世界最小・最軽量クラスを謳うスマホ用ジンバル・スタビライザー、FeiyuTech(フェイユーテック) VLOG pocket2。ネット上の口コミでは「なめらかで揺れのない動画が撮れた」「ジョイスティックが便利」などと評判ですが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のInsta360やDJIなどのスマホ用ジンバル・スタビライザーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スマホ用ジンバル・スタビライザー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
FeiyuTech VLOG pocket2は、持ち運びやすい商品をお探しの人におすすめです。本体は折りたたみ式で収納時は長さ146.6mmとコンパクト。比較した商品には400gを超える商品も多かったなか、272gと謳い文句どおり軽く、手軽さに持ち歩いて撮影を楽しみたい人にぴったりです。
激しい動きをしてもブレにくい、高い安定性も備えています。実際に動きながら動画を撮影すると、ジャンプ・急加速をしてもブレは気になりませんでした。比較したなかには歩くだけでブレる商品もありましたが、独自設計の3軸手ブレ補正の実力で、口コミどおり安定した撮影ができますよ。
アプリ機能も充実。オート編集は非搭載ですが、カメラが回転しながら撮影するスピンショットなどの特殊撮影・撮影モードを搭載しています。人物への追従性も優秀です。上位商品のように物や人の後ろ姿は認識できなかったものの、人物メインの動画を撮影したい人には十分な性能でした。
操作性も良好です。独自性のある機能は搭載しないシンプルな仕様ですが、ズームレバーや録画ボタンなどベーシックな機能をしっかり搭載しています。口コミで好評だったジョイスティックでの角度調整や、トリガーボタンでのスマホの向き調整など直感的に操作可能です。使い慣れていない人でも、簡単に扱えるでしょう。
価格は執筆時点で13,000円前後と、比較したなかでは中価格帯。安定性・操作性・機能性をバランスよく備え、気軽に持ち運べる一品です。旅先はもちろん、日常のちょっとしたシーンでも撮影を楽しみたい人は手に取ってみてください。より高性能なジンバルをお探しであれば、2万円まで予算をアップしてほかの商品も検討しましょう。
そもそもスマホ用ジンバル・スタビライザーとは、スマホを手に持ったまま動いて撮影すると発生しやすい手ブレを抑えるアイテム。手軽に高品質な映像を撮影できるので、SNSで人の目を引きつける動画を投稿したい人や、スマホで映像作品を作成したい人にもおすすめですよ。
今回紹介するFeiyuTech VLOG pocket2は、FeiyuTech独自の動作アルゴリズムで設計された3軸補正軸を搭載したアイテム。革新的な折りたたみデザインで、ポケットに入れて携帯するのに便利だとアピールしています。
FeiyuTechは、ーカメラ用ジンバルや産業用ドローンの製造販売を主軸する中国の精密機器メーカー。
ジンバルはスマホ用のほかに、アクションカメラ・一眼レフ・ミラーレス用も展開しています。
ハンドル部にはジョイスティックを装備。本体やカメラなどすべての操作を片手で行えるよう設計され、自由度の高い撮影ができるよう配慮されています。
駆動方式は、センサーで揺れを感知してモーターで補正する電動式。扱いやすく補正も強力なので初心者でも使いやすいでしょう。バッテリーは1.5時間の充電で9時間持つので、長時間の撮影にもぴったりです。
対応端末サイズは、横幅41〜89mmで重量250g以下。iPhone・HUAWEI・Samsungなどの主流シリーズのスマホに対応しています。それ以上のサイズの大型スマホは縦向きでの使用はできませんが、横向きでは問題なく使用できますよ。
本体サイズは折りたたみ時で、幅11.1×奥行57.9×高さ14.7 cm。重量は272gです。軽量なうえ折りたたみ式なので、カバンの中にも収納しやすいでしょう。ミニ三脚があらかじめ付属しており、カメラを固定して撮影したいときにも便利ですよ。
カラーは、ミッドナイトブラック・ドリームピンクの2色を展開。カラー展開の少ないスマホ用ジンバルとして珍しく、好みに合わせて選べます。シンプルながらスタイリッシュで洗練されたデザインも特徴的で、所有欲が満たされるでしょう。
今回は、FeiyuTech VLOG pocket2を含むスマホ用ジンバル・スタビライザー全19商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、安定性の検証です。
実際に商品を手に持ち、同一の動作や移動をしながら動画を撮影。動画を分析し、ブレ具合・揺れの少なさをチェックして評価しました。
比較したなかには2軸補正で大きい動きをするとブレが気になったり、3軸補正でも歩行時に小さいブレが発生したりする商品も。本商品は高性能の手ブレ補正機能で、スポーツなどの動きの激しいシーンでの撮影にも重宝するでしょう。
次に、アプリの充実度の検証です。
専用アプリを使用し、人物・ものに対する認識/追従性能・ジェスチャー動作・ドリーズーム・スピンショット・オート編集・パノラマ撮影・スポーツモード・縦横撮影切り替えの各種機能の有無をチェック。総合的に見てアプリ機能が充実しているかを評価しました。
実際に撮影して追従性を確認すると、人物への追従性は優秀な一方で、人物以外の物体は認識しませんでした。比較したDJIの商品は人の後ろ姿でも認識する優秀さを発揮したのに対し、やや物足りない結果です。とはいえ動きの激しい物体の撮影でなければ、物撮りも問題ありません。
人への追従性は良好なので、人物メインで撮影したい人におすすめですよ。
最後に、使いやすさ・持ち運びのしやすさの検証です。
使いやすさでは、ジョイスティック・トリガーボタン・自撮り棒・スマホホルダー・ズームレバー・録画ボタンの6つの有無をチェックし評価しました。また本体重量とサイズを比較し、持ち運びのしやすさも評価しました。
比較したどの商品も一般的な動画撮影には困らない性能でしたが、本商品では一部の商品が非対応だったトリガーボタンも搭載。スマホの向きを人差し指で操作でき、より利便性に優れています。
一方で、自撮り棒機能・ステータスパネルなどの機能は非搭載。比較したなかには独自の機能を備えた商品も多くあったなか、操作性はシンプルでした。
本体は折りたたむと長さ146.6mmと短く、重量も272gしかありません。比較したなかには400gを超える商品も多かったなか、持ち運びの負担はほとんど感じないでしょう。ポケットに入れても問題ないサイズで気軽に持ち運べますよ。
FeiyuTech VLOG pocket2は、Amazon・楽天市場などECサイトの各取扱店舗で販売中です。店舗によって中古品も販売しいるので、新品を購入したい場合は注意してくださいね。執筆時点の値段は中古品で9,000円前後、新品で13,000円前後でした。
最後に、そのほかの魅力的なスマホ用ジンバル・スタビライザーを紹介します。
Insta360 Flowは、追跡性能に優れブレもしっかり抑えられる商品。マスク着用時の顔・後ろ姿でもしっかり認識しました。激しい動きをしてもブレにくいので、VLOGの撮影だけでなくスポーツの撮影にもおすすめです。三脚は珍しい内蔵タイプで、好きな場所に気軽に持ち運んで撮影を楽しめます。
使いやすさを重視するなら、DJIのOsmo Mobile 6もおすすめです。小型モニターを確認すば、設定状況を把握可能。ジャンプしてもブレず、スケボーやパルクールをしながらでも高品質な映像を撮影できるでしょう。タイムラプスなどの特殊撮影もでき、高性能ながら軽量・小型で持ち運びやすいですよ。
素材 | 不明 |
---|---|
駆動方式 | 電動式 |
対応端末サイズ | 幅:64~84mm|厚み:6.9~10mm |
対応端末 | スマートフォン |
対応モデル | iPhone、GALAXY、HUAWEI、Xiaomi、OnePlus、GooglePixel |
本体重量 | ジンバル:約369g、 磁気スマートフォンクランプ:約32g |
対応端末の幅 | 不明 |
対応端末の厚さ | 不明 |
対応端末の重量 | 不明 |
耐荷重 | 130~300g |
補正軸 | 3軸 |
バッテリー容量 | 2,900mAh |
駆動時間 | 12時間 |
軸の回転 | パン:-230〜100度 、ロール:-150〜180度 、チルト:-100〜82度 |
ライト付き | |
専用アプリあり | |
ジョイスティック付き | |
トリガーボタン付き | |
内蔵延長ロッド | |
素材 | 不明 |
マグネットスマホホルダー付 | |
ズームレバー付き | |
録画ボタン付き | |
折りたたみ可能 | |
特殊効果撮影可能 | 不明 |
Insta360 Flowをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
本体重量 | 307g(実測値) |
---|---|
駆動時間 | 6.5時間 |
良い
気になる
補正軸 | 3軸 |
---|---|
ライト付き | |
専用アプリあり | |
ジョイスティック付き | |
トリガーボタン付き | |
内蔵延長ロッド | |
マグネットスマホホルダー付 | |
折りたたみ可能 | |
追従可能角度 | 334度 |
追従可能距離 | 50m |
AIトラッカー付き | |
Apple DockKit対応 | |
折りたたみ時の全長 | 18.3cm |
三脚 | 外付け |
保証期間 | 1年 |
充電口の形状 | Tyep-C |
付属品 | Tyep-Cケーブル、収納ポーチ |
DJI Osmo Mobile 6の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。