタイプに比べ、プレストタイプは摩擦に弱い傾向があります。こちらも同じく、マスクメイクには向かない印象です。マスクをするなら、こまめな塗り直しをおすすめします。とくに、頬・鼻・あごなどの高い位置は念入りに塗ってくださいね。
最後は、容器の使いやすさの検証です。
容器は、フタを回して開けるジャータイプ。手のひらサイズでポーチには入るものの、プレストタイプの商品と比べて厚みがあります。比較したほとんどのルースタイプと同じく、鏡はついていません。
パフは粉がのりやすく使い勝手良好ですが、口コミの懸念どおり粉飛びがやや気になるところ。持ち運びより、家に置いて使いたい人に向いているでしょう。
PA(公称値) | PA++++ |
---|---|
SPF(公称値) | SPF50 |
粉質タイプ | ルース |
ウォータープルーフ | 不明 |
---|---|
紫外線吸収剤不使用 | |
ノンコメドジェニックテスト済み | 不明 |
アレルギーテスト済み | 不明 |
使える部位 | 顔 |
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日焼け止めパウダーは、ミルクやローションタイプの日焼け止めと併用するのがおすすめ。たっぷり塗って肌を整えてから日焼け止めパウダーをのせ、こまめに塗り直してください。
SPFの数値が高くても、液体タイプに比べて密着度が低めです。塗布する量も少ないため、単体使用では紫外線防止効果がそこまで期待できないと覚えておきましょう。落とすときは、クレンジングや石けんを使って念入りにオフしてくださいね。
アクア・アクア オーガニックフェイスパウダーUVは、大型スーパーマーケットやバラエティショップなどで販売されています。アクア・アクアの取り扱い店舗は、公式サイトで検索可能です。
自宅にいながら購入したい人には、公式オンラインショップがおすすめ。割引クーポンの配信や数量限定のセット商品など、お得な特典も用意されています。
また、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECショップでも購入できます。普段使っているサイトがある人は、チェックしてみてくださいね。
最後に、焼けにくさの検証で高評価を獲得した商品をご紹介します。
クリアラスト フェイスパウダー ハイカバー N クールUVは、カバー力の高さが魅力。ファンデーション・コンシーラーの役割も担うと謳うだけあり、モニターから「毛穴が目立たなくなった」と好評でした。紫外線カット効果も高め。汗・摩擦の両方に強いので、長時間お直しできない日にも重宝しそうです。
マットに仕上げたい人には、ナチュラグラッセ UVパウダー コンパクトN 2022がおすすめです。モデルの肌に塗ってみると、肌なじみのよいベージュがシミ・くすみをきれいに補正。焼けにくさの検証でも高評価を獲得し、単体でもある程度の紫外線カット効果が見込めます。石鹸でオフできる手軽さもメリットです。
PA(公称値) | PA++++ |
---|---|
SPF(公称値) | SPF50+ |
粉質タイプ | プレスト |
ウォータープルーフ | 不明 |
---|---|
紫外線吸収剤不使用 | 不明 |
ノンコメドジェニックテスト済み | 不明 |
アレルギーテスト済み | 不明 |
使える部位 | 顔 |
クリアラスト フェイスパウダー ハイカバー N クールUVをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
PA(公称値) | PA++++ |
---|---|
SPF(公称値) | SPF50+ |
粉質タイプ | プレスト |
ウォータープルーフ | 不明 |
---|---|
紫外線吸収剤不使用 | |
ノンコメドジェニックテスト済み | 不明 |
アレルギーテスト済み | 不明 |
使える部位 | 顔 |
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