歩きながらの撮影でも、手ブレのない滑らかな映像が残せると評判のDJI OM 5。持ち運びのしやすさも高く評価されていますが、一方で「伸縮する関係でガタつきやすい」「縦撮りの揺れ具合が気になる」といった口コミもあり、購入に踏み切れない人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、DJI OM 5を含む全スマホ用ジンバル・スタビライザー13商品を実際に使ってみて、安定性・アプリの充実度・使いやすさ・持ち運びのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
DJI OM 5は、安定して撮影できるジンバルをお探しの人におすすめです。実際に動きながら撮影しましたが、ジャンプや急加速・急停止をしても、気になるブレは見られませんでした。
追従性が優秀なのも魅力です。人間もおもちゃの電車も動きを認識し、背を向けた状態にしても追従しました。アプリの機能も充実していて、パノラマ撮影やスピンショットといった特殊な撮影も楽しめます。
操作性を向上させる各種ボタンも搭載済み。着脱式スマホホルダーで簡単にセッティングでき、撮りたい瞬間を逃しません。自撮り棒機能も付いているため、高い位置からの撮影にも使いやすいですよ。
販売価格は、執筆時点で税込17,930円(公式サイト参照)。比較したスマホ用ジンバルのなかでは、やや高めの金額ですが、高性能で軽量設計で携帯性にも優れた商品です。撮影の幅を広げたいなら、ぜひ検討してみてください。
DJIは、2006年に創業した中国企業です。世界中で販売されている民間用ドローンの7割のシェアを誇り、ドローン以外の撮影補助機材の製造にも力を入れています。
今回ご紹介するOM 5は、電動式のスマホ用ジンバル。1,000mAhの大容量バッテリーを搭載していて、約6.4時間も使用できます。USB-Cケーブルで充電できるので、必要に応じてモバイルバッテリーを持参しておくと便利ですよ。
手ブレをきれいに補正するべく、3つのモーターを搭載。独自で開発した高度な信号処理により、被写体の動きも捉えると謳っています。
スマホの取り付け方法は2種類です。すぐに撮影可能な状態にしたいなら、付属の磁器スマートフォンクランプを装着しておきましょう。別売りの補助ライト内蔵タイプは、明るさを3段階に変えられて、より被写体をきれいに写せます。
豊富な撮影モードを、用途に応じて使い分けられるのもポイントです。眼前の眺望を見渡すようなパノラマ写真や、同一人物が複数の場所に登場する分身パノラマを撮影できます。
テンプレートごとの効果的な魅せ方がわかるストーリーモードや、動画がアーティスティックになるDynamicZoomといったモードも試してみましょう。一風変わった写真・動画を残せますよ。
動く被写体を追いかけたいときは、ActiveTrack 4.0が便利です。フェイストラッキングに対応しているので、元気に遊びまわる子どもやペットが走る様子をスムーズに撮影できます。
もっと被写体・背景の魅力を引き出したいときには、ShotGuidesを確認しましょう。誰でもハイクオリティな作品が撮れるように、チュートリアルを紹介しています。どう映すと印象的に見えるのか、同じように撮影して練習してみてくださいね。
215mmの延長ロッドが内蔵されており、自撮りや高い目線での撮影がしやすいのも魅力。携帯性も配慮されており、使わないときは折りたたんで収納しておけます。
今回はDJI OM 5を含む、スマホ用ジンバル・スタビライザー全13商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
検証①:安定性
検証②:アプリの充実度
検証③:使いやすさ
検証④:持ち運びのしやすさ
まずは、安定性の検証です。
決まったコースを移動しながら動画を撮影し、以下3つの動作をして撮った映像をブレ具合・揺れの少なさに注目して評価しました。
安定性の検証では、トップクラスの評価を獲得しました。急加速や急停止による揺れはほぼなく、左右のブレも気になりません。
上下はわずかに揺れるものの、ジャンプの衝撃さえ目立たない程度。日常生活はもちろん、動きの激しいスポーツの撮影用途でも十分に活躍するでしょう。
次は、アプリの充実度の検証です。
人物・おもちゃを被写体とした追従性の確認と、7つの機能を搭載しているかに着目し、総合的に評価しました。なお、2022年3月時点での最新版ファームウェアで実施し、iOS版のアプリを使用しています。
特殊な撮影機能も含め、確認したすべての機能を搭載していました。
【アプリの充実度】
とくに追従性の優秀で、比較したスマホ用ジンバルのなかではトップクラスです。人物・電車のおもちゃとも再設定いらずで、的確に被写体を認識しました。後ろを向いた人についても追従が途切れず、動く被写体も撮影しやすいですよ。
続いて、使いやすさの検証です。
ジョイスティック・トリガーボタン・自撮り棒機能・スマホホルダー機構・ズームレバー・録画ボタンの6項目を評価対象としました。
使いやすさの検証でも、評価対象とした項目すべてを満たしていました。
【使いやすさ】
操作をサポートする各種ボタンがあるほか、自撮り棒としても使用できます。着脱式のスマホホルダーも使いやすく、収納する際もスムーズに取り外せると好評でした。
最後に、持ち運びのしやすさの検証です。
ジンバル本体の重量とサイズを比較して、軽量・コンパクトなものに高評価をつけました。なお、折りたたみ可能な商品は折りたたんだときのサイズで評価しています。
サイズ・重量は比較的コンパクトかつ軽量でした。
今回比較した商品の平均が約202.6mm・約396gのところ、本品は174.7mm・326gとどちらも平均を下回っています。折りたたみができるので、バッグに入れて気軽に持ち歩けますよ。
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7,908円
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最後に、OM 5より安く購入できる商品をご紹介します。
DJI OM 4は、スポーツシーンの撮影にも使いやすい商品です。走る・ジャンプするなどの動作をしても映像が揺れませんでした。後ろを向いて顔が隠れた人物まで認識でき、追従性も高評価です。自撮り棒機能はありませんが、バッテリーが15時間と長持ちするので、使い勝手がよいですよ。
DJI Osmo Mobile も、安定性・追従性・機能性に優れています。急な加速や停止・ジャンプをしてもブレはほとんど起こりませんでした。被写体の認識精度も高く、ダッシュしても動きに追従します。どちらもOM 5より前に販売されたモデルなので、少しお手頃な価格で買えますよ。
素材 | 不明 |
---|---|
駆動方式 | 電動式 |
対応端末サイズ | 幅67〜84mm|厚さ6.9〜10mm |
対応端末 | スマートフォン |
対応モデル | iPhone,Android |
本体重量 | ジンバル390g、磁気スマートフォンクランプ32.6g、磁気リングホルダー11.4g |
対応端末の幅 | 不明 |
対応端末の厚さ | 不明 |
対応端末の重量 | 不明 |
耐荷重 | 230g(±60g) |
補正軸 | 3軸 |
バッテリー容量 | 2,450mAh |
駆動時間 | 15時間 |
軸の回転 | パン: -161.2~171.95度、ロール:-136.7~198度、チルト:-106.54~235.5度 |
ライト付き | |
専用アプリあり | |
ジョイスティック付き | |
トリガーボタン付き | |
内蔵延長ロッド | |
素材 | 不明 |
マグネットスマホホルダー付 | |
ズームレバー付き | |
録画ボタン付き | |
折りたたみ可能 | |
特殊効果撮影可能 | 不明 |
DJI OM4をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
素材 | 不明 |
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駆動方式 | 電動式 |
対応端末サイズ | 幅:62〜88mm|厚さ:9.5mmまで |
対応端末 | スマートフォン |
対応モデル | 不明 |
本体重量 | 405g |
対応端末の幅 | 不明 |
対応端末の厚さ | 不明 |
対応端末の重量 | 不明 |
耐荷重 | 約231g |
補正軸 | 3軸 |
バッテリー容量 | 2,450mAh |
駆動時間 | 15時間 |
軸の回転 | パン:-162.5~170.3度、ロール:-85.1~252.2度、チルト:-104.5~235.7度 |
ライト付き | |
専用アプリあり | |
ジョイスティック付き | |
トリガーボタン付き | |
内蔵延長ロッド | |
素材 | 不明 |
マグネットスマホホルダー付 | |
ズームレバー付き | |
録画ボタン付き | |
折りたたみ可能 | |
特殊効果撮影可能 | 不明 |
DJI Osmo Mobile3 をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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