Blast コードレスミキサー BC151Jを徹底レビュー！実際に使ってわかったよい点・気になる点は？

パワフルに食材を砕き、撹拌力は比較したなかでトップクラス。実際ににんじんと水をミキサーにかけると、大きな塊はなく、細かく撹拌されていました。比較した商品の刃の形状は主にのこぎり刃・平刃・波刃の3種類。なかでものこぎり刃のものが撹拌しやすい傾向がありましたが、平刃の本商品も負けていません。

実際に、フローズンドリンクを作った際も優れた撹拌力を発揮！以下の2つのレシピで作ったひんやりドリンクを、スムージーを飲んだことがある女性モニター11人が試飲したところ、どちらも滑らかな仕上がりで高く評されました。

＜検証したレシピ＞

• 冷凍いちご：100g・水：100mL
• バナナ：1本・牛乳：200cc・氷：50g

冷凍いちごを使ったフローズンドリンクには、11人中9人のモニターが「満足」と回答。ジュースのようにサラサラとした口当たりで、ほとんど咀嚼せずにスルスルと飲めました。バナナを使ったドリンクにも、モニターからは「サラサラとしていて飲みやすかった」「氷のシャリシャリ感はなかった」とのプラスの声が多数寄せられています。「氷にはパワー不足」との口コミに反する結果です。

上位商品には優れた撹拌力を備えていながら、冷凍フルーツには非対応のものも。対して本商品は、ひんやりとしたドリンクを楽しみたいときに十分活躍するでしょう。

＜フローズンドリンクの滑らかさ（冷凍いちご）についてのモニターコメント＞

1. 「ジュースのようにさらさらとしていて、さっぱりとゴクゴク飲めた」（30代）
2. 「凍った果肉が小さいものだが1つあった。それ以外はきれいにミキサーされており、滑らかな口当たりだった」（30代）
3. 「凍ったいちごは残っておらず、スムーズに飲めた」（40代）
4. 「いちごの粒が残っており粒感を楽しめる」（40代）
5. 「果物がほぼ残っていない液体の状態で、咀嚼の必要がなく飲めた」（20代）

コメントは一部抜粋

＜フローズンドリンクの滑らかさ（バナナ・牛乳・氷）についてのモニターコメント＞

1. 「バナナの果肉や氷の粒感はなく、とても滑らかに撹拌されていた」（30代）
2. 「バナナの粒や凍っている部分はなく、サラサラとしていて飲みやすかった」（20代）
3. 「バナナ自体だけでなく、ガリガリとした氷の食感は残っておらず、非常によく混ざっていた」（20代）
4. 「氷はしっかり攪拌されてはいたが、マーブルチョコ大の氷が1つ入っていた」（20代）
5. 「氷のシャリシャリ感はなく、スタンダードなバナナおいしさが出ている」（40代）

コメントは一部抜粋

ロック・自動停止機能の両方を搭載し、安全機能も充実。ロック機能は容器とモーターを正しくセットしないと動かない仕組みです。容器をセットする前にうっかりボタンを押しても、刃がむき出しのままで回ることはありません。思わぬケガのリスクを抑えられます。

ボタンを押して30秒稼動したあとは自動で停止するため、つけっぱなしを防げるのも利点。比較した多くの商品も同様に安全性に配慮されていましたが、一部自動停止機能がないものもありました。小さな子どもがいる家庭は、本商品のようにロック・自動停止機能の両方が備わった商品を選びましょう。

手入れのしやすさでは、比較した商品の7割以上（※2024年11月時点）が利用できない食洗機に対応しているのがメリット。本体以外のブレードなどのパーツは取り外して一気に洗えます。なお、食器乾燥機は使えないので注意が必要です。

洗う必要があるパーツ数もフタ・ボトル・ボトルカバー・ブレードの4個と多すぎません。比較した商品の半数以上が5個以上あったことをふまえると、「洗いやすい構造で、使用後の手間も少ない」という口コミにも納得の結果です。使用頻度が高い人にも向いています。

容器の素材はプラスチックを採用。比較したガラスの商品より本体は軽く、扱いやすいのが魅力です。しかし、においが残りやすい面もあるため、においが強い食材を使用した場合は早めに洗浄しましょう。

容器のまま飲めるのも特徴的。比較した商品の約半数ほどがグラスなど別の容器に移してから飲む必要がありました。対して本商品は、作った容器でそのまま飲めるため、グラスやコップなど余分な洗い物を増やさなくて済みます。

コードレスで携帯性に優れているのも注目したい点。比較したうち、コードレスで使えるのは3割程度（※2024年11月時点）しかありませんでした。コンセントがなくても使用でき、「いつでもどこでも簡単に、フレッシュな味を楽しめる」という謳い文句どおり、キャンプやジムで活躍するでしょう。

充電は付属のType-Cケーブルから行えます。充電時間は約2時間で、フル充電した場合は30秒を15回撹拌が可能です。モバイルバッテリーから給電できるのも利点。ただ、撹拌をしながらの充電はできません。撹拌中は一時的に給電が中止され、撹拌が終了したら給電が再開される仕様です。

スムージの滑らかさはいまひとつの結果に。

実際に小松菜・バナナ・りんごを撹拌し、作ったスムージーをザルでこしたところ、ザルを通り抜けた液体は全体の42%と少なめ。比較した全商品の平均値57%を下回り（※2024年11月時点）、「ザラザラした粒が残る」との口コミにも頷けます。

スムージーを作る際の定格時間は30秒と、比較した全商品の平均95秒だったことをふまえてもスピーディ（※2024年11月時点）。とはいえ、短い時間では食材の食感が残りやすいため、滑らかな口当たりを好む人は2回以上撹拌させたほうがよさそうです。

温かい食材の撹拌はできない点もデメリット。比較した商品の7割以上が耐熱温度の記載がありましたが（※2024年11月時点）、本商品は耐熱機能に非対応です。

スープや離乳食を作る際はしっかりと冷まし切ってから使う必要があるため、手間に感じることもあるでしょう。幅広い料理に使用したい人にはあまり向いていません。

使用中の稼動音もネック。ミキサーから3m離れた地点で稼動音を計測すると、64.6dBと大きめでした。比較した商品内ではミキサーは全体的に音が大きい傾向があり、全商品の平均値も67.8dB（※2024年11月時点）と大きめ。本商品も例外ではなく、公式サイトには「静音パワフルなコードレスミキサー」と記載されているものの、静かとはいえないでしょう。

日本騒音調査が公開している基準と目安によると、60dB以上の音はうるさいと感じるレベルとのこと。夜や早朝などの使用は避けるのが無難です。毎朝スムージーを飲む人は、前の日に作っておいて、冷蔵庫で保管しておくとよいでしょう。