パナソニック 着せ替えカーペット セットタイプ DC-3HAC3の口コミ・評判は？実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー！

電源を入れてすぐに温かさを感じられるのが利点。室温22℃に設定のうえ、電源を入れて高モードで稼働し、10分後の表面温度を測定すると平均34.2℃に達しました。寒い朝や外から帰宅したときもスピーディに温まれますよ。

30分後には表面温度が32℃まで上昇。比較した同じ3畳タイプでは30分後も30℃をやや下回ったのに対し、こちらは床暖房以上に温かく過ごせるでしょう。ふんわりとした肌触りのマットタイプはフローリングタイプに比べて温もりを感じやすかったので、寝転んだり座ったりしてくつろぐシーンにもおすすめです。

熱ムラの少なさも、比較したなかでトップクラスです。稼動から10分後にサーモグラフィで撮影すると、隅から15cm以内にもまんべんなく電熱線が通っていました。比較した同じ3畳タイプには電熱線の配置に大きな隙間があったのに対し、どこに座っても温かさを得やすいでしょう。

比較した多くの商品が2畳用だったなか、3畳用なので広々使えるのもよいところ。家族や友達など複数人で使いたい人や寝転びたい人にもおすすめです。

暖房範囲やタイマーを思いどおりに操作しやすいのもうれしいポイントです。比較したほかの商品は暖房範囲の切り替えが3通りのものが多かったなか、暖房範囲は3面を7通りに切り替え可能。標準・ひかえめの2パターンの温度設定で必要な箇所だけ温められ、ムダな電力消費を抑えられます。

8時間後に自動で運転が停止する切り忘れ防止タイマーや、2・4時間の切タイマーも搭載。比較したほとんどの商品には切り忘れ防止タイマーしかなかったのに対し、こまめに切ることで節電にもつながりますよ。

ダニ対策モードを搭載しているのも魅力。実際に設定して電源を入れてから30分後の温度を測定すると、46.8℃を記録しました。ダニの繁殖を抑える効果は期待できるでしょう。

ただし、比較したほとんどの商品と同様に、ダニが死滅する60℃には届かず。ダニが死滅せずに残る可能性もあるため、定期的に天日干しや布団乾燥機でのお手入れも行ってくださいね。

収納性・電気代の安さはいまひとつです。折りたたみサイズは幅64×奥行60cm・体積は61,440cm3とかなり大きめ。比較した同じ3畳タイプには半分の体積でコンパクトに折りたためるものもありました。対してこちらは電源コードの結束バンドもなく、シーズンオフの収納場所には工夫が必要でしょう。

中モードで1時間稼働したときの消費電力も620Whと高く、比較したほかの3畳タイプで560～580Whだったなか電気代がかさみやすいのもネックです。1日8時間で30日間使用したときのひと月の電気代は4,000～4,300円程度。同メーカーの2畳タイプDC-2HAC3では同じ計算で3,500円程度に抑えられていたのに対し、電気代が気になる人にも不向きです。

とはいえ、同じだけ稼動させた際のエアコンの半分近い値段なので、暖房器具にしては安いほう。室温センサーによって温度を自動調整する省エネモードや暖房範囲の切り替え・タイマーなどをうまく活用すれば節電につなげられるでしょう。

撥水性のあるフローリングタイプに比べて汚れやすいのも難点。水を弾かないマットタイプなので、食べ物や飲み物をこぼした際に掃除の手間がかかることは頭に入れておきましょう。

なお、比較した同メーカーの2畳タイプDC-2HAC3は、カバーのみ洗濯機での丸洗いに対応していました。本品のカバーは手洗いであれば丸洗い可能ですが、自宅の洗濯機で洗えない点に注意してください。