プラズマクラスター搭載で1年を通して快適に使えると謳う除湿機、シャープ衣類乾燥除湿機 CV-NH140。「除湿力が高い」など高評価の口コミが多い一方で、「音がうるさい」といった気になる評判も見られ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、シャープ 衣類乾燥除湿機 CV-NH140を含む除湿機全32商品を実際に使ってみて、除湿力の高さ・衣類乾燥力の高さ・使い勝手のよさ・静音性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
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目次
シャープ 衣類乾燥除湿機 CV-NH140は、季節を問わず衣類乾燥を使用したい人向けです。夏向けのコンプレッサー式と冬向けのデシカント式の2つの除湿方式を採用。500gの衣類を実際に乾かした結果、重量は比較した商品の平均(※執筆時点)と同レベルの435gまで減りました。タオルと靴下はすぐ使えるほどしっかり乾き、高い乾燥性能を証明しています。
一方、除湿能力はやや物足りない結果になりました。湿度80%の空間で運転したところ、開始15分で部屋の湿度が50%まで一気に低下。最終的には46%まで下げています。ただし、比較した商品の平均である約40%(※執筆時点)には届きませんでした。
水タンクの容量は3.6Lと大きめです。さらに、ホースをつけることで24時間排水にも対応。お出かけ中でも容量を気にせず使用できます。また、タンクにはハンドルとフタがついているので水が捨てやすいうえ、本体底面のキャスターで移動がしやすい点も魅力です。
稼働音は、小モードで46db・強モードで56.8db。それぞれ比較した商品の平均である45.2db・54.1db(※執筆時点)を少し上回る結果でした。環境省によると強モードで役所の窓口周辺レベルの音のため、口コミどおりうるささを感じる可能性もあります。使用するシーンに合わせ、モードを使い分けてみてください。
シャープ独自のプラズマクラスター25000を搭載しており、ニオイやカビ防止にも期待ができます。2つの除湿方式を採用したハイブリッド式で、1年中使用したい家庭によいでしょう。とはいえ、より高い除湿機能を求める人は、ほかの商品をチェックしてみてください。
プラズマクラスターをはじめとする多くの技術をさまざまな電子機器に応用することで、人々の生活の豊かさを実現してきたシャープ。
今回ご紹介するシャープ 衣類乾燥除湿機 CV-NH140は、2021年4月15日に発売された、ハイブリッド方式の衣類乾燥除湿機です。ハイブリッド方式とは、2つの除湿方式を融合していることです。
部屋の温度に合わせ、部屋を冷やして除湿するコンプレッサー式・乾燥剤とヒーターを通して除湿するデシカント式を自動で切り替え。夏に強いコンプレッサー式と冬に強いデシカント式のいいとこ取りのため、1年中快適に使えるとされています。
シャープの独自機能である、プラズマクラスター25000を搭載。普段洗えないスーツや部屋干し特有の不快な生乾き臭などのニオイを消臭する効果が期待できます。
また、乾燥中だけでなく乾燥終了後もイオンを排出することで衣類にニオイがつくことを防ぐ、「臭い戻り対策モード」もプラス。すぐに衣類を取り込めないときに便利でしょう。
除湿可能面積は、木造か鉄筋かで変わるため事前に把握しておく必要があります。50Hzを使用する東日本にお住いの人は木造なら14畳、鉄筋は28畳まで対応。また、60Hzを使用する西日本に関しては、木造なら16畳、鉄筋なら33畳まで対応可能です。
サイズは幅36.5×奥行23.5×高さ64.5cm。重さは約15kgでやや重めですが、4輪のキャスターがついているので部屋の移動はしやすいでしょう。
搭載されている機能は以下のとおりです。プラズマクラスターを活用した、除菌・消臭機能だけでなく、カビの増殖も抑制するカビバリア運転などの機能が充実しています。
今回は、シャープ 衣類乾燥除湿機 CV-NH140を含む除湿機全32商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
除湿力の高さ
衣類乾燥力の高さ
使い勝手のよさ
静音性
まずは除湿能力の高さの検証です。
温度・湿度を一定に管理できる「恒温恒湿槽」にて検証を実施。気温25℃・湿度80%に設定し、除湿機を「強」モードで稼働させて、30分後の湿度を確認しました。あわせて、検証後タンクに溜まった水の量も計量しました。
除湿能力の高さはそこそこ。開始15分で湿度は50%まで一気に低下しましたが、30分経過後には46%にとどまっています。タンクに溜まった水は77mL。比較した商品のなかでは中央値くらいです。
除湿について、比較した商品の平均が40%程度(※執筆時点)まで下がっていたことを考えると、やや物足りなさを感じる結果です。
次に、衣類乾燥力の高さを検証しました。
除湿力の検証と同じく、温度・湿度を一定に管理できる「恒温恒湿槽」を使用し、気温25℃・湿度80%に設定。同じ槽の中に濡れたTシャツ・タオル・靴下を500g分投入し、各製品を衣類乾燥の「強」モードで稼働させ、30分後の乾き具合をチェックしました。
衣類乾燥力は高評価を獲得。500gの衣類の重量は、乾燥後に435gまで減少しました。比較した商品の平均である438gとほぼ同レベルです。
衣類の乾き具合もGOOD。Tシャツには若干の湿り気が残りましたが、靴下・タオルはしっかり乾燥させることができました。
なお、本品は上下左右に動くワイドルーバーで、横幅165cmと広範囲に空気を届けられます。真下からの送風やスピード重視のスポット送風機能も可能なので、使用場面に合わせて使い分ければより効率的に衣服を乾かせるでしょう。
最後に、使いやすさと静音性の検証です。
それぞれの除湿機のタンク容量やキャスターの有無・重量・お手入れのパーツ数などを総合的に評価。よりタンクの容量が大きく、キャスター付きで移動が楽なものなどを高評価としました。
静音性については、除湿機から50cm離れた場所に騒音計を設置。弱・強モードそれぞれの音の大きさを計測し、比較をしました。
〈使い勝手の項目チェック〉
タンク容量は3.6Lと比較的大きめで、ハンドルとフタがついてました。重量は約15㎏とやや重めですが、4輪キャスターがついているので移動はしやすいといえます。また、1~9時間のタイマー機能に加えて、内径15mmの市販のホースをつなげることで直接排水することも可能です。
お手入れ箇所は、タンク・ユニット・本体・後ろパネルの4つと多め。比較したハイブリット式の商品のなかにはお手入れ箇所が2つのものもあったので、やや手入れの負担があるでしょう。
そのほか、内部乾燥機能があるのはうれしいポイントです。内部に残った水分を飛ばすことで、カビの発生を抑えられます。いつでも衛生的に使用できるでしょう。
騒音レベルに関しては、弱・強モードどちらに関しても平均をやや上回る結果になりました。弱モードでは46dB・強モードでは56.8dBを記録。なお、比較した商品の平均は弱で45.2db・強で54.1db(※執筆時点)でした。
環境省によると、50dBは書店の店内や、昼間の高層住宅に相当する騒音レベルです。シーンによっては、口コミ同様音の大きさを感じる可能性もあります。寝ている間などは、モードの調整をしてみてもいいかもしれません。
高さ | 64.5cm |
---|---|
除湿方式 | ハイブリッド式 |
タンク容量 | 3.6L |
定格除湿能力(50Hz) | 11L |
除湿可能面積(鉄筋) | 28畳(50Hz)/33畳(60Hz) |
ルーバー(羽)あり |
幅 | 36.5cm |
---|---|
奥行 | 23.5cm |
コードの長さ | 1.8m |
除湿可能面積(木造) | 14畳(50Hz)/16畳(60Hz) |
消費電力(除湿) | 275W |
消費電力(衣類乾燥) | 660W |
衣類乾燥時間 | 64分 |
最大運転音 | |
最小運転音 | |
フィルターあり | |
フィルター取り外し可能 | |
除菌機能 | |
消臭機能 | |
空気清浄機能 | |
衣類乾燥機能 | |
スポット乾燥機能 | |
冷風機能 | |
イオン機能 | |
自動ストップ機能 | |
連続排水機能 | |
タイマー機能 | |
温度センサー機能 | |
湿度センサー機能 | |
チャイルドロック機能 |
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最後に、稼働音が静かで除湿能力の高い商品をご紹介します。
夏のジメジメした空気も除湿できる商品をお探しなら、シャープ プラズマクラスター 衣類乾燥除湿機 CV-P120-Wがおすすめ。検証では、わずか10分で湿度を39%まで減少させました。また、稼働音も比較した商品の平均以下と静かです。ヒーターがないコンプレッサー式なので、蒸し暑い夏も使いやすいでしょう。
コロナ 衣類乾燥除湿機 CD-S6321は、一人暮らしの人におすすめ。除湿能力の検証では、30分で39%まで湿度が下がりました。騒音レベルは弱・強モードどちらも37.8dBとトップレベルの静音性を発揮。幅17×奥行36.5×高さ53.3cm重さ8.6kgコンパクトで軽量なので、置き場所に困らないでしょう。
高さ | 66.5cm |
---|---|
除湿方式 | コンプレッサー式 |
タンク容量 | 4.5L |
定格除湿能力(50Hz) | 11L(50Hz)/12L(60Hz) |
除湿可能面積(鉄筋) | 28畳(50Hz)/30畳(60Hz) |
ルーバー(羽)あり |
良い
気になる
幅 | 35.9cm |
---|---|
奥行 | 24.8cm |
コードの長さ | 2.0m |
除湿可能面積(木造) | 14畳(50Hz)/15畳(60Hz) |
消費電力(除湿) | 約260W |
消費電力(衣類乾燥) | 約308W |
衣類乾燥時間 | 約100分 |
最大運転音 | 46.1dB |
最小運転音 | 40.5dB |
フィルターあり | |
フィルター取り外し可能 | |
除菌機能 | |
消臭機能 | |
空気清浄機能 | |
衣類乾燥機能 | |
スポット乾燥機能 | |
冷風機能 | 不明 |
イオン機能 | |
自動ストップ機能 | |
連続排水機能 | |
タイマー機能 | |
温度センサー機能 | |
湿度センサー機能 | |
チャイルドロック機能 |
シャープ 衣類乾燥除湿機 CV-P120をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
高さ | 53.3cm |
---|---|
除湿方式 | コンプレッサー式 |
タンク容量 | 3L |
定格除湿能力(50Hz) | 5.6L |
除湿可能面積(鉄筋) | 14畳(50Hz)/16畳(60Hz) |
ルーバー(羽)あり |
幅 | 17cm |
---|---|
奥行 | 36.5cm |
コードの長さ | 1.8m |
除湿可能面積(木造) | 7畳(50Hz)/8畳(60Hz) |
消費電力(除湿) | 190W |
消費電力(衣類乾燥) | 190W |
衣類乾燥時間 | 136分 |
最大運転音 | |
最小運転音 | |
フィルターあり | |
フィルター取り外し可能 | |
除菌機能 | |
消臭機能 | |
空気清浄機能 | |
衣類乾燥機能 | |
スポット乾燥機能 | |
冷風機能 | |
イオン機能 | |
自動ストップ機能 | |
連続排水機能 | |
タイマー機能 | |
温度センサー機能 | |
湿度センサー機能 | |
チャイルドロック機能 |
コロナ 衣類乾燥除湿機 Sシリーズ CD-S6321をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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