今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
使いやすさも好評です。ロックを解除すると、脚は重さでストンと伸びました。水準器搭載で水平も楽に取れます。オイルフリュード機構によって、カメラを振るのもスムーズ。ダイヤルは重めのカメラに合わせた固めのチューニングで操作にやや力が必要ですが、それほど問題には感じませんでした。
価格は執筆時点で3~4万円前後。本格的な脚・耐荷重性の高い雲台を組み合わせており、重たいレンズも問題なく装着でき「幅広いニーズに応える」との謳い文句にも納得の商品です。本格的な撮影に対応できる持ち運びやすい三脚を探しているなら、ぜひ使ってみてくださいね!
そもそもビデオ三脚とは、動画撮影に最適化された三脚のこと。一般的な三脚が静止画を撮るためカメラを固定するものが多いなか、ビデオ三脚はカメラをなめらかに動かして動画撮影しやすいよう設計されています。
今回紹介するVANGUARD VEO 2 PRO 233AVは、 直径23mmのアルミ三脚とスムーズに動くビデオ雲台を搭載したアイテム。比較的重量のあるカメラを載せても安定感のある中型ビデオ三脚に属します。三脚・カメラバッグ・光学製品を取り扱う台湾のメーカー、VANGUARDから発売されました。
脚は20・45・80度に角度調整が可能。構造は一般的なシングルシャンクを採用し、脚段数は3段です。雲台はパン・チルトの動きで360度回転できる2Way仕様のビデオ雲台を標準装備。本体重量は1.7kgで、耐荷重は4kgです。全高146・縮長58・最低高18cm。全高がやや低めなので、目線からや高い位置からの撮影はできないのでその点は注意してくださいね。
ロック方式はレバーロック式。水準器があらかじめ装備されており、水平調整を簡単にできるので撮影前の準備も手間が少なくて済むでしょう。また、三脚ケースが付属されているので持ち運びにも便利ですよ。
延長保証期間中は1回税別2,000円の費用負担が発生しますが、長期間の保証が受けられるのでVANGUARDの商品を購入した場合は登録しておくとよいでしょう。
今回は、VANGUARDのVEO 2 PRO 233AVを含むビデオ三脚15商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、使いやすさの検証です。
実際に商品を使い、脚の伸ばしやすさ・水平の取りやすさ・雲台を動かしたときのなめらかさ・雲台の操作のしやすさの4点を確認。総合的に使いやすい商品かどうかを評価しました。
比較したなかには左右に振ると水平がズレたり、雲台を動かした際に引っ掛かりを感じたりと固定カメラ向きと感じる商品も。対して本商品はオイルフリュード機構を採用しているため、パイプを軽い力で動かせました。
なお、カメラの重みと反対に比重をかけ静止しやすくするカウンターバランス機構は、本商品含め比較した大半の商品が非搭載です。
注意点としては、ダイヤル・雲台そのものが小さく、重ためのカメラに合わせたような固めのチューニングになっていること。操作にはやや力が必要でした。しかし、ほとんどの場面で問題は感じず、準備から撮影の調整までスムーズに行えるでしょう。
次に、安定性の検証です。
実際に雲台を操作して、揺り戻しの少なさ・ブレにくさ・ブレの収まりやすさを総合的に評価しました。上下左右にカメラを振って正面に戻したとき・三脚とカメラ部分に輪ゴムを弾き衝撃を与えたときの状態を確認しています。
比較したなかでは軽量・安価なファミリー三脚は、ブレが起きやすいうえ揺れも収まりにくい傾向に。一方で、パイプを2本使い剛性に優れたダブルシャンクの商品や、最下段が細くならない3段脚の商品はブレに強い傾向にありました。
本商品はシングルシャンクなものの、3段脚で安定性をしっかり感じました。被写体の動きが激しい場面でも、安定感のある撮影が可能ですよ。
最後に、持ち運びのしやすさの検証です。
各商品のサイズ・重さを、中型ビデオ三脚の一般的なものと比較。基準値である1.8kg・60cmより軽く小さいものを高評価としました。
比較した大型の三脚には、大きさ90cm・重さ約4kgと非常に重量感のある商品も。本商品は縮長が長くなりやすい3段脚ですが、収納時はそこまで大きくなく移動時の負担にはなりにくいでしょう。
全高 | 146cm |
---|---|
縮長 | 58cm |
重量 | 1.7kg |
雲台タイプ | ビデオ雲台 |
水準器搭載 |
パイプ径 | 23mm |
---|---|
全高(センターポール除く). | 117cm |
パイプ素材 | アルミニウム |
石突の種類 | 2Way |
クイックリリースあり | |
最低高 | 18cm |
ロック方式 | レバーロック式 |
オイルフリュード機構 | |
カウンターバランス | |
三脚ケースあり |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
30,213円
(最安)
販売価格:31,803円
ポイント:1,590円相当
送料別
(1件)
VANGUARD VEO 2 PRO 233AVは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで販売中です。e-TRENDなど一部のECサイトでも販売を確認できました。値段は取扱店舗によって差があったので、ぜひチェックしてみてくださいね。
最後に、ほかの魅力的なビデオ三脚を紹介します。
ベルボンのM47は、はじめてのビデオ三脚におすすめです。軽量かつ小型なファミリータイプながら操作性は優秀で、雲台はとくに上下方向に対してスムーズに動きました。耐荷重1.5kgと本格的なカメラには不向きですが、ホームビデオ用途にはぴったり。値段も安く、手が出しやすいですよ。
本格的なビデオ三脚をお探しなら、平和精機工業のLibec TH-Xがおすすめ。雲台の操作はなめらかで水平も取りやすく、伸縮も非常にスムーズでした。ダブルシャンク脚を採用し、ブレや揺れもまったく見られません。大きくて重量もありますが、映像制作用途なら大いに活躍するでしょう。
パイプ径 | 20mm |
---|---|
耐荷重 | 1.5kg |
全高 | 155cm |
パイプ素材 | アルミ |
全高(センターポール除く). | 125cm |
レベリング機能 | |
縮長 | 47.2cm |
重量 | 0.99kg |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
最低高 | 44.3cm |
段数 | 4段 |
パイプ構造 | シングルシャンク |
ロック方式 | レバーロック式 |
オイルフリュード機構 | |
カウンターバランス | |
雲台タイプ | ビデオ雲台 |
水準器搭載 | |
三脚ケースあり |
ベルボン スマホ三脚 M47をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
全高 | 159cm |
---|---|
縮長 | 78.5cm |
重量 | 3.1kg |
雲台タイプ | ビデオ雲台 |
水準器搭載 |
パイプ径 | |
---|---|
全高(センターポール除く). | 159cm |
パイプ素材 | アルミ |
石突の種類 | ゴム |
クイックリリースあり | |
最低高 | 75.5cm |
ロック方式 | ノブロック式 |
オイルフリュード機構 | |
カウンターバランス | |
三脚ケースあり |
Libec TH-Xをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。