Sun Ruck 小型衣類乾燥機 SR-ASD025Wをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

ワイシャツは完全に乾き、そのまま着れる状態でした。画像のとおり全体にシワは残りましたが、同価格帯の商品のなかには湿り気がかなり残ったものも。乾きやすさだけで見れば、比較的優秀です。

口コミでは「乾燥に時間がかかる」と指摘されていましたが、少量かつ薄手の衣類であれば、十分な乾燥性能です。

なお、今回の検証でふんわりと仕上がったのは、5万円超の高級機のみです。シワが残りやすい衣類はアイロンやスチーマーを当てるか、予算を上げて高級機を検討するのがよいでしょう。

Tシャツは全体的に乾いたものの、画像のとおり一部に湿り気を残しました。完全に乾かすにはさらに乾燥時間を設ける必要があります。

しっかり乾かせるものがあった一方、衣類の厚みや素材によってムラが出てしまい、乾燥性能としては上位商品に一歩及ばない印象です。

パーカーは大部分が湿ったままでした。検証では、高級機でも一部に湿り気を残してしまうことがほとんど。フードなど布地が重なる部分が多いため、追加で乾燥しましょう。

視認性のよいダイヤル式で直感的に操作できるのは、ほかの衣類乾燥機にはないポイント。稼働中に乾燥時間が表示されるのも好印象でした。

熱風乾燥は最大200分まで。薄い衣類なら60分、綿製品は120分、厚手の衣類なら120分以上が推奨されています。熱風乾燥後に風乾燥を行うことで、シワを防ぐことも期待できますよ。

衣類乾燥機のお手入れは基本的にすべて同じ仕組みで、定期的にフィルターのホコリを除去する必要があります。検証では「フィルターの目詰まりサイン」が高級機すべてに搭載されていた一方、当商品を含む格安機にはなく、差がつく結果になりました。

手入れが必要なフィルターは吸気口と排気口の2か所。吸気口フィルターは月に1回外して洗浄します。排気口フィルターは糸くずを取り、掃除機やブラシで掃除しましょう。糸くずがついたままだと乾燥性能が低下するので、メンテナンスは必須です。

環境省によれば、45dBは昼間の戸建住宅地や美術館の館内と同程度。今回の検証で比較した商品は、最小値が40dB／最大値が48.4dB（執筆時点）とそこまで差がありませんでした。衣類乾燥機の稼働音は、騒音として気になるほどではなさそうです。