頭皮環境を整えながら汚れやニオイをリセットすると謳うドライシャンプー、DHC 水のいらない リフレッシュシャンプー。インターネット上では「さわやかな香りで気分まですっきりする」とプラスの口コミがある一方、「ベタつきが残る」「ニオイが取れない」といった気になる評判も存在します。そのため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、DHC 水のいらない リフレッシュシャンプーを含むドライシャンプー全31商品を実際に使ってみて、マスキング力・仕上がり(頭皮のさらっと感)・使用感を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
DHC 水のいらない リフレッシュシャンプーは、さっぱりした使用感が魅力です。実際に使用したモニターからは、「汚れが落ちてさっぱりした感じ」といった声があがりました。比較したパウダータイプの商品と異なり水分を多く含むため、リフレッシュできます。スーッとするような清涼感は少ないものの、まずまずの爽快感が味わえるでしょう。
実際に使ったモニターからは、使い勝手のよさ・持ち運びやすいサイズ感が好評。ノズルを軽く押すだけで細かなミストが均一に広がり、広範囲に勢いよく噴射できます。「頭皮までしっかり届く」と好印象。大きめのスプレー缶タイプに比べて握りやすく、バッグに入れておけば汗をかいたときにすっきりできますよ。
ただし、マスキング力はあと一歩というところ。人工皮膚・毛髪に擬似汗臭を再現した液体を塗って乾かしてみると、つけた直後はアルコールにより汗臭を抑えられました。しかし、アルコールが飛ぶとニオイが復活。確認した専門家は、「ニオイが取れない」という口コミ同様に「汗臭を完全に抑えきれていない」とコメントしています。
「ウォーターシトラス」を謳う香りについては、モニターの好みが分かれました。「ほのかに香ってちょどよい」と回答した人がいる一方で、「制汗剤に近い香り」という声も複数あがっています。不快に感じるほどではありませんが、好みの香りを漂わせたい人は物足りなく感じることもあるでしょう。
惜しかったのは、水分の多さによるさらっと感・髪の立ち上がりの弱さです。さらっと仕上がる商品も多いなか「ベタつきが残る」という口コミ同様にペタペタ感を気にするモニターがいました。ふんわり感より、水分でさっぱりしたい人向きの商品といえます。さらさらヘアを復活させたいなら、ほかの商品を含めて検討してみてくださいね。
そもそもドライシャンプーは、水で洗い流さないシャンプーのことです。スプレー・ジェル・ミスト・シート・パウダー・ムースという6つのタイプがあり、サッと吹きかけたり塗ったりすることで頭皮や髪のベタつき・ニオイにアプローチ。災害・入院など有事や、登山・キャンプ・長時間のフライトなどで入浴できないシーンにもぴったりです。
今回ご紹介するDHC 水のいらない リフレッシュシャンプーは、ミストタイプのドライシャンプーです。DHCは、通信販売を中心に事業を展開するコスメ・健康食品などのメーカー。シャンプー・トリートメント・白髪染め・育毛剤など、ヘアケアアイテムも充実しています。
アミノ酸系のうるおいキープ成分・保湿成分のオリーブ葉エキス・チャ葉エキスを配合。地肌にうるおいをプラスし、すこやかな状態に整えると謳います。皮脂バランスを整える成分には、カプリロイルグリシンを使用。べたつきやかゆみの原因になりうる皮脂汚れを取り除き、すっきりした頭皮を目指すつくりです。
着色料・パラベン・シリコンは不使用で、頭皮と髪に配慮しています。
今回は、DHC 水のいらない リフレッシュシャンプーを含むドライシャンプー全31商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、マスキング力の検証です。
人工皮膚・毛髪に疑似汗臭を塗り、乾燥させてからドライシャンプーを使用。臭気判定士の石川英一さんに、汗臭が気にならなくなるか・シャンプーの香りと汗臭が混じって変化しないかといったポイントをチェックしてもらいました。
結果はまずまず。吹きかけた直後は、アルコールによって汗臭を軽減できました。人工皮膚・毛髪ともに、香料の香りが少し残ります。
しかし、アルコールが飛ぶとマスキングの効果が下がってしまいました。パウダータイプはニオイをしっかり抑えられた商品も多かったのですが、ミストタイプのこちらはやや力不足。専門家は、「汗臭を完全に抑えきれていない」とコメントしています。
口コミで「ニオイが取れない」という声を見かけたとおり、マスキング力に満足できない人もいるでしょう。とはいえ、まったく効果がないわけではありません。すぐにシャンプーできない日中の応急処置としては、ある程度の働きが期待できます。
続いて、男女各3人のモニターによる香りの検証です。商品を実際に使い、頭皮から香っても不快でないか・使いやすい香りかという2点について、それぞれ評価しました。
「ウォーターシトラス」と謳う香りは、モニター間で評価が分かれる結果に。口コミで「さわやかな香り」という声を見かけたように、柑橘の香りを好意的に受け止めた人もいました。一方で、「制汗剤のような香り」「薄くてあいまいな印象」という意見もあります。
とはいえ、香り自体はそれほど強くないため、「ほのかに香る感じがちょうどよい」「不快感がない」という声も複数あがりました。ミストタイプは香りが強い商品が多い傾向がありましたが、こちらは鼻に残るような強さではありません。柑橘系の香りが苦手でなければ、十分使いやすいといえます。
<香りについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、仕上がりを検証しました。
男女各3人がドライシャンプーを使い、頭皮のさらっと感・頭皮の爽快感・髪の立ち上がりについてそれぞれコメントしました。
ミストタイプは水分量があり、髪や頭皮が濡れるのが特徴。そのため、「さらっとというよりもややしなっとした感じ」「ちょっと髪が濡れたかなというくらい」といった声があがっています。口コミで見かけた「ベタつきが残る」という声と同様に、「ややぺたぺた感が残る」という意見もありました。
パウダータイプ・パウダー入りスプレータイプに比べると、皮脂のベタつきにアプローチする力は弱めです。脂性肌の人には、やや物足りない仕上がりといえます。
<頭皮のさらっと感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
爽快感はまずまずといったところ。エタノールやメントールを配合しているものの、スーッとするような清涼感はほとんどありませんでした。
一方で、「汚れが落ちてさっぱりした感じ」というプラスコメントがあがっています。「スッキリした香りで気分的な爽快感がある」という声も。水っぽさがないパウダータイプや無香料の商品と比較すると、ある程度リフレッシュできそうです。
<頭皮の爽快感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
水分量が多いため、髪の立ち上がりも期待薄。比較したなかには、生え際からふんわり立ち上がる商品もありました。それらと比べると、髪が濡れるぶん柔らかい質感になります。
モニターからは、「空気が含まれた感じはしない」「余計ペタッとした」といったコメントも。ボリューム感アップや前髪の張り付き防止を狙う人には、あまり向かない商品といえます。
保湿成分を含む商品ですが、「髪のきしみが気になる」「ツヤが消えた感じ」という指摘もありました。ダメージが気になる髪に使う場合は、頭皮を中心に少量を吹きかけるとよいでしょう。
<髪の立ち上がりについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ミストは噴射力が比較的強く、ワンプッシュで広範囲に塗布できます。モニターからは、「まんべんなく出る」「鏡を見なくても使いやすい」「頭皮まで届く」と好評。一度に出てくる量が少ない商品と比較すると、手間なく使えました。
「髪が濡れやすく、頭皮に直接つけにくい」という声も少数ありましたが、髪をかきあげるようにして使えば解決できるでしょう。
<塗布のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
容器は、男女ともに持ちやすい太さです。ノズルを軽く押すだけで、細かいミストが出てきました。ジェルタイプの商品は量の調節が難しい傾向がありましたが、ミストタイプのこちらはプッシュ回数で簡単に加減できますよ。
キャップもカチッとしっかり閉まります。総じて扱いやすく、快適に使える容器といえます。
<容器の使いやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
やや重いものの、持ち運びも可能なサイズ感です。「太いボトルでスペースを取る」という声が少数ありましたが、「わりとコンパクト」「持ち運べるくらいのサイズ」といった意見が主流でした。比較したなかにはより軽くコンパクトなものもありますが、こちらもカバンに入れて持ち運ぶことが可能です。
気圧の変化に注意が必要なガス入りスプレー缶タイプとは異なり、高山・飛行機のなかなどにも持っていきやすいですよ。
<持ち運びやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
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公式サイトでは、以下の使い方を推奨しています。
<使い方>
①髪と頭皮全体にスプレーする
②軽く揉み込んでから、タオルなどで拭き取る
使用量は、セミロングで10プッシュほどを目安にしてください。髪を持ち上げながらスプレーすると、頭皮により行き渡りやすくなりますよ。
水のいらない リフレッシュシャンプーは、DHCの公式通販サイト、および実店舗で購入できます。執筆時の価格は、150mL入りで税込880円(公式サイト参照)。通販サイトで購入する場合の送料は税込500円で、税込3,780円以上購入すると送料無料になります。
楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonでも、公式ショップを運営中です。各種ポイントを利用したい人は、ぜひ検索してみてください。
最後に、さらっと感が得られるドライシャンプーをご紹介します。
スティーブンノルのドライ シャンプー Nは、使用感もニオイのマスキング力もハイレベル。頭皮のベタつきが抑えられ、モニターから「頭皮がサラサラ」「爽快感がある」「髪がふんわりした」といった声が多くあがりました。清潔感のある石けんの香りが、汗のニオイをしっかり抑えます。
香りがないタイプが好みなら、パンテーンのボリューム ドライシャンプーもおすすめです。ほぼ無臭ながら、汗臭のマスキング力は優秀。使用したモニターの半数以上が頭皮のさらっと感を評価しました。髪もふんわりした仕上がりに。ポケットに収まる小さめサイズなので、持ち運びにも便利です。
タイプ | スプレー |
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香りの種類 | フレッシュフローラルウッディの香り |
良い
気になる
分類 | 化粧品 |
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内容量 | 80g |
使用期限(未開封) | 3年 |
ミニサイズあり |
スティーブンノル ニューヨーク ドライシャンプー Nをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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