手軽にアイスコーヒーもホットコーヒーも作れる、ハリオ V60アイスコーヒーメーカー VIC-02B。インターネット上の口コミでは高評価が多い一方で、「慣れるまでが難しい」「大きいので収納に困る」といった気になる評判もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ハリオのV60アイスコーヒーメーカー VIC-02Bを含むアイスコーヒーメーカー全7商品を実際に使って、コーヒーのおいしさ・抽出時間の短さ・使い勝手のよさを⽐較してレビューします。購⼊を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
ハリオのV60アイスコーヒーメーカー VIC-02Bは、すっきりした苦みのある味わいが好みの人におすすめです。コク深く香り高いですが、重さはあまり感じませんでした。
レシピ通りの抽出だと味が濃くなりがちなので、氷を足すなどして調節しましょう。できあがりはやや冷たい程度ですが、淹れてすぐにアイスコーヒーとして楽しめます。
抽出時間は7分14秒と、検証した商品のなかではトップクラスの短さでした。コーヒー粉にまんべんなくお湯が広がるドリッパーなので、技術がなくても抽出はしやすい印象です。全体サイズはやや大きいため、収納スペースを確保しておくとよいでしょう。
パーツが複雑で説明書も少々難しいので、使い慣れるまでは時間が必要な印象です。一方、各パーツが洗いやすく、手入れが楽なところは利点といえます。執筆時点の公式サイトの価格は、税込み2,200円とお手頃です。ホットにも使えて一年中活用できるので、ぜひ検討してみてください。
1921年に創業し、耐熱ガラス工場を日本で唯一もっている、HARIO。独自の技術で作った耐熱ガラスを使い、コーヒー関連器具や電子レンジ用調整機器などを開発・製造・販売しています。
今回紹介するV60アイスコーヒーメーカー VIC-02Bは、氷を利用した急冷式の商品です。
アイスストレーナーには長さがあるため、多くの氷を投入できます。その氷によってドリップしたてのコーヒーが急速に冷やされるので、手軽にアイスコーヒーができあがりますよ。
4杯分を作る場合、氷はアイスストレーナーのくびれ部分まで入れるのが目安です。2杯分の場合、その半分よりやや多めに入れましょう。
ドリッパー部分が、V字の円すい形になっている点も特徴です。コーヒー粉の層を深くすることで、しっかり旨味を取り出せるよう考えられました。
使用する際ははまず、上部にあるガラスポットにアイスストレーラーを置き、氷を投入しましょう。その上に分水器、ドリッパー、ペーパーフィルターの順で乗せ、コーヒー粉を入れてセット完了です。
コーヒー粉は1杯分10〜20gを目安に、好みに合わせて変えてみてくださいね。
コーヒーをドリップする際は、コーヒー粉の中心から全体にかけてお湯を注いでいきます。そして30秒蒸らしたあと、また中心からうずを描くようにしてゆっくりとお湯を注ぎましょう。
容器に記されたメモリを確認しながら、杯数分の量に到達したらドリッパーをはずして完成です。
アイスコーヒーのほかに、ホットコーヒーも作れます。ホットの場合は、ガラスポットに直接ドリッパーを乗せ、コーヒーを抽出してください。
好みやシーンに合わせて、アイスかホットを選べるのもうれしいポイントです。
今回はハリオのV60アイスコーヒーメーカー VIC-02Bを含むアイスコーヒーメーカー全7商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:コーヒーのおいしさ
検証②:抽出時間の短さ
検証③:使い勝手のよさ
まずは、コーヒーのおいしさの検証です。
バリスタの小池美枝子さんご協力のもと、実際に抽出したアイスコーヒーを試飲。香りが高くコクが深いかに注目して評価しました。なお、コーヒー豆は「無印良品 オリジナルブレンド」を使用しています。
専門家の小池さんからは、「苦みがメインですっきりしている」と評価されました。香り高く苦みの質もよいため、重たさはありません。
抽出後にはキンキンというほどではありませんが、ほどよく冷えています。淹れてすぐに、そのままアイスコーヒーとして味わうことが可能です。
ただし、推奨レシピどおりに淹れるとやや味が濃い印象でした。氷を増やして抽出するなどして好みの味に調節してください。
次に、抽出時間の短さの検証です。
コーヒー豆を挽くところから、抽出し終わるまでを計測し、時間の短い順に相対評価しました。
セッティングから抽出終了までの時間は、7分14秒。全検証商品のなかでは、トップクラスの短さでした。
最後に、使い勝手のよさの検証です。
商品を実際に使用し、セットのしやすさ・抽出のしやすさ・手入れのしやすさをチェックしました。
なお今回は、全体の評価に含めていないため、参考までにご覧ください。
パーツが複雑かつ、説明書も少々読みにくいため、初心者はセットに手間がかかります。また、手動タイプのため自分で抽出の量を調整しなければならず、テクニックが必要です。
容器に高さがあり、身長が低い人はお湯を注ぎにくいかもしません。
また、抽出後にドリッパーからコーヒーがたれてしまう点も気になりました。実際に使用する際は、丁寧な取り外しが大切です。
手入れに関しては、それぞれのパーツが洗いやすい点が好印象でした。
ただし、サイズが大きめなため、洗い終わったあとの収納場所はあらかじめ確保しておきましょう。
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最後に、ほかにも優秀な手動式なアイスコーヒーメーカーを紹介します。
抽出時間の短さを重視する人は、カリタのアイス&ホットST-1Nをチェックしてみてください。7分8秒と検証した商品のなかでもトップクラスの早さでした。できあがったアイスコーヒーは、コクの深さが特徴的で、甘さと苦味がバランスよく広がります。抽出後のコーヒーはやや濃いめなので、ミルクを入れるのもよいでしょう。
よりコーヒーの苦みを感じたい人は、iwakiのリラッサ・アイスコーヒーメーカーがおすすめ。すっきりとした味わいで、後味までコーヒーらしい苦みを残していました。氷を入れたグラスでしっかり冷やすと、喫茶店のようなアイスコーヒーが完成。抽出時間も7分47秒と、まずまずの評価です。
マシンタイプ | |
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抽出タイプ | |
容量 | 750mL |
フィルタータイプ | |
サーバータイプ | |
ホットコーヒーの抽出 | |
最大抽出容量 | |
最大使用水量 | |
付属機能 |
カリタ アイス&ホットST-1Nをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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